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勘違いされがちなネイルケア②

とんでもなく危険な甘皮処理をしていませんか?!やり方を知っているから出来るというものではありません…爪のトラブルを引き起こす原因をご自身で作っているかもしれませんよ。

ご覧いただき、ありがとうございます。
美爪育スタイリストFumikaです。
私がnoteに記す内容はネイリスト様向けですが、一般の方にも「へぇ~」「知らなかった」「面白い!」と思っていただけるような情報を不定期にお届けしていきます♪
どうぞよろしくお願いいたします。
*******************
第7回目のテーマは「勘違いされがちなネイルケア②」です。

少し長くなってしまいますが、
甘皮ケア(キューティクルケア)について
丁寧にお伝えしていきます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです♡

ネイルケアだけでも、
爪は美しく映えます。

 ̄ ̄ ̄
ネイリストでしたら、
必ず意識しておかなければならない職域。

「爪そのものに異常がなく、爪の周囲にも化膿や炎症がなく、且つ、糖尿病等の疾患に伴う専門的な管理が必要でない場合に、その爪を爪切りで切る事、及び爪やすりでやすりがけする事が医師でなくても認められている。」(医師法第17条)

ネイリストは上記に従って施術をおこないます。

そして当然、皮膚を切ってはいけません。
でもキューティクルケアをするとき、
キューティクルをニッパーで切ってる…?

そう疑問に思ったことはありませんか?

あれは、あくまで「角質」を取り除いているのです。

角質のある爪は、
ガサついて見えます。

爪表面にこびりついている
ルースキューティクルという角質、
そして剥がれ落ちなかったキューティクル(皮膚)の余分な角質。

この2つをニッパーで取り除いているのです。

ご自身の肌でも、
ピーリング剤を使用して
剥がれ落ちなかった角質を取り除きますよね?

それと同様だと思ってください。

40代女性 医師
ネイルケア(施術時間約60分)
※施術効果には個人差があります。

それでは、
キューティクルのどこを取り除けば良いのか?

それははっきり言いますと、
セルフネイラーさんの独学や
ネットから拾ったデータでは
残念ながら、わからないと思います。

ネイリストは、
肌の質感やお客様の職業などから情報を得て、
どこまで処理をするのか決めているのです。

そして1度の施術ですべてのキューティクルを
つるんと仕上げるかというと、
そうではありません。

いきなりすべてのキューティクルを
押し上げる(形を整える)と、
かえって爪に負担が掛かったり、
爪周りがガサついたりする方も
いらっしゃるからです。

これはたくさんの方に施術をし、
経験を積み上げていくからこそわかること。

つまりケアの方法を知っているだけでは、
キューティクルケアはできないのです。

30代女性 事務職
最強のネイルケアコース 施術時間1回約60分
(適切な方法で定期的にネイルケアをおこなった場合)
※施術効果には個人差があります

前置きがとても長くなりましたが…
キューティクルケアはネイリストにお任せした方が
無難だということをご理解いただいたうえで、
工程をご覧ください♡

  • まずはキューティクルをふやかす
    お湯で2〜3分ふやかします。
    長すぎても短すぎてもケアにふさわしい状態になりません。
    これは、皮膚や爪が水分によってどれだけ膨張するか等が関係しています。

  • リムーバーもしくはクリームを塗布する
    キューティクルをスムーズに押し上げたり剥がしたりするために、キューティクルリムーバーもしくはクリームをキューティクル周りに塗布します。
    成分によっては乾燥を招くため、プッシャーで押し上げたあとリムーバーを洗い流すこともあります。

メタルプッシャーを使用して
ルースキューティクルをはがしている
  • プッシャーで剥がしたり押し上げたりする
    まずは爪の表面にこびりついたルースを剥がします。
    このとき正しいプッシャー使いができていれば、圧力はほぼ感じないはずです。
    少しでも強いと感じたら、ネイリストにお伝えください。
    そして次に、キューティクルも形を整えるように押し上げます。
    爪と爪の間を少し開けるように押し上げるイメージです。このときも痛みなどは、一切感じないのが当たり前です。

    プッシャーの先は鋭くなっているため、角度を間違えると爪やキューティクルを傷付けます。
    爪自体が剥がれてが薄くなってしまうだけでなく、菌やウイルスが入り込みトラブルを起こす可能性もあるので要注意です。

キューティクルニッパーで
余分な角質を取り除いている
  • ガーゼクリーンしながらニッパーワーク
    押し上げたキューティクルを濡らしたガーゼで拭き取りながら、ニッパーで余分な角質を取り除いていきます。
    このときキューティクル以外を切ってしまうと出血します。キューティクルなのか違うのか、この判断をするのも難しいです。


  • 最後にキューティクルオイル
    キューティクルオイルを爪裏から垂らし、軽く指先のトリートメントをします。
    爪裏から垂らすことで、溝を伝い根元までしっかり潤います。
    また指先を優しくつまんだり擦ったりすることで血行が促進されて指先まで栄養が行き渡るようになります。

    ケア施術を受けられるのが初めての方は特に、ニッパーワークでさかむけになってしまうことがあります。
    切り口を繋げていくようにニッパーで取り除いていきますが、どうしても人がおこなう作業なので繋がらない場合があるのです。
    定期的な保湿をホームケアとして取り入れてもらうことで、さかむけは出来にくくなります。

30代女性  技術職
最強のネイルケアコース(施術時間1回約60分)
プロが定期的にネイルケアをおこなうことで
爪を健康的に美しく整えることができます
※施術効果には個人差があります

もしご自身でキューティクルケアをしたい場合、
お風呂あがりにウエットティッシュやガーゼを
指に巻いてクルクルと優しく拭き取ってください。
これでもずいぶんと綺麗になります。

圧力を掛けてしまうと爪の根元を傷め、
生えてくる爪に凹凸ができてしまう場合があるので
慎重におこなう必要があります。

某ショップでストーンプッシャーが
ネイルケア用品として売られていますが、
爪を傷めずにキューティクルを
ケアするのは困難です。

爪表面を削り取る可能性があるだけではなく、
過度な押し上げにより、
爪の根本が腫れ上がるなどのトラブルを
起こす可能性もあります。

ジェルネイル前で使用するなど
別の目的があれば良いですが、
ネイルケアはあくまで
「健康的に美しく」
お手入れすることが目的です。

10代 学生
最強のネイルケアコース(施術時間1回約60分)
美しく整えていくことで噛みグセの悩みも解決できます
※施術効果には個人差があります


以上、
ネイルケアについてお伝えさせていただきました。
参考にしていただけると幸いです♪



美爪育スタイリストとは?
◎爪の構造を理解したうえで爪ケアをおこなう
◎ケアのみで地爪育成をおこなう
◎悩み爪にジェルを併用して爪ケアをおこなう
◎生活スタイルに合わせて美爪へとメイクする

つまり、爪の知識を深めたうえで叶えたい美爪をプロデュースするのが美爪育スタイリストです。

爪や皮膚の状態には、個性があります。
そして好みや叶えたい理想の美爪にも個人差がある!なので、1つの方法で対応するというのは難しいです。
だからこそ、
「えっそんなことまで聞くの?」
と驚かれる美爪育カウンセリングと、悩みに寄り添う技術で未来を見据えたネイルをさせていただきます✨

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