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ひとが集まる、その先に。

先日、ミーティング(以下MTG)に関する勉強会に行ってきました。
最近会社以外の会議に出ることが何度もあって、うまく行かないと感じていたこともあったので…切実。

講師は、井口奈保さん。組織心理学を修められ、理論と実践の両面から、多くの組織/プロジェクトのチームづくりや運営の土台を支えてきた方です。
今はベルリンでご活躍中で、日本帰国の際には引っ張りだこ。主催者の依頼で「グラフィックファシリテーション」等の講座をひらかれています。


このマガジンは、“まわり”の話を書くということで、ちょっとその勉強会の話を書いてみます。

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当日は、MTGの種類やMTG当日までにデザインすべきこと、議題の作り方といった【MTG設計の基礎】と、それから、聴くスキルを身につける訓練方法や自身の癖の見つけ方といった【ファシリテーター自身の研鑽の仕方】など、いくつものことを学ぶ。
その場でミニワークをし、即実践。
非常にためになる会だった。

一番頭に残っているのが、冒頭に話された2つ。
MTGはもちろん、tsugubooksの活動や会社員としても役に立つ考えだった。…うーん、ちょっと違うか。役に立つというか、ぐっときたというか。

●MTGの定義
そもそも、会議ってなんだっけね?
井口さんが言われていたこと。

“複数で集まって、一緒でなければできないことをやること”
オンライン/オフラインどちらにも言える。

MTGが失敗したというときは、だいたいはこれを満たさないことが原因である。

●コミュニケーションの定義
参加者全員が自己紹介とMTGに関する悩みを話したすぐ後、早速プログラムに入る。
そのいっっちばん初めに、井口さんから説明があった。
MTGのスキル云々以前の、大前提として。

“コミュニケーション=意思疎通”とするのは、狭すぎる。
言語に依らないコミュニケーションもある。言葉が通じ合わなくても、行う/行いたいこともある。
“コミュニケーション=触れようとすること、触れてもらおうとすること”としたい。
生存に不可欠な行いで、愛が必要。

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この、“複数で集まって、一緒でなければできないことをやること”を聞いて、まさにまさに!と。
MTGはもちろん、イベントでも研修でも読書会でも、同じことだと思うのです。
私はひとりで本を読むことが好きで、ひとりで考えたり妄想したりも大好き。
でも、読書会とかそういった場を、ひらきたくなる。ひらかずにはいられない。

普段全然違うことを考えている人たちが集まって、「自分の現在地はこうだよ、こういうこと考えてるよ、でもこういうこともあって迷ってるよ」とか自分の今を口にする。
そして、まわりは、それを聴く。ふむふむそうか、と、受けとめる。
そういう場を、時間を、ともにすることを、好んでいる。

自分の今を口にしてみて、誰かの人生の一端に触れてみる。
自分の気持ちに変化が有るかもしれないし、無いかもしれない。
その誰かと友人になるかもしれないし、ならないかもしれない。
効果なんてわからない。
でも、なんだかその時間は豊かなんじゃないかと思うのです。
触れてほしい、触れようとする、その態度がある、その時間は。

そんなことを帰り道に考えていました。

*写真は、いつかの線香花火。Ovis Lampさんのランプに似ている気がして。


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THE SUN.さんとの読書会、第一回目のテーマは、「しごと」「働き方」。
「ナリワイbooks」と名付けて、開催します。
・日時 :2019/11/23(土・勤労感謝の日) 18時~19時20分位まで
・場所 :THE SUN. COFFEE(練馬 欅の音terrace1階) https://narimanowa.com/access.html
・主催 :THE SUN. COFFEE & tsugubooks
・参加費:1,500円(ワンドリンク付)
・予約 :要  
・持ち物:「しごと」にまつわる本を一冊お持ちください

予約方法は、THE SUN. COFFEE HPのお問合せページより。
必須項目を埋めていただき、当日連絡のとれる電話番号を本文にご記入下さい。

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