遊色フラワー(詩)

「遊色(ゆうしょく)フラワー」

春の風の中を行く

心の中の聖なる風が
甘い風と冷たい風を
かきわけていく

春の風の中を行く

ほめてもらえば
嬉しいが
それで揺るがぬ
心でありたい

評価されなければ
悲しいが
それで揺るがぬ
心でありたい

春の風の中を行く

風に揺れるアマドコロ
花言葉は
心の痛みがわかる人

時に

強い風が吹くが

吹けば吹くほど
僕の心の中の
聖なる風が
君を守ろうとする

なぜなら

冷たい風が

吹いて
吹いて
吹き荒れるからこそ
同じように
風に吹かれている
君のことがわかる

聖なる声で
聖なる風で
何者にも負けない
希望の言葉を
唱えていける

春の風の中を行く
風に揺れるアマドコロ

宝石の
ホワイトオパールを
見にまとうこの花は

希望の花

美しい色彩で
風に遊ぶ花よ

嬉しくても
悲しくても
最善を尽くせば

必ず希望の花が

咲き香るだろう

君の
胸の中に

希望の花が

咲き香る

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