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2050年の都市交通

勝手に30年後の都市交通を考えてみる。

空飛ぶ自動車・ドローンTAXI

SF映画によくある空飛ぶ自動車。実現したら移動が早そうだし、なんといってもかっこいい。

とはいえ、まだそれが実現していないのは、コスト、安全性、運転技能の問題なんだと思う。

技術面からすると、ドローンによる荷物輸送は、比較的実現可能な水準に到達しつつあると思うが、安全性の面からすると、ある程度経路を限定し、歩行者の上はできるだけ避ける必要があるだろう。

現在、飛行機などからの落下物などがニュースで取り上げられる事がある。飛行物から部品が落ちてしまうのは、整備には力を入れている現在でさえ、そんな状況なのだから、マイカーのように個人に整備を委ねようものなら、空飛ぶ自動車や、ドローンから、様々な部品が地上に落下し、度々事故を起こす事になる。

という事で、上空を個人が自由に利用するというのはあまり現実的ではなく、ドローンによる物流は、一部のライセンス取得事業者が、決められた経路で利用するのが良さそうだ。

空飛ぶ自動車が、まだ不要な理由として、今の陸路の物流でも、近距離ならまあまあ間に合っていて、もう少し道路を整備してやれば、移動や、物流に必要な経路は、当面確保できると思う。


自動車用一般道

自動運転自動車というものを前提で考えると、都心の交通に、人間が運転する従来型の自動車の通行というのは、優先順位が高くないと考えられる。

さらに地上の道路はもっと、歩行者、自転車、低速の自動運転ロボット中心に変更し、従来型の自動車は排除すれば、土地を有効活用できるし、安全性の面でも良いと思う。

電車

東京オリンピックが近づいているが、東京の交通はどうなるのだろうか。
満員電車、人身事故対策はどこまで進むだろうか、あるいは進まないのだろうか。自動運転による、道路の活用も必要だと思うが、電車は電車で地下鉄とともに、もっと進化してほしい。

混雑具合をリアルタイムで表示させ、空いている車両への移動を促したほうが良いと思う。

地下鉄

とりあえず、地下鉄は、駅に着くまでの過程が長いケースが多々ある。なので、エスカレーターの速度をアップさせるのが第一だと思う。さらに、混雑時には片方に列を作らないように自動アナウンスと、両サイドに立つように促すランプでもつけたら良いと思う。

エレベーターに関しても、開閉時間を、人数に応じて短くするとか、需要予測に応じて、待機階を変えるとか、suicaで改札を通る時に事前呼び出しできるようにするとか、水平にも動くプラットフォーム直通エレベーターとか、30年先だったらなんとかならないものでしょうかね。

電車としては、予約シート制とか導入したらどうだろうか。乗り物なので、本来は全員分の席が確保されている状態が、妥当だと思う。

立ち乗り価格と、シート価格があって、シート利用を希望の場合は入場制限などで自動調整され、席の数以上にシート希望乗客を入れないようにするとかできないのだろうか。

自動運転車

現在の都心の土地は、駅へのアクセスによって家賃が変わる。しかし、自動車運転により、バスやタクシーも含めて自動運転車が低コストで便利に利用できるのであれば、電車中心の移動が、道路中心の移動に変化し、駅近が重要ではなくなるかもしれない。

電気か水素か

エネルギー関係としては、電気科水素かという問題もあるが、ここは低公害であればどっちでも良い。排気ガスを排出する自動車は徐々に規制をかけ生活環境の改善につなげるが正しい未来交通の考え方だと思う。

地下交通

地上から従来の自動車を排除し、どこへ持っていくかと考えると、地下に持っていくという案がある。

地中化のメリットは、地上を変更するのに比べると公共プロジェクトを権利関係で通しやすかったり、ドローンによる物流網を構築するのあたり、地下に専用道を設ければ安全面でも良いし、騒音対策にもなるなど、いくつかメリットが存在する。


首都高速中央環状線はどうするか?

都心の高速道路は、今新しくするか、別のものにするかという判断の分かれ道に差し掛かっている。

考えようによっては、都心に従来型の高速自動車道はなくてもそんなに困らないし、廃止してしまおうという話もある。(主に、東京の首都高速中央環状線3リングの一番内側)

その反対に新たな仕様に作り変えるというのも一案だと思う。例えば、モノレール的に高架をつくりその上にパイプを通すとか、首都高速中央環状線を階層化して、ドローン用経路を作ったり、浮遊式の高速物流(リニアか、航空力学的ななにか)という構想はどうだろうか。

私の推薦案

・東京の都心の道路は、歩行者、自転車、ロボット&自動運転自動車の3タイプに区分する。
・都心において、従来型の自動車は、地下に移す。歩道とは分離、できるだけ交差させない。
・物流用に、地下に専用道を設ける。ドローン輸送などのように新たな物流経路を作るために首都高速道路も活用する。


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