見出し画像

京都寺社巡りの旅⑨~三十三間堂・清水寺~

 伏見稲荷大社を後にして京都市街に。新幹線の時間まで、駅からそこまで離れない寺社を巡ることに。

三十三間堂

 一般には三十三間堂と呼ばれますが正式には蓮華王院といいます。ご存じ横に長く伸びたお堂です。中には千手観音坐像を中心に左右合わせて1000体の観音立像が並び、その手前には風神、雷神、二十八部衆が並ぶ圧巻の光景が広がります。

 お堂を仏像を見ながらゆっくり歩いていくと丈六の千手観音坐像が鎮座します。やはり迫力がありますね。その側に朱印所があります。悩んだんですが、御朱印帳もいただきました。

御朱印

清水寺

 もはや何の説明もいらない、清水寺です。坂の途中の有料駐輪場に自転車を置いて向かいます。が・・・凄い人(^^ゞ老若男女、大勢が所狭しと歩いています。完全に、コロナ以前に戻ったようですね。よかったよかった。

手前が西門、奥が三重塔

本堂

本堂入り口の門

 仁王門をくぐり西門、三重塔と進み、拝観料を払って清水の舞台へ。こちらも凄い人。まずは大黒天がありますがお詣りの列。私は並ばず、横から失礼しました。そして舞台へ。

お馴染みの画ですね

舞台にも沢山の人がいます。まぁ、それでも写真が撮れないほどの混み具合ではないですが・・・本堂でお詣り。御本尊は千手観音菩薩です。脇のおみくじに長蛇の列。ビックリです。私はその先の朱印所に。もちろんこちらにも行列が。

阿弥陀堂

 阿弥陀如来をお祀りするお堂です。案内は出ていませんが、実はこちらでも御朱印がいただけます。小さな授与所でお願いすると書いていただけます。こちらは行列はありません。

奥の院

 本堂と同じ「懸造り」と呼ばれる舞台があります。千手観音菩薩が祀られています。手前には「ふれ愛観音」があります。その名の通り、手で触って拝めます。

左が阿弥陀堂、右が奥の院(撮影:2020年12月)

音羽の滝・不動堂

 清水寺の名前の由来ともあった滝です。写真を撮るのも難しいくらい大勢が並んでいます。その秋の上に見えているお堂が不動堂です。

 当然、不動明王を祀っています。滝の手前の授与所で御朱印がいただけます。自分が伺ったときに、別の方もいただいていました。

懸造りの舞台

 清水の舞台をしたから見上げると、やはり迫力がありますね。「懸造り」という建築様式です。

本堂から張り出した「舞台」の高さは約13メートル。これは4階建てのビルに相当します。本堂は音羽山の急峻な崖に建築されています。これは「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる日本古来の伝統工法で、格子状に組まれた木材同士が支え合い建築が困難な崖などでも耐震性の高い構造をつくり上げることを可能にしています。舞台を支えているのは、床下に建てられた18本もの柱です。樹齢400年余の欅を使い、大きいもので長さ約12メートル、周囲約2メートルの柱が整然と並んでいます。その縦横には何本もの貫が通されています。木材同士をたくみに接合するこの構造は「継ぎ手」と呼ばれ、釘を1本も使用していません。現在の舞台は1633年に再建されたものです。歴史上、幾度もあった災害にも耐え、今も日々多くの参詣者で賑わう舞台を支え続けています。

清水寺 公式HPより


西門

 最後に西門前に出てきます。西門には「祥雲青龍」の像があります。これは2015年に清水寺門前会が創立30周年を迎えたのを記念に作られたそうですね。中々迫力があり、格好いいです。

御朱印

 本堂、阿弥陀堂、不動堂でいただきましたが、実はまだいくつかいただける場所があるんですよね。次はそちらでもいただこうと思います。

(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?