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坪内隆彦著『GHQが恐れた崎門学(きもんがく) 明治維新を導いた國體思想とは何か』展転社

「志士たちの聖典」と呼ばれた必読の名著、『靖献遺言』(浅見絅斎)、『柳子新論』(山県大弐)、『保建大記』(栗山潜鋒)、『山陵志』(蒲生君平)、『日本外史』(頼山陽)。

「わが国本来の姿」(天皇親政)を説いたこれらの書物が志士たちの魂を激しく揺さぶり、明治維新を導いた。

日本を再び立ち上がらせる最強の國體思想の封印を解く。

明治維新の本義(700年に及ぶ幕府支配に終止符を打ち、皇政復古を実現した)を隠蔽する『明治維新という過ち』(原田伊織)を徹底批判!

カバーイラスト:富田安紀子氏/カバーデザイン:高野アズサ氏

目 次

まえがき

第一章 『靖献遺言』(浅見絅斎)

 第一節 『靖献遺言』で固めた男・梅田雲浜

 第二節 朝廷上層部が恐れた竹内式部の講義

 第三節 高山彦九郎を継いだ今楠公・真木和泉

 第四節 湯武放伐論を退けた山崎闇斎─拘幽操の精神

 第五節 夷狄に節を売らなかった南宋の忠臣たち

 第六節 皇統守護の使命─垂加神道の本義

 第七節 崎門学派の志と出処進退

第二章 『柳子新論』(山県大弐)

 第一節 吉田松陰を討幕派にした『柳子新論』

 第二節 大弐を歴史から消そうとした徳川幕府

 第三節 昭和維新に引き継がれた大弐の運動─権藤成卿と崎門派

第三章 『保建大記』(栗山潜鋒)と『山陵志』(蒲生君平)

 第一節 山陵の荒廃が象徴する國體の破壊

 第二節 君平と藤田幽谷を結んだ『保建大記』

 第三節 成就した蒲生君平の志─水戸藩と宇都宮藩による継承

第四章 『日本外史』(頼山陽)

 第一節 徳川賛美に隠された徳川批判

 第二節 頼家三代と崎門の志

 第三節 『史記』から学んだ山陽の文章

補 論 明治維新後の國體思想

 第一節 文明開化路線への抵抗

 第二節 原田伊織『明治維新という過ち』批判序説─大宅壮一の亡霊

いま何故、崎門学なのか(崎門学研究会代表・折本龍則)

年 表

あとがき

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