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京大出身と嘘を吐く水商売上がりの女

昔の職場に表題の女性がいた。
仮名をつけよう。美知子さん(当時37)。

事務という名の腰掛けをやっていた。
仕事が出来ない人で、本当に腰掛けというポジションだった。

私は美知子さんがそこで働き始めてから1年ほど後に技術職としてその職場に入った。
職種は違うが、女性だからという理由で上司から一緒にランチをとるようにと勧められた。
もちろん逆らうことはできない。

美知子さんは美人だ、そして私はブスだ。
仲良くしてくれる訳はないと思っていたがその通りだった。

敵視される理由は他にもあった。
私の席はブースの中に二人分あり、もう片方の席には男性社員が使っていた。
美知子さんはその男性とお付き合いをしていたのだ。
こちらも仮名を命名しておこう。武史さん(当時35)。

私は吉沢亮が好きだと公言していた。
美知子さんには武史さんが吉沢亮にでも見えているのだろうか。
とにかく、私と武史さんが二人きりで過ごしていることが気に食わなかったようだ。
私はブスだ。武史さんが気にする訳がない。
そして私は吉沢亮が好きだ。吉沢亮と武史さんの共通点は性別だけだ。
交わる要素が何もない。
頼むから敵視しないでくれ。

ランチの時間は美知子さんと一緒に過ごすも、一切会話なし。
ため息をつかれる始末。
話しかけてみれば目も合わせてくれない。

何気なく上司や同僚がいる席で愚痴ってみた。
「それは一緒にいないほうがいいんじゃない。。。?」
と素直な意見をもらった。

翌日からその通りにした。
昼食は自席で過ごした。
そうすると武史さんとずっと一緒だ。
武史さんは美知子さんの手作り弁当を自席で食べているのだ。

これは美知子さんの逆鱗に触れた。
とても楽しい。

そして上司から美知子さんには「そんなことをしてはいけないよ」とも言われていたらしい。
ああ愉快!

美知子さん、全てあなたが自分で悪いほうへ事を動かしているんだよ。
アホだ。

そして美知子さんは焦りだした。
武史さんとご結婚した。付き合って一年でだ。
そして半年で離婚した。

お付き合いしていたころは半同棲状態だった。
「嫌なところはたくさんあったが結婚したら変わってくれるだろうと思った」
そうな。
アホだ。

そして全て武史さんが悪いと言っている。
誰が信じるか、そんなアホな悪女の言うことを。
しかし美知子さんは仕事を辞めずに腰掛けを続けていた。

美知子さんはメンヘラだった。
悲劇のヒロインを気取りだった。

1度そんな渦中で食事に誘われて渋々行った。
あれは酷かった。
お手製のポエムを読まされた。

それからは、以前は目も合わせてくれなかった美知子さんが、私をカウンセラー扱いし始めた。
流石に迷惑なので上司に相談した。

美知子さんにつかまりそうになったら「打ち合わせがあるから」と逃げなさいとアドバイスをもらった。
そして美知子さんは、職場のカウンセラーにカウンセリングしてもらうことになった。
しかし美知子さんは相変わらず私と話をしたがる。
あのカウンセラーは全然話を聞かないと愚痴っておられた。
もう耐えられない。

私はあっさりとその職場を辞めた。


ところで、なぜ美知子さんが水商売上がりかと分かったかというと、
職場の結婚のお祝いの飲み会に胸の谷間を強調する服にで出席したからだ。
あとタバコを吸っている。

水商売で年増になって使い物にならなくなって、客のサラリーマンの職場に事務の腰掛け入れてもらうという話は良くある。
ただ、そういう奴はバレバレだ。
まずタバコを吸っている。
そして酒の席では胸の谷間を見せた服で現れる。
酒の席はそういうものだと思い込んでいるのだろう。

美知子さんの場合は腰掛けを斡旋してくれたオッサンが京大出身だったため、自分も京大出身で先輩後輩という関係だという設定で行きたかったのだろう。

いるのだろうか?京大出身で水商売でも使えない頭の悪い人間が。
なぜそんな奴が長いこと腰掛けをしていられたかというと、その職場は会社ではなかった。
某研究所だ。
国の税金で動いている。
業績?利益?関係ねぇ。

非常識と言われると喜んで自虐ネタにしている。
そんなところで給料もらって働くのは御免被る。
しかし今もなお実在している。そんな職場。そんな社会人。

もうその職場を離れてだいぶ経つ。
どうしてるのかな、美知子さん。
相変わらずメンヘラしてるのかな。
適当な男つかまえてご結婚でもなさってれば良いな。

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