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伊勢神宮参拝(その1)~豊受大神宮~

御朱印巡りをするようになって2年。念願の伊勢神宮参拝です。参拝自体は2度目ですが、御朱印を頂くようになってからは初となります。この日は8時前に豊受大神宮(外宮)に到着しました。

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表参道の火除橋。流石にまだ参拝者は少ないですね。

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手水舎で清めたら第一鳥居をくぐって行きます。

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参道は朝の静かな空気と厳かな空気とで歩いているだけで清められていく感覚になります。心地の良い風が吹いてきて、とても落ち着きます。二の鳥居が見えてきました。この先に正宮が鎮座されています。

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【豊受大神宮(とようけだいじんぐう)】
 御祭神 豊受大御神
 御鎮座 雄略天皇22年
 伊勢市の中心部、高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神をお祀りし、古くから内宮に対して外宮と並び称されています。今から約1500年前、天照大御神のお食事を司る御饌都神として丹波国から現在の地にお迎えされました。内宮の御鎮座から約500年後のことです。以来、外宮御垣内の東北に位置する御饌殿では朝と夕の二度、天照大御神を始め相殿神及び別宮の神々に食事を供える日別朝夕大御饌祭が続けられています。(公式HPより)

いよいよ正宮にお詣りです。板垣南御門をくぐり外玉垣南御門の前でお詣りします。日々無事に過ごせていることへの御礼、お詣りに来ることが出来たことに感謝をします。手を合わせていると、日々の雑念が消えて心がとても落ち着きます。

この後は、域内別宮に参拝です。外宮には「土宮」「風宮」「多賀宮」の3社があります。

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別宮に向かう際に、この石橋を渡りますが、亀石といわれています。

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【土宮(つちのみや)】
 御祭神 大土之御祖神
 古くから山田原の鎮守の神でしたが、外宮の鎮座以後は宮域の地主神、宮川堤防の守護神とされ、平安時代末期に別宮に昇格しました。

亀石を渡って進むと右手に鎮座しています。他の別宮は全て南面しているのに対し、この土宮だけが何故か東面しているそうです。平安時代の造営の際にも検討されたそうですが、従来通り東面して建てられたそうです。

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【風宮(かぜのみや)】
 御祭神 級長津彦命 級長戸辺命
 御祭神の級長津彦命、級長戸辺命は風雨を司る神で、内宮別宮の風日祈宮のご祭神と同じです。雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古より正宮に準じて丁重にお祀りしています。

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【多賀宮(たかのみや)】
 御祭神 豊受大御神荒御魂
多賀宮は、外宮に所属する四別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。

荒魂(あらみたま)とは、神様の荒々しい、勇猛な、戦闘的な側面を表しています。それに対して神様の優しい、穏和な側面を和魂(にぎみたま)といいます。荒魂と和魂は同じ神様の御魂ではありますがあまりにも違うため、別々にお祀りすることがあります。皇大神宮の別宮、荒祭宮もそうですね。

少し奥まった石段を登った先になるので、一層に神聖さが増すようにも思えます。

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別宮へ進む参道の手前に鎮座する「三ツ石」。三個の石を重ねた石積みで、この前では御装束神宝や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓が行われます。たまに、こういう石などに手をかざしている人がいますが、祓戸なので、帰って失礼な行為に当たるので、注意しましょう。

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正宮の隣にある古殿地。前回の遷宮まで、正宮が建っていた場所ですね。正宮の広さが伺えます。

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神楽殿にて御朱印を拝受。このシンプルさに、かえって迫力を感じます。今回は事前に神宮会館の通信販売で購入した蒔絵の御朱印帳を準備していきました。とても素敵です。

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お詣りを終え、再び表参道を戻ります。本当に気持ちの良い空間です。朝早い参拝は、他の参拝者も少なく、とてもいいですね。続いては、いよいよ皇大神宮(内宮)へ向かいます。

(つづく)



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