プラ製ストロー変える前にお箸を国産材割り箸に。

初noteです。
より多くの方に知ってもらうために。
世界の国々がプラ製ストローを廃止していく動きの中、日本の企業も動きました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34222810W8A810C1MM8000/
私は日本の森林を守る仕事がしたく、林業に従事していています。その仕事のひとつとして、郡上割り箸という会社で、国産材の割り箸の普及活動をしています。
割り箸は木材の無駄使いだという誤解の元、多くの飲食店がプラスチックのリサイクル箸の利用に切り替わりました。
割り箸が本当に環境破壊なのかということは、まったくの誤解だということの詳しい説明はこちらに譲るとして(環境三四郎 割り箸から見た環境問題 http://www.sanshiro.ne.jp/reference/index.htm  )、国産材の割り箸は木材の有効利用です。
日本の国土面積の68%は森林です。そのうちの40%は人工林です。人が植えた森林。
 その多くは薪炭林や肥料(柴刈り山)として利用されてきた山が、高度経済成長の時、燃料や肥料が石油に置き換わり、今度は人口が増えるので建築材が必要だとスギ、ヒノキ、カラマツ等の針葉樹の山に変わりました。
あれから、50年が経ちました。木々は大きく成長しましたが、日本の経済構造が変わりました。日本の林業は国策に振り回されたこと、また業界が”木材は国際商品だ”という市場で戦うことを拒否したことで、産業として成り立っておらず、山の手入れをすることは公共に資するという名目で、多くの補助金(税金)が投入されることで何とか維持されています。
 天然資源がないと言われている日本において、木材という天然資源はあくまで机上の計算ではありますが、国内で消費される木材量は、日本の森林が一年で成長する量より少ないのです。意味、分かりますよね。
 木材が経済に合う形で生産できる森林の面積が把握されていないので、100%自給できるのかという問いには、おそらく無理という返事なるかもしれません。しかし今の日本の木材自給率、30%という数字に対して今の環境問題を考えた場合、それでいいのかということは、良識ある方であれば、疑問があると答えるかと思います。
 50年前、将来必要になると考えて、木を植えたが成長した日本の人工林を有効に利用できていないのが日本です。使われない木が山に一杯余っているから、木質バイオマスとして発電して再生可能エネルギーに変えようという大号令が下り、今問題になっています。
 木材を有効利用するというのは、カスケード利用するということです。カスケード利用とは、”資源やエネルギーを利用すると品質が下がるが、その下がった品質レベルに応じて何度も利用すること” です。
 割り箸に話を戻します。割り箸は木材のカスケード利用です。丸太から建築材等に材料を取った後、建築材としては利用できない部分(品質が下がった材料を)割り箸に加工して、商品としています。
 その割り箸が日本の食文化を支えてきたわけです。木の有効利用だけでなく、割れていない割り箸は誰も使っていません。高温多湿な日本で食中毒を防ぐという役割も多分に果たしてきたと思います。
 使い終わった後は、燃料として使えばいいんです。これほど、乾燥して燃えやすい木材はありません。BBQなどで焚き付けに割り箸使ったことありませんか?いつの時代から、割り箸はごみになったのでしょうか。生ごみと混ぜて焼却すれば、割り箸が燃料の補助剤になります。生ごみばかり焼却場で燃やすので、余計に燃料費がかかります。
 
 日本の飲食業界の皆様、プラのストローを辞めることも大事です。ですが、まず先にプラのリサイクル箸を国産割り箸に置き換えることを決断していただきたい。
 これだけ、日本の食文化が世界にひろがり、自国の文化ではお箸を使わない人たちもお箸を使って食事をしています。欧州はストローだけでなく、使い捨てのプラ製フォークやスプーンも廃止の方向です。循環可能な資源で作ったカトラリーである、ジャパニーズチョップスティックを世界に発信すべきです。


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