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伊勢神宮参拝(その4)~月讀宮、月夜見宮~

別宮には2つの「つきよみのみや」があり、どちらにも「つきよみのみこと」が祀られています。とはいえ表記が違います。内宮の別宮が「月讀宮」、外宮の別宮が「月夜見宮」となっています。

まずは、「月讀宮」に。

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月讀宮(つきよみのみや)
御祭神 月讀尊(つきよみのみこと)
ご祭神の月讀尊は、天照大御神の弟神です。「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。別宮が4つ並んで鎮座していて、右から月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮となっています。

今回は車で参拝したので駐車場がある裏参道からのお詣りになりました。

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裏参道の鳥居をくぐると右手に「葭原神社」があります。内宮末社になり、田や畑を守る五穀豊穣の神を祀っています。こちらにもしっかりお詣りを。

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参道を進むと、立て看板があり、お詣りする順番が書かれていました。なぜこの順に並んでいるのかはわかりませんが、元々は今とは違って、1つの囲いの中に社殿が4つ並んでいたそうなので、それが関係しているのかな?とおもいます。

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4社揃って・・・入り切りませんね(^^ゞ手前から伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮、月讀宮、月讀荒御魂宮です。基本的な同じ造りですが、月讀宮が他に比べて少し大きな作りになっています。

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つづいて「月夜見宮」に向かいます。こちらは同じ月夜見尊を祀っていますが、外宮の別宮という位置づけです。

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月夜見宮(つきよみのみや)
御祭神 月夜見尊(つきよみのみこと)
月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿にお祀りしていましたが、月夜見宮は、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしています。境内には樹齢数百年の楠を始め、たくさんの木々に囲まれ、市街地と思えない静かで穏やかな佇まいです。

鳥居の向こうが薄暗く、なんだか別世界への入口みたいですね。

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月讀宮の4社並列の荘厳さとは正反対に、ひっそりとした印象を受けますが(参拝した順番のせいもあるかもしれませんが(^^ゞ)、シンとした空気を感じます。

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月夜見宮社殿の右手奥に進むと、外宮摂社の高河原神社が鎮座。まだ新しい社殿でしたが、いつ建て替えられたのかな?

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境内には立派な楠を初め多くの木々に覆われていて、本当に街中にあるとは思えません。いるだけで清められているような気がします。

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近くにはお稲荷さん。祀られている御神木は一部が焼けて炭化しています。これは、焼夷弾によるものだそうです。

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この楠が焼夷弾を受けましたが、そのおかげでこの地域が守られたとか。そんなことから地元の方がお祀りしているようです。神宮の管轄にあるわけではないようです。

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右が「月讀宮」左が「月夜見宮」の御朱印です。

さて、正宮の近くにある別宮はここで終了。ここからは車で少し移動し、「伊雑宮」を目指します。

(つづり)


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