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いい人だからといって好きになるわけじゃない。

ほんの数日前に気づいたこと。

長年築いてきた価値観をあっさりと自分でひっくり返してしまった。

中学生の時、自分はなんて嫌な奴なんだろうと気づいてから、いい人になる努力をしてきた。

人には優しい心で接し、八つ当たりされても今日はついてなかったんだろうと勝手に許した。

そしてその言動を日々心がけた結果、シンプルに、「人を大切にできる人は、また人に大切にされる」という価値観が私の中で自然と成立していた。

人に優しい人は、好かれるはずだと。

でもそんなことはなかった。そう思った理由がある。

私の職場はいい人ばかりだ。

しかし、彼らが会議に出ると、途端に「いい人」の魅力は消え去ってしまう。

彼らは全員が話し終わるのを待ち、自分から意見を言うことはほぼない。

意見を言ったとしても、上司に強く非難されたり意見を返されたら、たちまち存在を消す。

常に空気を読み、人を気遣っているのだ。
「もし自分が言ったことで、他人の気分を害したら?」
そんな不安がきっと付き纏っているのだろう。

彼らは、やりたくないと心の中ではっきりとわかっているのに、それを口に出せない。

「人への気遣いなんか皆無な人」に対しても彼らは身を縮めて様子を窺っているのだ。

このような状況が続くと、「間違った考えを持つ人間だけの価値観だけで物事が進み、誰もその問題を指摘できなかったために、同じ過ちを繰り返してしまう」なんてことが容易に起きる。

人や自分を傷つけてでも物事を前に進める勇気や自信を持ち合わせてる人が少なすぎる。

私は時に相手を傷つけてでも、前に進めるためなら意見することがある(もちろんオブラートを100枚くらい包み、何て言葉で伝えようか時間をかけて悩む)。

意見を持つのに吐き出さない彼らに、私は心底イライラしていたのだ。 

「いい人」だと好意を持っていた彼らに対して、苛立ちや嫌悪を自分が感じていると気づいた時、

素直に彼らのことが好きじゃないということに気づいてしまったのだ。

こんなことは初めてだった。まさかいい人を嫌うなんて、ありえないことだった。

ふとくだらない事がよぎった。

もうこれからは、「この会社は問題アリだけど、人はいいから。」と、いつも言っていた言い訳が言えなくなってしまった。

いい人って、なんだろう?


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27歳。考えるのが好き。人の個性に強く惹かれます。
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