スマートな遺伝子

心はずっと戦闘不能
どうやら少し疲れたみたい
消えてしまいたくなる雨の音に
選択することの難しさを思う

命はずっとくすんだ色で
なにやら輝く誰かを妬む
壊したくなる部屋の光に
幸運がもたらされることを待ってる

弱くても愛されるなんてことはなく
強くても不安はつきまとう
強靱な魂で幸せを感じるなら
孤独な運命を殺せるだろうか

ただ君と日々話すそれだけで
色んな矛盾にも耐えられる気がした
ただ君と付き合いたいと願うことは
きっと神も周りも不快にする行為だ

それでも私が願ってしまうのは
君と結ばれ無くても求めてしまうのは
遥か遠い昔から生きてきた遺伝子が
幸せになれることを知っているから

(フィクションです)

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