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【ゲーム紹介01】ごきぶりポーカー

どんなゲーム?

嫌われ者を相手に押し付けるゲーム。
ルール自体はとてもシンプルだけど、ぶっちゃけ言うと説明ではめっちゃ分かりづらい。ぜひ対面で説明させてください。
<ゴキブリ><コウモリ><ネズミ>などの嫌われ者を、裏向きにして相手に宣言して押し付け、その宣言が嘘か本当かを見破る、というゲーム。
トランプゲームの【ダウト】に何となく似てる?
「騙し合い」「ハッタリ」「わちゃわちゃ」が楽しめます。

7種類の嫌われ者カード

個人的適正人数:5人前後
初心者おススメ度:★★★★☆
リプレイ度:★★★★★
ガチ度:★★★☆☆

ゲームを伝えづらい。
ルールを説明しづらい。
見た目が気持ち悪い。
ですが、実際やってみるとわかりやすく盛り上がる良いゲーム。
人数が増えすぎると、暇な人(カードが回って来ない人)が出てくる可能性も。

<ゴキブリ>カード

<コウモリ>カード

<ネズミ>カード
女の子は半分くらいモグラだと勘違いするんだけどそんなわかりづらいかな


こんな感じでポップなイラストです


レビュー

「手軽さ」「3人~8人くらいまで、そこそこ幅広い人数に対応してる」
所が非常に便利。
持ち運びも簡単で、対面だと簡単にルールが理解できるので、小学生くらいからプレイ可能。ただ嘘をつくゲームなので、それが苦手だとちょっと苦痛?
ルールの説明は、このゲームでは書かないので是非一緒にプレイしましょう。もしくはYouTubeとかにプレイ動画が上がってるから見てみてね!
そのうちこれも自分で動画にしてみたい




考察(プレイ済みの人向け)

以下は、ちょっと真面目に【ごきぶりポーカー】というゲームを考察してみた文章です。なんでこのゲームが面白いか、っていう話で戦略とかそういう突き詰めた答えではないのであしからず。

さて、このゲームの戦略としては非常にシンプル。
プレイスタイルとしては、
〇真っ向勝負タイプ
〇ひたすら受け流しタイプ
〇漁夫の利タイプ   が大まかに上げられる。

真っ向勝負タイプはシンプル。カードを渡されたら他に流すことなく勝負を受けるタイプ。一度負けると同じ人に勝負を挑み続ける事も多く、連敗が続きやすい?ひたすら受け流しタイプは、基本勝負を流す。「受けまーす」とかなんとか言って他人になすりつけようとします。
漁夫の利タイプは、勝てそうな相手・わかりやすい相手なら勝負するし、どっちにも転びそうな時は流す両取り型。

…とタイプ分けしてはみたけど、基本的にこのゲームをするときは最終的に漁夫の利タイプになると思う。
上2つは、プレイ回数5回未満くらいの人に多いかな。後は何も考えずにノリでプレイするとき。(ノリオンリーのごきポもめっちゃ楽しい。最短30秒で負けたことも笑)

というのも、このゲームは人にカードを押し付けるのを目的としていて、つまり自分の場にさえカードが溜まらなければいい事にそのうち気づく。
そして、何度か勝負を続けていると、誰かにカードが溜まっていく。均等に溜まったとしても、必ずどこかのタイミングで「誰か一人がリーチ」になる。リーチになった後は、受ける人は基本的に確立の高い方を選ぶが、その時に渡す人と受ける人の心理戦が始まるのだ。


例えば受ける人が<ゴキブリ>でリーチの場合
「<ゴキブリ>です」➡YES
「<それ以外のカード>です」➡NOとしておけば負けない。
自分は<ゴキブリ>を受け取った時点で負けなので、
直接負けさせに来ている➡<ゴキブリ>だろうし、
じわじわ追い込むorカードを溜めさせる➡他のカードだろう。
そのため、どちらにしろ受ける側が負けたくなければ<ゴキブリ>を避けておけば負ける可能性は0である。

この工程を踏むと、次は誰かがリーチを2つ持つ。
すると、先ほどの2択で負ける確率が上がる。
<ゴキブリ><コウモリ>がリーチだとする。
この時渡す側の宣言する可能性は3種類。
①「<それ以外のカード>です」
②「<ゴキブリ>です」
③「<コウモリ>です」

①の場合、先ほど同様にNOと言っておけばいい。<ゴキブリ><コウモリ>以外のカードならまだ負けないのだから。

②③の場合、カードは全部で7種類あるので負ける確率は単純計算だと
約14%だ。
②を例に挙げると、
「<ゴキブリです>」にYESと答える場合
➡本当に<ゴキブリ>:相手の場に<ゴキブリ>が溜まる
⇒<ゴキブリ>ではなく<コウモリ>:負け
→<ゴキブリ><コウモリ>以外のカード:自分の場にカードが溜まる

「<ゴキブリです>」にNOと答える場合
➡本当に<ゴキブリ>:負け
⇒<ゴキブリ>ではなく<コウモリ>:相手の場に<コウモリ>が溜まる
→<ゴキブリ><コウモリ>以外のカード:相手の場にカードが溜まる

なので、(リーチ2パターン)×(7種類から1枚選ぶ)×(YESorNO)で
2×1/7×1/2=12%だ。

以降は3パターン、4パターンと順々に確率は増えていく。

ここまではただの確率だが、ここからが心理戦の始まりだ。
果たしてこのカードを渡してきたあいつはどんなタイプか?
確実に仕留めに来るか、それともジワジワ確実に仕留めるタイプか。
もちろん時間がかかりすぎると、自分の場にカードが増えるリスクも増えるので、早めに仕留めたい。
そして更に、ごきぶりポーカーは他の人にカードを見て回すことが出来る。
間に3人の宣言があり、それがそろって皆<ゴキブリ>だった時。全員バラバラだった時。明確な意図をもって宣言したのは誰か?ただ逃げを選んで便乗しただけ?よくわからないからテキトー言ってる?

そして判断に重要な要素がもう一つ。
このゲームのカードの種類、枚数は初めからわかっている。
ということは、自分の手札と場にあるカードから、残ったカードが自分に回ってくるのはどれくらいの確率か、ということもヒントになる。

このように考えると、【ごきぶりポーカー】がシンプルなルールながら誰でも、何度でもプレイできるゲームだということがよくわかる。
カードの出し方・嘘のつき方は人によるし、集まったプレイヤーごとにスタイルは変わる。流れや雰囲気で勝負する、受け流すなど偏りはあるかもしれないが、ブラフや嘘、勘といった要素が初心者だろうとゲーム上で効果を発揮するのに違いはない。
個人的にこのゲームはビギナーズラックが起きやすく感じる。経験者ほど深読みしてしまうのだろうか?
そんなわけで、【ごきぶりポーカー】はそんなにアナログゲームをしたことがなくても、何度も遊んだことがあっても楽しむことが出来るゲームだと考える。

終わりに

そんなわけでごきぶりポーカー。
1プレイ長くても10分かからず、割とどこでも売ってるので是非買って、もしくは一緒にプレイしましょう(^^)

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