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勘違いされがちなネイルケア①

ネイルケアは難しいです。ネイリストでさえ一つひとつの工程において、理解している方は少ない…ケアしているつもりで、実は傷めているだけかもしれませんよ。

ご覧いただき、ありがとうございます。
美爪育スタイリストFumikaです。
私がnoteに記す内容はネイリスト様向けですが、一般の方にも「へぇ~」「知らなかった」「面白い!」と思っていただけるような情報を不定期にお届けしていきます♪
どうぞよろしくお願いいたします。
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第6回目のテーマは「勘違いされがちなネイルケア①」です。

ネットで調べると、
たくさんのセルフケア方法が出てきます。
ですが、当然すべてを鵜呑みにしてはいけません。

爪は思った以上に繊細です。
なかには、うまれたばかりの爪を
傷つけてしまうようなやり方が
紹介されていることもあります…

そこでこの記事では、
ネイルケアの工程だけでなく
なぜその工程に及ぶのかまでを
紹介させていただきますね!
1つずつの工程を丁寧に説明しますので、
数回にわけてお届けします。

最後までお付き合いいただけると
嬉しいです♪

まずは、爪の形を整える工程について。

エメリーボード(爪やすり)
※画面左はウッド、右はステンレス
  • 爪切りが良くないと言われる理由は?

    一番の理由は、
    爪が割れてしまう可能性があるからです。

    爪切りの衝撃は想像以上に大きいです。
    爪にはカーブがついていますが、
    そのカーブを強制的にまっすぐ伸ばし、
    バチンと切ることになります。

    当然、爪に負担が掛かるため
    亀裂が入ってしまう可能性が
    あるのです。

    また3層に分かれている
    爪の構造上、
    爪切りの衝撃により
    層がバラバラになってしまう
    可能性もあります。

    いわゆる「2枚爪」に
    なってしまうということです。

  • ただし、長く伸びている場合は爪切りを
    使っていただいてかまいません。
    爪のカーブに沿って短く切ったあと、
    爪やすりで整えていきます。

実は…
爪切りの方が、扱いは難しいです。
  • 爪やすりを使おう
    爪切りの代わりに使用されるのが、
    爪やすり。

    爪を少しずつ削ることによって、
    大きな負担を掛けることなく
    形や長さを整えることができます。

    また角度に気を付けながら
    削ることで、
    爪の断面がバラバラに
    なることなくつるんとした状態に
    仕上がります。

直角にやすりを当てることで
爪を薄くすることなく、削ることができます。
  • 基本的な爪やすりの使い方
    やすりの右端や左端を
    つまむようにして持ちます。

    やすりを振ったときに、
    ユラユラと揺れるくらいの力で
    持ってください。

    子どものころ、
    鉛筆をグニャグニャに見えるよう
    揺らしませんでしたか?笑
    あのようなイメージです。

力を抜いて持ちます。
  • まずは爪の長さを整える
    爪に対してまっすぐ90度に
    当てます。

    なぜ90度なのかというと、
    爪に出来るだけ厚みをもたせる
    ためです。

    45度で、と解説している方も
    いらっしゃいます。
    もちろん間違いではありません。

    削った際に、
    爪の3層のうち一番下の層に
    「バリ」と呼ばれる
    薄い皮のようなものが
    出来るときがあります。

    45度で削ると、
    そのバリが一緒に取れることが
    あるため、
    時短につながるのです。

    ですが爪の断面は斜めに
    仕上がるため、
    先端がどうしても薄く
    なってしまいます。

    90度に当てて削ることで、
    厚みのある爪に仕上げて
    割れにくい爪へと整えます。

90度に当てて、削っていきます。
  • 端から端までやすりを動かす

    やすりの長さを活かして、
    端から端まで
    優しく一方方向に引きます。

    爪の層がバラバラになる
    可能性があるため、
    往復でゴシゴシはしません。


    おすすめの長さは、
    白い部分が2・3ミリ程
    残るくらいです。
    生活をするうえで、
    衝撃が加わることは
    避けられません。

    だからといって、
    ギリギリまで短くしてしまうと
    ピンク色の部分もどんどん
    短くなり、
    子どものような爪に形が
    変わってきてしまいがちです。

    それは、
    指からの圧力を受ける部分が
    小さくなるということでも
    あるので、
    物を掴みにくくなったり、
    ボールが投げづらくなったり
    様々な障害に繋がります。

    逆に長すぎても、
    衝撃が加わった際に、
    折れやすくなってしまいます。

    ですので、削る長さは
    2・3ミリをおすすめします。

①やすりの端から・・・
②端までまっすぐ動かす。
  • 形を整える

    形を整える際は、
    爪やすりを爪と皮膚の間に
    優しく入れ、
    少しずつ角度をつけながら
    削っていきます。

    一度に丸みを持たせるのではなく、
    初めはまっすぐに、
    そして爪やすりを少しずつ
    斜めに動かしながら、
    角を丸くしていくイメージです。

    そうすることで、
    両方の角の形を左右対称に
    整えることができます。

①少しやすりを傾けて削る。
②さらに角度をつけて削る。
③角度をつけて削った部分が繋がるように
意識しながら丸みを持たせていく。
  • バリ処理をする
    爪を削ると、
    どうしても爪裏にバリといわれる
    ものができてしまいます。

    そんなときは、
    爪やすりを優しく爪裏に当てて
    こすり取ります。
    力を入れてしまうと、
    せっかく整えた形が崩れて
    しまうので、
    あくまでも優しく当てていきます。

    どうしても難しい場合は、
    ガーゼハンカチ等を親指に巻き
    拭き取ります。

爪の先にヒラヒラしたものが見えますか?
これがバリといわれるものです。
力を入れてしまうと、爪が削れるので注意。
あくまでも優しくこすり落とすイメージです。

これで形を整える工程、終了!

理由がわかれば、
安心してケアが出来るかと思います。
ぜひ爪やすりに挑戦してみてくださいね♪

次回は、甘皮処理について
解説していきます。

ではまた。



美爪育スタイリストとは?
◎爪の構造を理解したうえで爪ケアをおこなう
◎ケアのみで地爪育成をおこなう
◎悩み爪にジェルを併用して爪ケアをおこなう
◎生活スタイルに合わせて美爪へとメイクする

つまり、爪の知識を深めたうえで叶えたい美爪をプロデュースするのが美爪育スタイリストです。

爪や皮膚の状態には、個性があります。
そして好みや叶えたい理想の美爪にも個人差がある!なので、1つの方法で対応するというのは難しいです。
だからこそ、
「えっそんなことまで聞くの?」
と驚かれる美爪育カウンセリングと、悩みに寄り添う技術で未来を見据えたネイルをさせていただきます✨

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