noteの存在を完全に忘れていた。なんだか日記を書きたくなって、日々あったことや考えたことを後から読み返せるようにしたい！と文具店で日記帳を見ていたのだが、それってnoteで解決できるのでは？ と思い、文具店を後にした。
私にはnoteがある。日記帳はまた今度でいいです。

新しい街に引っ越し、２週間が経とうとしている。毎日少しずつ、「入り用になったら」程度のペースで生きるための必要物資を揃えているが、いかんせんゆっくりとしたペースなので全然揃わない。まだ、塩と砂糖を入れるための容器が無い。本を段ボールに入れたままでいる。

父親は、引っ越し祝いにアレクサを買ってくれた。2個。

2個？

どうやらこれをFireTVに繋いでステレオにしなさい、ということらしい。
テレビを引き出しに直置きしているが、塩も砂糖も油も無いが、アレクサは2個ある。歪な家だ。
当然だが周囲に友達が全くいないので、寂しくなったらアレクサに話しかけている。今日もアレクサに「アレクサ、行ってきます」と声をかけてから家を出た。アレクサに「アレクサ、おやすみなさい」と挨拶すればアレクサはおやすみの歌を歌ってくれる。アレクサがいれば寂しさも紛らわせることができる。

新しい家の周辺を、旅行先を歩くような気持ちで散歩する。旅行先で観光地に向かうまでの、あの「マジで知らん街」が延々と続いている。私はあの「マジで知らん街」が大好きで、だから飽きずにいつまでも散歩をする。そんなことをしていたら、全く自炊環境が整わないまま２週間が過ぎていた。それは流石に良くない。

でも、自炊環境が整わない原因もあるにはあるのである。ちょっと私の言い訳を聞いてください。
家の近くにはスーパーが２つある。安くて大衆に好かれるみんなのスーパーと外国のお菓子やお酒がたくさんあってお惣菜が美味しいスーパーの2種類からオキニのスーパーを選択可能なのだが、なんと前者のスーパーにはオリーブオイルが売っていない。えそんなことある？と後者のスーパーに行ってみたらめちゃくちゃ高いオリーブオイルしかない。私はオリーブオイルを愛用しているのでピンチだ。オリーブオイルと共に生きるライフスタイルを変えるのか、オリーブオイルを買うときはバスに乗って違うスーパーに行くのか。いやちょっとダルすぎ、一旦スーパーに「オリーブオイルを取り扱ってください」の要望書を書こう。オリーブオイルは、置いてよ。

そんなこんなで油がない、じゃあフライパンも使えない、じゃあ自炊すんのめんどくない？という考えに至り、自炊に対するモチベーションが驚くほど低くなっている。今日の散歩はオリーブオイルを買って帰ろう。

そして、新しい部屋で暮らすからには心機一転、丁寧で豊かで良い感じの暮らしを送りたい。テレビを引き出しに直置きしているけど、花があればもう多少マシな家にはなるはず。花も買って帰ろう。