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【吉田正高コレクション整理記録】4/1~セルビデオ種々

「吉田正高は、すべてのコンテンツを愛していた人だ」

確か実妹ささこ(正高さん妻)が、告別式の喪主挨拶でこんなことを言っていた気がします。
正確さを期すため、喪主挨拶のドキュメントを確認したところ、実際はこうでした。

吉田はどの時代のどの国のコンテンツも分け隔てなくいつも楽しんで、また心から愛していました。
朝から晩まであらゆるコンテンツを楽しみ、またどうすれば自分がコンテンツに貢献できるかを朝から晩まで楽しそうに考えていました。

そうそう、これこれ。

まあ、本当にそうだと思うんですよ。いっさい否定はしないです。ええ。

イラストレーターささこが Twitter でやっている #ある日突然オタクの夫が亡くなった 漫画は、6/12現在その8まで来ています。
その6で超褒めてもらいました。ありがとう、ささこ。姉はちょっとスパルタだったよね。でもまあ、ほら、ちゃんと終わったから……!(目をそらす)

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前回から引き続き、4/1について。

ビデオテープと接触しなくなってもう10年以上経つんだと思うんですよね。
我が家はとっくの昔にビデオデッキはなくなっていて、すべてDVDに移行しました。もはやメディアもあまり集めていないです。

この空間は違います。

部屋の床にあふれるセルビデオたち。セルビデオたち!
とにかく、作業スペースが作りたくて、必死になって段ボール箱に詰め続けました。
納屋に段ボール箱とっといてくれて、本当によかった。

この箱、そこそこ入るんですよね。このくらいだとビデオテープ入れても、私でも持ち上げられます。
引っ越しの段ボール箱って、本当によくできてる。サイズ感とか。

さあ、ごらんください、上記1枚目から2枚目への変化を。
床に並んでいたセルビデオが、ちゃんと減っていっているのですよ!

以前引っ越しで使った段ボール箱なので、すでに何か記載されています。
そこで、部屋の中で発見した銀色のガムテープに内容を書いておきました(3枚目)。

セルビデオ・一般、セルビデオ・アダルト(初期は18禁と書いていた)など、ざっくりわかるようにしてあります。
きっと、いつかこの目印が役に立つ……と思います。

たぶん。そうあってほしい。きっと大丈夫だ。

私はこの日、この作業を一人でやっていました。
ささこは何度か手伝おうとやってきてくれたのですが、まあ、いいかなって。

この日は正高さん死去2日目。
遺体の解剖結果もわからない(死因が確定されていない)状態です。
ナーバスになって当然。

また、この時点では、一人のほうが気楽でした。
とにかく「どこから手をつけよう」と考えながらの作業なので、誰かに指示を出す気持ちの余裕がなくて(笑)

それに、甥姪がこっち(正高コレクション部屋)に来ないようにしてくれるほうが大事だったのです。

なぜなら、アダルト比率が決して低くなかったから。
やってきた甥姪に「これなに?」って聞かれたら、絶対に答えに窮する事案です。

研究用っぽいんですけど、とにかく半端なく多くて。多くて。多くて、げんなりしました。
「床に積まれたこれらのセルビデオが半分だったら、詰めるの楽だっただろうなぁ」

そうです、だからとにかく、ひたすらセルビデオだけを詰め続けましょう。
肌色率が多いのは、そこそこ助かります。頭を使わなくても分類できますからね。アダルトと一般を。

ときどき、「このアダルトビデオのタイトルすげぇな」とかは思った気がします(でもそれがどんなタイトルだったかはもう覚えていない)。
あっ、そういえば日本髪結ったやつがありました。裸に日本髪って目にする機会がぜんぜんないので、すごく印象に残っています。
「ああっ、これOVA化してたんだ!?」という漫画原作物とかも、一瞬「ふぁっ」とか言うくらいで、ひたすら詰め続けます。

「これだけ避けておこう、あとで見よう」とか考えちゃダメなんです。
とにかく、ひたすら作業し続けるのみ。

やがてさっきのエリアが終わったので、今度は奥をやることにしました。
押し入れと、その手前にあるワイヤーシェルフの間の、あの山です。
(上記1枚目と2枚目は同じ山を反対側から撮影。3枚目はその結果です)

この作業で、だいたい4/1の午前中が終わりました。

そう、まだ午後があります。4/1午後の私に期待しましょう。

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私の自宅も、けっして物が少ないわけでもなく、また、綺麗にしているわけでもありません。

ただ、正高さんに自慢していいんじゃないかと思うのは、私、我が家にある書籍、DVD、ゲームなどのメディアは、すべてリストになっておりまして。
どのケースに何が入っているか、あるいは棚の何段目に入っているかが記録してあるので、リストを見ればお目当てのものを引っ張り出すことができます。

正高さんもやっていてくれたらよかったのに!
毎日ちょっとずつやったら、いつかは終わるんですよ!
リストをクラウドストレージにいれて家族と共有してあるので、いざという時の譲渡も簡単です。

さらに、リストを見ながらにやにやしたりもできます。
意外に楽しいんです。

リスト化、お勧めです。

吉田正高コレクション整理記録。オタク教授の他界、そしてその親族や知人たちの奮闘記録。