今までの記事では、グループに焦点を当てることが多かったが、今回は推し、つまりは個人に焦点を当てて紹介していく。つまりは、記事の文章の気持ち悪さが増し増しになるということだ。

　まずは1人目、22/7の天城サリーさん。サリたんとか、サリーたんとか呼んでることが多い。22/7は秋元康さんの手掛ける声優アイドルグループということもありメンバーの知名度も高い。さらにロサンゼルス出身で英語堪能ということもあって海外のファンも多い。ちょっとした呟きでも、リプが100件ついたり、RT＆いいねは1000件を超える。そんな彼女だから、いいねが返ってくることは、まあないのだが……ちょくちょくリプを送ってしまう。
　彼女の紹介をするとなると、何分情報量が多くキャラが濃すぎる。まず、ロサンゼルス出身で英語堪能というだけでも凄いのだが、加えてスペイン語も話せる。しかもロスにいた頃にフィギュアスケートを経験しており、オリンピックコーチの指導も受けた経験有り。ここまででも既に情報が渋滞しているのだが、これに加えて独特のユーモアセンスも持ち合わせている。

　そんな彼女は、自身で編集もしているYoutubeチャンネル(Sally Amaki[official])を持っている。ほとんど英語で話されるが、ちゃんと字幕もついている。そして、この字幕が毎回独特のユーモアに溢れていて、上記の動画では、「野菜なんて人間の心に比べたらそんなに汚れてないよ」という名言まで出る始末。ちなみに他にも珠玉の名言が数多くあるので、彼女のYoutubeチャンネルは是非ともチェックして欲しい。
　更にインタビューや普段のツイからは、「ダンスレッスンでは、フィギュアスケートの経験もあってか、最初は他のメンバーと比べても出来すぎていたのでワザとできないふりをしていた」、「リップは味で選んでるとメンバーに告白（後に5年越しでウケ狙いの嘘であることも告白）」等の狂人エピソードも飛び出す。たまに英文でツイートしているのだが、そういうときは大概ろくな内容ではない(笑)。
　だからといって決して軽いキャラではない。メンバーの倉岡水巴(現在は卒業)が体調を崩してレッスンを欠席した際も、立ち位置やレッスン中言われたことを全てメモに取っていて教えてあげていた。メンバー3人(海乃るり、倉岡水巴、武田愛奈)の卒業ライブでは「絶対に泣かないんですけど、マスカラウォータープルーフでお願いします」と言っておきながら、開演前の円陣で号泣し撃沈等、情の熱さを伺わせるエピソードが多数。のっけから千字近く書いてしまうほどの沼の深さである。
　22/7は、宮瀬玲奈さん、白沢かなえさんも推しメンとしているが、流石に1グループから3人も紹介するとバランスがアレなので、サリーたんだけにしておく。

　ようやく2人目。アイドルカレッジ、MELiSSAの2組を兼任している若林春来さん。ばやしさんとか、ばやてぃんとか、ばやしとか呼んでる。まずは何といってもビジュアルの強さ。MELiSSAだと周りも派手髪なので、なんてことはないのだが、他のメンバーが黒か栗色かの中で1人だけ金髪なので凄く目立つ。実際アイドルカレッジ初見の際もすぐに目が行った。見かけは、髪もネイルもバッキバキで、メイクも濃いことが多く、まさにギャルなのだが、意外と話す声も歌声もトーンは低めでどちらかというとハスキーな声をしている。キレのあるダンスパフォーマンスも魅力的。
　でもやはり推してしまうのは、普段のツイとビジュアル・パフォーマンスのギャップが最大の理由である。ツイートの内容からは、素朴で真っ直ぐで親しみやすい性格が滲み出ている。エジプトが好きで、エジプト展を見にいった翌日にプロフィールに「将来の夢：ミイラ職人𓀤」と付け加える等微笑ましい言動が多数。特典会に行くとかなり落ち着いたトーンで優しく話しかけながらしっかりリードしてくれるので、コミュニケーションに自信がなくてもかなりやり易い。次、一緒に撮る機会があったら、エジプトっぽいポーズをしてみようと思う(笑)。

　続いて、3人目は井上みゆさん。みゆちゃんとか、井上さんとか呼んでる。みゆだけだと、他のグループにもいっぱいいるのでフルネームで呼ぶことも。
　画像ではインナーカラーの入った黒髪だが、これはイメチェンでかぶったヅラと公言しており、普段のライブでは白に近い金髪である。実は、金髪をトレードマークにしたのは最近のことで、JYA☆PONで活動を始めた当初は、黒髪であった。画像のようなインナーカラーも入れていなかった。ここから金髪にした理由は、彼女自身がNEO JAPNISMの滝沢ひなのの大ファンであり、アイドルとしてのバイブルとしているからと以前のツイで語っていた。滝沢ひなのの存在が、「アイドルとして可愛くなろうと努力する自分に対する違和感・葛藤に対して『かっこいいアイドル』という存在になればいいという答えを与えてくれた」と。……、エモい。
　そんな彼女は、パフォーマンスもエモさを武器にしており、勢いに任せて叩きつけるように歌い上げる様は、荒っぽくも勇ましくもある。固定ツイートに自身のソロパート集をあげているので、気になった方は見て欲しい。パフォーマンス中は勇ましいのだが、特典会だと結構シャイな印象で、ここも滝沢ひなのちゃんに似ているのかもしれないなどと思う。
　ツイートを見ていると活動に対するひたむきさが見て取れるし、メンバーからも頼られていることが分かる。自炊もよくしていて家庭的な一面を覗かせるかと思いきや、NEO JAPNISMのライブに行った後、一緒に行ったメンバーのコにファミレスで数時間推しを語るというガチヲタっぷりも呟いてくれるのでついつい見てしまうし、リプも送ってしまう。

　以上の3人が、ひとまず第1回の推し紹介の内容である。もちろん、推しは星の数ほどいるので、何回かに分けるし、そもそも完結するとは言ってない。が、いかんせん広く浅く推しすぎていて語る内容が少ないのも事実。というわけで、比較的語る内容が多い3人に絞ってみた。明らかに最初の1人だけ内容が濃い気もするがそれは、サリたんの沼が深いせいということで。
　次回の推し紹介も近いうちに書きたい。現時点でも語りたいネタがいくつかある、サキマル/ウイバナ、小山星奈/Pimm's、等を取り上げて書くつもりだ。それでは、また次回の更新で。