見出し画像

Column ジュールポレールは何故リスグラシューの猛追を凌ぎ切ったのか

追跡ボムです。今週はヴィクトリアマイルの予想をします。それに先立ち、ちょっとコラムっぽく、僕の最推しだったリスグラシューが敗れたことについて徒然しようと思います。

それは2018年のこと。勝ち馬は4ジュールポレール。16リスグラシューはハナ差2着、3着には6レッドアヴァンセ。
当日は午後から雨が降り出し、稍重発表で発走された。
逃げる馬はカワキタエンカ。番手にリエノテソーロとアエロリット。
前半3F35.2s-後半3F34.0sのスローペース。
コーナー通過順位は3角4角ともに、4番手レッドアヴァンセ、8番手ジュールポレール、13番手リスグラシュー。道中、ジュールポレールは馬群の外を追走、その後ろに他1頭を挟むようにリスグラシューが位置する。
最終直線はこのような位置(パトロールビデオのスクショ参照)。

坂を登るあたりでまずレッドアヴァンセが抜け出し、残り100mでジュールポレールが先頭に。残り50mでリスグラシューが2番手に上がるが、ジュールポレールを交わしきれなかった。

ここまでが状況。

僕が考えるに、タイトルの結論としては、位置取りと枠順の影響が大きかったと思う。最後の直線ではリスグラシューはかなり外を回る羽目になった。
あとリスグラシューは年明け3戦目で、ジュールポレールは2戦目。どちらも前走は阪神牝馬Sだったが、休養明けのお釣りという点では、ジュールポレールのほうが有利だったかもしれない。
上位2頭は重馬場で能力が落ちないタイプで、上がり3F上位ワンツーの末脚を繰り出した。レース展開としては逃げ3頭がやり合ったものの、雨の影響でスローペースとなった。ラストの直線で、最初に抜け出したレッドアヴァンセも強い競馬をしたが、それを差すジュールポレール、リスグラシューもまた強い競馬をした。着差はやっぱり枠順。アンカツさんもこう言ってはるからそうなんでしょう。

まあリスグラシューは、このレースでマイル路線よりもっと飛躍できる舞台を選択でき、エリ女でGⅠ初制覇、のちにGⅠ3連勝で年度代表馬となった。ということで推し馬が大飛躍したのでヨシ!


この記事が今年の予想に活かせるかというと、たぶんできません。
だって近年の府中(だけじゃないけど)、レコードタイムばりばり出てるし、高速決着がより顕著になってるし。府中の古馬マイル戦なんて結局末脚勝負で決まるんだから、そりゃ後ろから行く馬から買われるでしょ。
展開は出走馬で作られる。今年の逃げ馬は主にソダシ、レシステンシア、レイパパレ、リフレイム、ローザノワール。どの馬も大逃げしそうにはないので、今年も差し追込の出番っすね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?