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誤送信ご注意、自分のメールアドレスこそ間違えます。

メールの誤送信にご注意ください、とは誰でも言われてることだろう。そこをあえて重ねてお願いすると、特にメールの転送時にはご注意いただきたい。さらに重ねてお願いすると、全国の塚本さんは特にご注意いただければと…。

二通ルールの落とし穴

昨日の16時43分、Gmailに届いた新着メールを確認したら、表題に全く心当たりがなかった。本文にも、差出人にも、Cc:先にも心当たりがない。ははん、また間違いメールかと思う。末尾近くには、こんな一文が添えられている、ははん、大企業のメールエチケットというやつね、と思う。

※セキュリティ強化の為 メールの添付ファイルが暗号化されます。誠にお手数ですが追って送信されるパスワードで解除をお願い致します。

そして16時49分、次のメールが到着する。表題は、もちろんと言うべきかまさかのと言うべきか「解凍パスワード通知メール」だ。セキュリティ強化とは一体…。

でも実を言えば、僕のメールアドレスには間違いメールが少なからず送られてくる。その中で言えば、今回のは「セキュリティ強化とはいったい(笑)」で済む程度のものだ。人間なんだから誤送信はなくせないし、自動化された二通ルールが「効果なし」「ガラパゴスルール」という指摘は新しくもない。そんな仕組みを組織が採用している以上、この程度の事故は起こるだろうと思う。そして「あれに比べれば」という心当たりがある。

本当に深刻な誤送信とその顛末

一つはある建設現場へ派遣要員の一覧を送ったメールだ。僕も常駐派遣されたときにそうだった記憶があるのだけど、保険加入の関係上、こうした名簿には全員の生年月日なども記載されていて、これは名刺情報などに含まれない、慎重に扱う必要のある個人情報だ。もちろんこんなものを受け取る心当たりはなく、僕は送信者に返信メールで問合せて、一カ月ほど待っても返信がないので、ため息をついてメールを削除した。

もう一つはビルメンテナンスやハウスクリーニングなどを行なっている会社で、おそらく内勤社員のメールアドレスから、僕のメールアドレスに誤った自動転送設定がされたことだ。こうした業態の内勤は多くの作業員を管理するマネージャー的な立場になり、直接送られたものから同報やメーリングリストで回ってくるものまでかなりの業務メールが回ってくる。中には、例えば次のような進捗報告も含まれる。

■進捗報告No. :xxxx
ご契約番号 :xxxxxxxxxxxx
日  時  :xx月xx日(日) xx時
担 当 者 :何某 太郎 xxx-xxx-xxxx
所 有 者 :誰某 花子 様邸
住  所  :xx県xx市xx町xxxx-x
備  考  :奥様 090-xxxx-xxxx

顧客の氏名、住所、携帯電話番号というのはかなり問題になる情報だと思う。何月何日何時に何者がそこに訪問するという情報が加わると、詐称訪問に使われかねない。こんな厄介なメールは、本当に受け取りたくない。

内容の次に厄介だったのは、自動転送メールだったことで、宛先のうちだれがメール転送を誤っているのか見ただけではわからない。数日様子を見て、高頻度で宛先や同胞先に入っている人の中に「tsukamoto」さんがいることに気づく。これが転送を誤った人の可能性が高いと考え、このケースでも連絡を入れてみる。しかしこのケースでも、返信がない。

一回鍵の誤送信ではなく、自動転送なので毎日数通~十数通のメールが転送されて来続ける。黙って消していくにもこちらの労力の問題があるし、本質的に止まないといけないことでもある。

最終的に、メールアドレスのドメイン名を確認し、所有企業のWebサイトの問合せフォームから問合せを送った。数日して転送は止んだ。僕は個人情報や機密情報の悪用がなかった(僕が悪用しなかった)ことを知っているので穏当に済んでいることを祈る。でも企業側にすれば情報漏洩があったことを知ったのだし、悪用なしの確信は持てないだろうから、そうはならなかった可能性も考えてしまう。

人は自分のメールアドレスこそ間違える

僕は知る筋合いのない個人情報や企業情報なんて知りたくない。それは対処すれば手間、対処しなければ厄介ごとのタネでしかない。だから誤送信には注意してほしい(僕もやらないとは限らないし、できるだけ注意する)。

そして一つ気が付いたことがあるのだけど、結構な割合で「塚本何某さんが個人メールアドレスへ転送しようとして誤送信」というケースがある。間違うはずがないと思っている自分のメールアドレスに転送するときにこそ、間違っているのだ。最後の転送設定のケースもそうだけど、実は冒頭の2通ルールのケースもそうだった。他にもWebサービスの登録や購入で、自分のメールアドレスを入力する際に間違えているケースもある(この話は別の問題を含んでいるのでまた書きたい)。

そういうわけで、メールの誤送信、特に塚本さんが自身のメールアドレスに転送する際の誤送信にはご注意いただければと、痛切に思う。くどいようだけど僕は厄介なメールを受け取りたくない。そして、正直なところ誤送信というヒューマンエラーに対して始末書だの処分だのというある種の企業の対応は少し乱暴なように思うので、そういう企業に対して報告するようなことも気がすすまないのだ。

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塚本 牧生

クラウドノオト ―― クラウドコンピューティングの話、ときどきソーシャルメディアとnoteの話、ところにより四方山話。

技術手帳

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