noteの良さを活かすための方法~現状まとめ~(長文注意)

7月29日のごきげんよわない|jjunb|note(ノート)https://note.mu/jjunb/n/n3e072200edc1

現状のnoteの良さとは(1/10)

noteならではって何かがないとnoteブームがこないという話。

言わずと知れたnoteならではの何かと言ったら、課金機能があげられる。通常課金やマガジン課金、月額課金や限定課金(チケット課金)、共同運営マガジンなど非常に充実している。

どんなクリエイターに
noteは効果があるのか(2/10)

しかし、これらのバリエーションのある課金機能は力のあるクリエイターでないとあまり意味がない。どういうことかというと、面白い内容の記事や優れた音楽などでないと
、利用者がお金を払おうとしないのだ。ゆえに課金機能の強化で儲かるのは優れた商品を作れる力のあるクリエイターだけなのだ。

力のあるクリエイターにはnoteでないと
困る理由が薄い(3/10)

そして力のあるクリエイターは、別にnoteを使わなくても他の媒体で儲かっている人が多いので、noteを使う必要性が薄い。

例えばホリエモンは、有料メルマガや有料サロン、有料動画チャンネルなど、他の優良な有料課金機能を持った媒体をもっている。noteでなくても代わりとなるサービスがあるのだ。だからnoteで良い商品を作る必要性がない。必要性がなければ力を入れて使われることはない。さらにいうと現状、課金機能が優れているだけで、商品作成機能が高いわけでもなく、集客機能が優れているわけでもないnoteは、それらを持つ他の媒体に、負けるべくして負けている。

もちろんイケダハヤトさんのようにnoteで大成功をおさめた著名人もいるのだが、それはイケダハヤトさんが継続有料課金機能を持つ媒体に力をそれほどいれてなかったから出た結果だ。もし彼がホリエモンのように有料メルマガに大きな力を入れていたら、note以上の結果を有料メルマガで出していただろう。

力のないクリエイターにとって
noteはどんな存在か(4/10)

優れた課金機能を持つnoteは、力のあるクリエイターのみが儲かる仕組みになっているとすでに論じた。

では力のないクリエイターにとって、noteは無意味なのだろうか。
ものを売るという点においては、noteは無意味に等しい。先程も論じた通り、優良なコンテンツを作れないクリエイターは、儲からないようになっているからだ。

しかし、単にクリエイター同士が交流するための媒体としては、そこそこ使える媒体だ。

フォローラッシュを使えば一夜にして100人を超えるフォロワーが作れるのは、Twitterでは通常出来ないことだし、トークノートやテキストノートで書いた文章に、頻繁にコメントがもらえるのは、タイムラインのないブログにはできないことだ(読者登録機能のあるアメブロなどは別かもしれない)。

Facebookはタイムラインがあるが、広告がノイズだし、惰性で友達になった人からのノイズ的な情報があり、あまりタイムラインが有効に機能しない。一度承認したら解除しづらい相互承認の必要な友達機能でなく、フォローフォロワーの関係でノイズを簡単に除去できるnoteはなかなか快適なSNSと言える。

mixiのように相互承認で関係ができるわけではないので、知らない人とも気軽に関係が築ける。mixiで友達申請をして承認されるにはコツと気合いが必要だが、noteでフォローするのにコツも気合いも必要ない。楽天プロフィールのように人間関係のみで繋がっているわけでもなく、人脈が有益なものに変換しやすいので、誰かに無言でフォローされても嫌な気持ちになることは少ない。

力のないクリエイターが儲けるためには
今後noteはどうなればいいのか(5/10)

今後、note儲かり、役に立つ媒体として生き残るためにはどうすれば良いのだろうか。

一つは、力のない一般クリエイターでも儲かる媒体に、noteが変わることだ。

もう一つは、力のあるクリエイターにとって、他の代替媒体以上に儲かる媒体にnoteがなることだ。

一つ目の一般クリエイターの件に関して考察する。
(二つ目に関しては今回考察しない)

