青年革命児(詩)

朝と変わらない夜

目覚めると午前3時
昨日あれだけ走ったのに
深く眠れず
睡眠が浅かったらしい

昨日スーパーの中で
黒の夢に魅了された僕は
耐え難い渇きを覚えて
行くべき道に迷った

世の中では
住む家さえ
あるいは
肌の色さえ
なんてニュースが流れ
正義感が流れ

ただそのわりには
自分の選択肢に
たたかうのコマンドが無くて
何をすればよいのかわからず
様子を見るという
逃げるのコマンドを選んでいる

起死回生の超絶かっこいい
魔法で
世界を変えることが出来たらなあと
夢想する僕は
実際にそんなような方法を
眠くなるまで考えていた
学生の頃と
あまり変わっていない
むしろ年をとって
キラキラが減ったか

なあ敬愛なる仏様
わりと今の自分には満足しているよ
小説と自分を結びつけて
新しいスキルを覚えたりできるように
なったよ
そんな自分が好きだよ

でもさあ
僕にあの頃を
思い出す
コマンドがあったなら
真剣に
自分の行動で未来が変わるものと
信じていたキラキラを
もう一度取り戻したい

成長を続けるこの心と
老いていくことにあらがう
この体で
信じる美しさを
太陽のような勢いを

この世界に叩きつけたい

そうさ僕らは
まだやれる青年の魂
失敗したっていいじゃん
すぐに成功するかもしれないじゃん
だって生まれて間もないのは
いつになっても変わらないので
昨日ではない
今日の自分が生まれたのは
今日の黎明の頃なので

僕とあなたの
黎明の魂よ
これから少しの
一番深い闇を越えて
一番暗い時を越えて
また
新しい
世界を変える
かもしれない
一撃を
弱者の一撃を
愚者の一撃を
青年の一撃を
撃とうじゃないか

それが
太陽の末裔
星の子
青年革命児の
生き方なのだから

今日も
キラキラして見せてよ

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