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Film Collection 【kodak ProImage100】

ProImage100 基本データ

種別:カラーネガフィルム
発売元:kodak(アメリカ)
ISO感度:100

フィルム紹介第3弾は、またまたkodakのフィルム。
ProImage100はkodakのプロ用に位置付けられているフィルムです。kodakでプロ用フィルムといえばPortraが有名ですが、こちらはPortraに比べると若干お求め易い値段になってます。(ちなみにPortaと同様にProImageも5本セット販売のみで、バラ売りはしておりません。)

Portraとの違い

160、400、800の3つの感度で展開、それぞれの感度で「世界最高の粒状性」と謳っているPortraに比べて、ProImageはISO感度100のみ。色味についてはPortraがやや浅めな階調、人肌が綺麗に表現されているのに対してProImageは黄色被りになる傾向が強く、粒状性もPortra(160)に比べて劣る印象です。

じゃじゃ馬フィルム?

これは完全に僕の主観なのですが、このフィルムをセルフスキャン・データ化する時はいつも苦労をします。何がっていうと他のフィルムに比べて青(シアン)被りが酷く、そこの調整をしても黄色被りが残ってしまったり・・・僕の技術不足もあるでしょうが、他のフィルムに比べて思い通りのデータに仕上げることが難しいフィルムという印象です。ISO100という低感度から、撮影時の光量不足で思うような色が出ないこともあるかもしれません(これも撮影者の責任だ!w)

そんな扱いの難しいProImageですが、撮影時に適正な露出で十分に光量を与えてあげると、ハッとするような色表現をしてくれます。とりわけ肌の美しさはPortraにも引けを取りません。
また、荒い粒状性と黄色と青に寄りやすい癖のある色味は使いようによっては幻想的あるいは退廃的な、別世界的な雰囲気を作ることが出来ます。

色々愚痴をこぼしましたが、kodakのフィルムの中では一番好きな銘柄だったりします。取扱店も少なく、日本では知名度の低いフィルムですが、これからも使っていきたいですね。

作例(店舗現像+セルフスキャン)

作例(店舗現像+店舗スキャン)

モデル協力:
雛兎10^60
葛西 凛

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