ビジネスには四つの柱が存在する。

・商品
・集客
・教育
・販売


の四つだ。

良い商品を作って、人を集めて、人にその良さを理解してもらって、お金を払ってもらう。この流れを強化することが売り上げを伸ばすことに繋がる。

noteの力のないクリエイターに上記の四つの何が欠けているかというと、良い商品を作ることと、人を集めることが特にできていない。商品と集客だ。

教育は先に述べた通り、noteはクリエイター同士はそこそこ交流できるので、比較的悪くない。販売も課金機能は充実しているのでこれも大丈夫だ。

力のない一般クリエイターは、商品の強化と集客することをしていく必要があるのだ。
逆に言うと、noteの存在価値は現状では「教育」と「販売」にあると言える。

商品を強化し、集客をしていく方法とは(6/10)

ではどうやって、一般クリエイターは「商品」強化と「集客」をしていけば良いのか。

まず商品強化だが、方向性が二つある。一つ目は自分で商品を作るという方向性だ。二つ目は商品を他人のものを使うという方向性だ。

一つ目の、「自分で商品を作る方向性」の良いところは、利幅が大きく、自分で作った商品なのでやりがいも大きいということだ。逆に悪いところは、素人には良い商品を作るのは難易度が高いし、良い商品を作れるように成長するまで時間がかかることだ。

二つ目の、「他人の作った商品を売る方向性」の良いところは、商品を作るのは他のプロにまかせるという方法だ。商品を用意する難易度は低く、すでにできあがった商品を売るので時間もかからない。逆にこちらの悪いところは利幅が少なく、自分で作った商品ではないのでやりがいや達成感が少ないということだ。さらに売れる商品を選ぶ力が必要なところも大事なことだ。

自分で商品を作る方向性(7/10)

仮に一つ目の、自分で商品を作る方向性で行くとしてnoteでどうすればいいのだろうか。

まず優れた商品を作らなければいけないので、自分自身の商品(文章なり音楽なり)を良いものに変える仕組みが必要だ。

勉強するための本や新聞などの情報媒体に投資したり、商品作りを強化してくれるサロンや塾や学校に入ったり、セミナーに行ったり、商品作りを教えてくれるメンター(師匠)に師事したり、切磋琢磨して情報交換できる仲間を増やしたりするのだ。

これらのことをnoteで用意するのは大変かもしれない。というか今までの方向性と違いすぎて、今から商品強化をnoteでやろうとするのは微妙だろう。できてイケダハヤトさんの課金記事を買って勉強したりするくらいだ。

楽天市場がやっている会員向けのサービスの楽天大学のようなものを、noteでやるとかするなら話は別だが。
NOTE UNIVERSITY(ノート大学)みたいな感じで。

まあやるにしても早くて一年後とかになりそうだし、noteで今すぐにできる仕組みではない。

よって二つ目の、他人の作った商品を売る方向性を検討する。

自分の商品を作りたい場合はnote以外の場所で商品を作る力を鍛えてくる必要があるだろう。

他人の作った商品を売る(8/10)

商品を強化する方向性の二つ目、他人の作った商品を売ることに関して。ブログにはアフィリエイトという簡単に他人の作った商品を売る仕組みが存在するが、noteにはほとんどそのような仕組みは存在しない。

共同運営マガジンが複数人で他人の作った商品を売る仕組みになっているが、それは自分も対等に同じような商品を作ったりサポートできたりするのが前提にある。だから例えば、優良商品を多数持っているイケダハヤトさんの商品を売ることは、一般noterはできない。

ここで他のnoterの商品を売る、note版アフィリエイトができたらだいぶ変わるかもしれない。

集客を自分が担当して、他の人の商品を売ることを代理店ビジネスと呼ぶが、代理店ビジネスができないnoteは、やはり優良な商品を用意できない一般クリエイターにとっては、儲けになりづらいようだ。

