プラ製ストロー変える前にお箸を国産材割り箸にその8

 先日、金沢にて、NPO市民環境プロジェクト主催の勉強会の講師として呼んでいただきました。勉強会は夜からだったので、お昼に久しぶりに中本製箸会長にご連絡して、お会いしてきました(内容は郡上割り箸のFBページに記載済みです)。
 その前日は富山にて、一般社団法人moribio森の暮らし研究所 さんに富山県の森林政策課と事業体向けの勉強会の講師として呼んでいただきました。
 ともに、割り箸の話をするために行ったわけではなく、金沢は森林総合監理士が地域電力を作って、地域内循環をしましょうと言っていることを、富山は森林総合監理士として郡上市の林政アドバイザーとしての仕事をと話の大筋は別々なのですが、どちらでも割り箸の話をしてきました。
 

 18年前、林業の現場作業員から始めた私はですが、今いくつかの立場で地域や林業に関わって仕事をするようになって、狭い林業界だけでないものの見方をできるようになったことです。
 ”国産材を使っていくことが日本の人工林を守っていくことになる”ということを林業者として、多くの人に伝えていくということを、私自身の一つの使命と勝手に思っています。
 私は日本の林業が産業として成り立つには、国内で流通する割り箸が100%国産材に置き換わるような国民の認識にならないと無理だろう考えています。
 
 国産材割り箸をツールとして、多くの皆さんに山の話をしていこうと思い、早10年が経ちました。中本会長と知り合ってから10年が経ちます。
 しかしいまだに、国産材割り箸のシェアをすこしでも奪還するまでに至っていません。私一人でどうにかなるもんではないと分かってはいますが、現状に対して、力不足感否めません。
 それでも、いろんな立場で話す機会が増えてきています。色んな所で話します。伝えていくしかない。
 

 だからこそ、本noteのお題となっています。10年前、このような世界中でのプラ製品排除運動は全くありませんでした。今こそ、国産材割り箸が優れたカトラリーであることを多くの人に理解して、選択的に利用してほしい。
 それを日本人だけでなく、外国人にも使って頂きたい。何度も言います。ラーメン食べるのプラ箸と割り箸どちらがいいですか?
そば粉にこだわっている蕎麦屋さんでプラ箸出てきたときの脱力感!プラ箸ではザルの間に挟まった麺、つまめません。
 
 東京オリンピックに向けて、国産割り箸の普及活動をする準備をしています。詳細決まりましたらご案内しますので、しばしお待ちください。


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