見出し画像

TOTO “Hydra”

最初のトピックがTOTOだったので、ええい語りつくしてしまえ!ってことで
しばらくTOTOのアルバムについての私的レビューを順不同でお送りしたいと思います。

”Hydra”は1979年リリースの2nd Album

Vocal : Bobby Kimball
Guitar&Vocal : Steve Lukather
Keyboards&Vocal : David Paich Steve Porcaro
Bass : David Hungate
Drums : Jeff Porcaro

実を言うと、昔はこの作品があまり好みではなかったんです。
TOTOと言ったらAOR色の強い”TOTOⅣ”や”The Seventh One”がダントツでしたので・・・

TOTOのCDはリマスター版やらいくつも同タイトルが出ていて、正直どれを買ったらいいのか・・おまけに昔のCDは音声レベルが小さかったりといろいろあるようで・・・結局どれも持っていませんでした。
そしてつい最近、”All In CDs”という素敵すぎる存在を知り、これは私にピッタリじゃないかと、ついにゲットしてしまいました\(^o^)/
そしてこのHydraを聴き込んでいるうちに、
「何これ!?めちゃめちゃかっこいい!」ってことに気づき。
聴くほどにこの作品の世界観にハマっていきました。

Hydra

David Paichがリードボーカルを取るこの曲は、ダークなイントロから美しいピアノ、そしてJeff&Hungateのビートが始まった瞬間ぶっ飛びます。Lukeのリフもかっこいい。(MVの赤いオーバーオールがまたかわいい)
Paichiが"I was a fool, he cried"ってシャウトするところと4:40過ぎのKeyのグリッサンドのとこがツボです。Bobbyの高音ハモリも気持ちいいです。

St.George and the Dragon

2曲目はBobby Kimballがリードボーカルです。
Hungateの重厚なベースラインにJeffのカウベルがPopに変えてくれますね。思わず”I can tell by the look in your eye〜”と口ずさんでしまうキャッチーさもいいですよね。
MVのHungateは、怒ってる?ってくらいめっちゃこわ~い顔してプレイしてるんだけどそこがかっこいいんです。
見るたびに思わずクスッと笑ってしまいます。メンバーの中で一番お兄さんだし、きっとすごく生真面目な方だったんだろうなぁ。

99

Steve Lukatherの甘いボーカルがたまらない3曲目。
Paichの美しいピアノの旋律とSteveのほわほわしたキーボードの音色の絶妙なコンビネーション、やっぱ二人じゃなきゃね!
Hungateの跳ねたベースラインにときめき、更にはエンディングの哀愁漂う泣きのソロが鳥肌もので、この曲の一番の聴きどころだと思います。
あぁ・・Hungate様スキ♡ってなります(笑)
MVだとこの素敵なソロに入る前にフェードアウトしてしまうので、絶対に音源で聴いてくださいね。

この頭3曲の流れが特に好きです。メインボーカルがそれぞれ違うのがまたいい。これがTOTOのいいところ。

Lorraine

David Paichのリードボーカルで、明るくもどことなく物悲しい雰囲気が美しいですね。次曲All Us Boysと真逆な歌声のギャップがたまらない!

All Us Boys

Paichのリードボーカルの中でも大好きな曲です。元気になれるストレートなロックでヤンチャな感じがいい〜!
歌詞も直球で、比較的理解しやすくて歌える。
MVではキッズたちとの掛け合いがかわいいし、ラストに特殊メイクでおじいちゃんになったりと、元気いっぱいで好きです。あ、あとPaichの目が綺麗で吸い込まれそう~!

Mama

元気いっぱいのAll Us Boysから一変大人な雰囲気で、こんなすごい曲反則だよ、っていうくらいの最高のGrooveにしびれます。Jeffのシャッフル、そしてHungateのベースラインが至極気持ちいいのです。後半に行くにつれて唄いまくる。Bobbyの突き抜けるハイトーン、美しいコーラス、最高です!
しかし、冒頭の”Mama I dont' love you anymore"は衝撃的すぎ!

White Sister

Lukeのギターが炸裂するハードロックですね。
こういう時のJeffはシンバルを思いっきりジャキジャキ言わせてよりハードに!しびれますね~!
White Sisterってどういう意味なんだろう・・・って思ったとき
白人?うーんなんか違う気がするなぁと、汚れなき無垢の妹みたいな意味かなぁと勝手に想像しちゃってますがどう思いますか?

A Secret Love

Bobbyの優しい歌声が美しいバラードで締めます。
このアルバム全体を通して1つのストーリーになってるとするならば、作品中に出てくる女性はWhite Sisterの彼女?ラストのA Secret Love・・禁断の恋的な!?HydraでSt.George and the Dragonときたらなんかファンタジーな世界を想像してしまいますが、あくまでも例えにすぎず壮大な愛の物語なのかしら?と・・・
あくまで個人の勝手な見解ですのであしからず。たまには歌詞に目を向けてみるのも面白いかもしれませんね。しかし歌詞って読んで字のごとく”詞”(ことば)なので抽象的で難しいのですが・・・日本語でも分からない時ありますもんね。

最後にイチ押し!David Hungate is No.1!

このアルバムはDavid Hungateがダントツイチ押しです!!
彼の重厚なベースがボトムにある安心感、99の泣きのベースとMamaの唄いまくるベースだけでもう決まりってくらい!!このアルバムを聴いて彼のことがもっと大好きになりました。
Jeffとの阿吽の呼吸ともいえるコンビネーションも素晴らしいです!

少しでも共感いただけるポイントがあったら嬉しいです!
ご覧いただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?