まとめると、現状では商品を自分で作って用意するしかないが、商品を作る力をnoteで効率的につけることは難しいので、他の媒体を使いながら、noteも使っていくということになる。

noteで集客するには(9/10)

仮にそれなりに良い商品なりサービスを用意できたとする。次に問題になるのが集客の面だ。
商品を買ってくれる顧客を集めなければならない。
noteにて他の誰かと出会う方法は以下の8つだ。

0・相手からフォローやスキやコメントされた時に知る

1・ハッシュタグで検索する
2・運営に選ばれて紹介される
3・名前で検索する
4・検索して見つかった人の
  フォローしてる人一覧から飛ぶ
5・上記の人のフォロワー一覧から飛ぶ
6・上記の人や自分にスキを押した人に飛ぶ
7・上記の人や自分にコメントをしている人に飛ぶ
8・他の媒体からnoteに引っ張ってくる

つまり、集客方法はこれらの中から選ぶことになる。

これらの他に

9・新着(noteに登録して1週間以内)ユーザー一覧
10・コメント数が多い人検索
11・カテゴリー検索

12・ユーザーランク(Googleのページランク的な)

なんかもあると良いが実装されていないのでとりあえずおいておく。

note集客の方法として、有効なのは単純だが、4,5を使ってフォローしてリフォローしてもらうという、不特定多数の注意を引く方法だろう。これで広く浅くフォロワーを得ることができる。その後商品を買ってもらえるかどうかは、自分の腕次第だが。

狭く深くフォロワーを得たい場合は7,8をするのがいいだろう。7はコメントをする人はコメントをする習慣があるということを使って集客するわけだ。8はnoteで集客するのは諦めて、ブログやメルマガ、Twitterや動画サイトから自分のファン的な人を引っ張ってくる方法だ。

結論(10/10)

以上見てきたように、noteは顧客の教育、販売という面では健闘しているが、肝心の「商品」「集客」の点でいまいちなので、note単体でビジネスをやろうとすると苦戦するだろう。まあ顧客の教育の面ではテコ入れがほとんどされてない状態でもあるので、こちらももう少し改善されることが期待される。

noteの集客の面を改善するためには、最近見たサイトで、NewsPicksというのが参考になる。非常にコメントが盛り上がる仕様になっていたので、あのように一つのニュースにコメント入れて盛り上がれる仕組みは集客しやすいので取り入れても良いと思う。コメントしたら、その文章が自分のタイムラインに上がるみたいな仕組み。タイムラインに上げるかどうか、オンオフできるとなおいい。mixiのニュースみたいに、ニュースに関する日記(noteでいうテキストノート)が閲覧できるような仕組みも、知らない人同士を繋げる良い仕組みだ。

繰り返しになるが、現状noteで商品や集客を強化する方法は十分ではない。なので他の場所で商品を作り、集客をする必要がある。それに関しては長くなるので別の機会にする。

蛇足かもしれないが、今回のビジネスの四本の柱は、これからしたいと思うビジネスの評価指標として使える。例えばnoteなら。商品2(/10以下略)、集客3、教育6、販売8、ってな具合で筋が悪いビジネスなのか、良いビジネスなのかがよくわかる。筋が悪くてもどこを強化すれば筋の良い商売になるかもわかる。

さらにビジネスの4本にプラス一してオリジナルの柱を加えてみるのも面白い。例えば「推薦」。シェアされやすさや、口コミの起こりやすさ、応援してくれるファンの作りやすさをまとめて推薦とし、指標に加えると、また違った角度から見える。

ではこのへんで

★星野敬児でした(*´ω`*)♪

以下関連ノート。まだ読んでない人はついでにどうぞ。

「長文注意」SNS的サイトの比較とnoteのこれから|tsubobo|note(ノート)https://note.mu/tsubobo/n/n8e26267318b5

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