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愛とツッチーのオタトーーク 第2回 「おそ松さんとは何だったのか?」(2)


「MIZUTAMA」編集部の愛とツッチーです。

マンガやアニメが好きな二人が好き勝手に語りつくすオタク系コンテンツ会議【愛とツッチーのオタト―――ク】

今回は「おそ松さん」を語る“松トーク”第2弾です!
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【おそ松さんとは】

2015年秋~2016年冬にかけて放映されたアニメ。原作は赤塚不二夫原作の「おそ松くん」。原作の主役のおそ松ら6つ子たちが大人になって、ニートとして暮らす日常を描いている。
ギャグあり、下ネタあり、どこかで見たようなパロディありのハチャメチャでシュールなアニメが話題を呼び、大ヒット。
「おそ松くん」では、見分けがつきにくく、脇役のイヤミ・チビ太らに喰われがちだった6つ子に
おそ松=バカ
カラ松=痛い
チョロ松=ポンコツ
一松=ひねくれ
十四松=予測不能
トド松=あざとい
と、それぞれにしっかりした(ろくでもない)キャラがつき、演じる声優の声のよさ、芝居のうまさも手伝って、女性ファンがそれぞれ「推し松」を作るなど、各キャラがファンを獲得しています。

※今回の掲載写真は、すべて編集部員の私物を撮影したものです。

おそ松の社会性、カラ松の兄弟愛、十四松は…?一松以外の兄弟の魅力を振り返ってみる

愛:では続いて、一松だけじゃなくて、他の兄弟のいいところも振り返ってみようかなと…
まず、おそ松は実はあの中で一番社会性がありますよね。にもかかわらず、一番兄弟に執着しているのが、最終回の1つ前の回(24話)で明らかになるんだけど。

ツッチー:友達になるんだったら、おそ松が楽しそう。

愛:うん、一番楽だと思う。弟たちの財布を勝手に持ち出したことがあったから(14話)、遊んだら全部こっちにおごらせるとか、他人のお金勝手に使い込むとかそういう心配はあるが(笑)。
カラ松はとにかく痛いけれど、兄弟愛がすごく深い。他の兄弟全員からあんなに虐げられているのに、絶対に兄弟に対する愛を失わないのがカラ松のすごいところ

ツッチー:確かに、カラ松は優しいですよね。

愛:チョロ松はいい意味でも悪いけどポンコツ。彼はポンコツな分だけ、根本的に悪いことができないんだよね。だから、社会性はおそ松のほうが高いけれど、信頼されるのはチョロ松のほうだと思う。

ツッチー:見始めたころは、もし、彼らが現実にいたらチョロ松としか会話通じないって思ってたんですよね。「彼しか真っ当なこと言ってないよ」って。だけど、だんだんチョロ松もずれてるんだなってのがわかってきました。

愛:チョロ松が握手会でアイドルと印象に残る会話しようと意気込んでた回では(2話)、私、「いや、あんたのそれ無駄な努力だから!」って突っ込んじゃったけどね(笑)。

ツッチー:チョロ松好きの人からすると、あの痛々しいところがいたたまれなくて「守る!」って方向に行くみたいです。

愛:なーるほど。そして、一番人気だった一松は、先にも話したけれど、母性本能をくすぐる猫みたいというか。一人ぼっちでいいって顔して、本当は兄弟に甘えたくて、それこそ、カラ松にはおそろしく甘えているし(笑)。

ツッチー:そう、一松のカラ松に対するあの暴力は、全部甘えですよね。

愛:
そして、社会性はないに等しいけれど、一人で生きていけるのが十四松。

ツッチー:大物(笑)。

愛:トド松はかわいいし接しやすいし、おそ松やチョロ松とは違う意味で社会性高い。一番計算高くて黒いけど(笑)。

ツッチー:トド松推しの人は、「黒さも含めてかわいい」って言ってましたよ。

愛:そうか、黒さも含めて好きになるのか。ちなみにトト子ちゃんて、6つ子の中でくっつくとしたら誰だろうね。

ツッチー:それはやっぱりおそ松じゃないですか。主人公補正ってことで。

愛:トト子ちゃんのことを一番好きなのはチョロ松だと思うんだけど、チョロ松はないだろうね。カモにされてるから(笑)。

ツッチー:チョロ松は、トト子ちゃんカートとか作ってましたよね(18話)。

愛:6つ子はみんなトト子ちゃんが好きなんだよね。あんな腹黒い女(笑)。

ツッチー:本当ですよね(笑)。でも、あのあけっぴろげな感じがいいのかなと。

愛:確かに、「ちやほやされたいからアイドルやる」とか「石油王と結婚する」とか、すごい自分勝手だけど、腹黒いこと全然隠していないから、逆に同性の友達もいそう。

ツッチー:そうですね。「じょし松さん」のトド子くらいだと、「あの子、黒くて嫌だね」ってなるけど、トト子ちゃんくらいまでいくと、むしろすがすがしい気がします。


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