2022年締めの読書投稿

電磁波過敏症のため「娯楽といえば読書」という日々
を送る相方おぐまゆきが年末に向けて怒涛の書評投稿ラッシュに
入ったので負けずにおれも書くよとか言っておきながら
着手せずにのびのびになった挙句気が付けば12月31日という有り様。
題材はユージーン・オニールに絞ろう、
何せ年初に図書館から借り受けた
初読の「オニール名作集」に
かなり強烈な印象受けたし、
もともと著作数というより我が国で読める訳出稿数自体が
べらぼうに多いわけではないのはわかっていたので
国会図書館デジタル送信資料なども駆使すれば
大概読み終えられるだろうし、
ここはひとつオニール全体で論じてやろう!!
と意気込んでいたのだが派遣労働もそこそこの頻度で
やっていることに変わりはなく、
それが立て込んでくると読んだり書いたり
諸々何もかも億劫ってことになって
なんだかんだで「邦訳完読」には至らず
そうであるならば直近で読んで最も語りやすそうな
「氷人来たる」一本に絞ろう、ということに。

まずそもそもの前提として
上述したように
ユージン・オニールの著作読んだのは
2022年1月の年初がまったくもって
生まれて初めてだったのであった。
でそのユージーン・オニールの名前を知ったのが
いつだったかといえば
2018年12月31日なのである。
その経緯は以下のブログ記事
にある。↓

https://tsujitadao.jp/blog-entry-3392.html

↑のように
フォード作品のDVDを見て
ついでにウィキペディアも閲覧して
そこで初めて「ユージン・オニール」の名を知ったのであった。

なるほどユージーン・オニールか
そのうち読もう
が今年の年初にまでずれ込んだわけだ。

そして遅ればせながら「オニール名作集」読み、
即座に「しまった」
と思ったわけだ。
「何故もっと早く読まなかったのか」ってやつね。
というか
勝谷誠彦とか西原理恵子の最初の夫
鴨志田穣と同様の死に方
しててもおかしくない生活してたので
下手するとオニール未読のままだったかもしれなかった。
危なかった。

というくらいに
オニール作品面白いのだった。
次から次へと読みたくなる魔力というか。

こういった興奮状態は学生時代に三一書房の
夢野久作全集を買い集めた時以来である
といって過言ではないかもしれない。

だが学生時代のような体力や
時間の余裕やらなにやら今は持ち合わせてないので
年初に読み、
間かなり置いて
年末にまたオニール未読作品漁りだす
って流れに。

で、リンク貼った
映画「果てなき航路」に関しては
やけくそな労働現場を描いていることに
感銘を受けたわけで
それはなぜかといえば
単純に自分もそれを知っているからなのだった。

で「自分もそれを知っている」
の流れで
「氷人来たる」なのだった。

「氷人来たる」は
敗残者の集まる飲み屋の話である。

前述したとおり
勝谷誠彦、西原理恵子の最初の夫
鴨志田穣と同様のアル依状態を経験しているので
この「氷人来たる」はわかりみ溢れすぎているのであった。

しかもここが肝心な点なんだが
この「氷人来たる」の主要登場人物に
「アル依」克服したでござる!!
ってのが出てくるんすよねえ。
これがハマったっす。
今の自分に。

で、そやつがいったい何を引き起こすのか!?
っていうね。
これがね
ええ?そうくる!?そうなる!?
って流れ
なんですねえ。

全く予想もしない展開でしたよ。

やられましたよいろいろと。
ってことで
是非読んでみてくださいね。
とかで普通アマゾンのリンク貼ったりするんでしょうけど
ってまあ貼りますけど
なにせ↓


って状態でして
で「日本の古本屋」で
少々在庫あって
それも5000円とか7000円
みたいなので
負担重いようでしたら
手続きしてもらって
国会図書館デジタル送信資料受信オッケー
な状態にしといてもらった方がいいかな、と。
すみませんね。

まあそのうち気が向いたら
もっとオニール全体掘り下げて
何か書きますね。

では皆さまよいお年を。









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