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椎名林檎の世界観で食パンの袋を留める「アレ」の歌詞を書いた事がある


食パンを買うと
否応なしに付いてくるアレは一般的に
「食パンの袋を留めるやつ」ぐらいの認識で留まる。

正式名称は「バッグ・クロージャー」といい
フロイド・パクストンさんが発明した
製品で、アメリカで特許を取得している

字面から受け取る印象は、
さながら往年の激渋ロックバンドと言った所であろう

きっとエアロスミスと対バンした事が
あるに違いない。

幼少期は名前の知らぬバッグ・クロージャーを
耳に付けてはピアス気取りで遊んだり
上下左右に向きを変え
僅かな隙間を頼りに視力検査をして遊ぶ
そこはかとない少年だった。

そんな少年の正常進化なのかは分からないが
社会人になった現在では
偶にバッグ・クロージャーに対して
憂いを感じる事がある。



それは数年前の事だが
当時、精神状態が不安定な女性と交際しており
そんな彼女に「貴方は優しいだけ、それだけ」と、
バファリンの広告の謳い文句には
とても出来ないであろう言葉を浴びせられ
無惨に捨てられた経験が
その憂いの一つである


「どう憂いか分からないだって?」


いや、だってそうだろ?
バッグ・クロージャーは
食パンが乾燥したり、腐ったりしない様に頑張り
健気で優しいはずなのに
最終的に捨てられてしまう存在ではないか

「俺と似ていないか?
なんだこの親近感にして
この世界観は…
なんとなく椎名林檎の曲にありそうだなぁ…
もう俺が作詞してこの気持ちを消化するしかない」

しかし恥ずかしさからか
男・椎名林檎として世に放たれる事は無く

そして今回もその時に書いた
「バッグ・クロージャー/悲しいな林檎」
の歌詞を読みたい人間なんて
存在しないと思ったので
noteに載せる事は辞めました。

いつかこのnoteが有料記事になったら
載せたいと思います。

余談ですがバッグ・クロージャーは
埼玉県川口市の名産で
クイック・ロック・ジャパン株式会社のみで
年間30億個も作られているらしいです。


とても俺とは違うじゃないか…

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