見出し画像

ICLを受けました

先日、ICLを受けてきました。わたしが手術を受けたのはこちらの病院です。

選んだ理由としては知り合いがこの病院でICLを受けていたのもありますが、手術時間が他院よりも圧倒的に短いのが一番の決め手でした!

他院は概ね25分前後のところ、こちらはなんと10分前後…!その分費用はお高めですが、やっぱり怖いので多少お金を積んででも短い方がいい…と思い決めました。

実際に手術を受けて、「これは25分も耐えられん…」と思ったので、わたしはこちらで受けて正解でした。

ここからは手術の流れやだいたいの所要時間など実際に受けた人だけが知ってそうな情報をできるだけ詳細に記載します。ICLをご検討中の方にお役に立てば幸いです。

筆者の情報

- 年齢:30歳
- 職業:Web系のデザイナー
- 視力(矯正前):0.06
- その他:乱視あり、ドライアイなし、アレルギー性結膜炎もち

物心ついたときからちゃんと見えている記憶なし。小3でメガネ、中学生からコンタクト使用者です。アレルギー・乱視持ちなのでハードコンタクトのヘビーユーザー。そんでもって強度近視。

ICLを選んだ理由

視力矯正手術といえばレーシックがまだまだ有名ですが、以下のようなメリットがあったのでICLを選びました。

- 視力の戻りの不安が少ない
- 見え方がレーシックに比べてクリア
- 元に戻せる(1番大事)

レーシックは角膜を削るため元に戻すことが出来ませんが、ICLは最悪レンズを外せば元に戻せます。

職業柄目はかなり大事なので、失敗は許されない…という事でよりリスクの少ないICLを選んだといった感じです。また、レーシックに比べるとよりクリアに見えるとのことだったので、そういった点を考えてもやっぱりICLかなあ、と思った次第です。

全体の流れ

病院ごとに違いはあると思いますが、わたしはこんな感じでした。

① 適応検査
② 度数決定のための再検査
③ 手術日の決定
④ 手術前の準備(3日前から)
⑤ 手術当日
⑥ 術後検診(複数回)

① 適応検査
初診で適応検査を行いました。正しい裸眼視力を測るため、ソフト3日間、ハードは2週間装用を中止してから検査を受ける必要があります。

初回の検査内容はこんな感じ。いつもの視力検査に加え、目の形状がICLに適応するかの検査も合わせて行います。

- 視力検査
- 眼圧検査
- 乱視の検査
- 目の空洞(レンズをいれるためのスキマ)の測定
- 角膜の形状
- 瞳孔の大きさ
- 緑内障・白内障検査

検査自体は2時間くらいで終わりますが、散瞳(瞳孔を開く処置)をするので、3時間くらいは近くが見えづらくなります。老眼に近い状態らしい。

個人的な感覚だとテキスト入力はさほど問題ないですが、ズレや細かな色味の違いがわからなくなるので、クリエイティブワークの人は仕事の調整しておいたほうがいいかも…

② 度数決定のための再検査
2回目の視力検査。前回と今回の結果から総合的に判断してICLの度数を決めます。個人差が出る部分らしいので、誰でも手術すれば視力が2.0になる、みたいな感じではないそう。

矯正後の視力は視能訓練士の方と相談して、仕事や生活スタイルに合わせて調整をしていただきました。わたしはデスクワーク&長時間PCを見るので少しだけソフトな見え方にしてもらいました。視力を上げすぎると疲れやすいかも、とのことだったので。

視力検査の眼鏡で術後の見え方のシミュレーションはするので、イメージはしやすかったです。

サピアタワーさんは前金のお支払いがあるので、この時に支払いと残金の医療ローンの申し込みをして2回目の通院は終了。次に病院に来るのは手術日かと思うとちょっと緊張しました(笑)

③ 手術日の決定
レンズは概ね2週間程度(度数によっては最大3ヶ月程度)で取り寄せできるそうなので、納品日が確定したら電話があり、その時に手術日・翌日検診の予約を取りました。

④ 手術前の準備
手術の3日前から目の消毒を開始します。前回の通院で薬をもらったので、それを1日4回点眼。術前の超重要な作業なので、スマホに点眼時間のアラームをかけてどうにか対処しました。。

点眼以外は制限も特になく、コンタクトも前日まで使うことができました。

⑤ 手術当日
当日、翌日は洗髪ができなくなるのでお風呂に入ってから病院へ。3日くらい顔は洗えなくなるので、こういうの買っておくと便利。


手術時間は10分くらいなのですが、術前準備(消毒・散瞳)に1~2時間くらいかかるので前後に予定は入れない方が良さそうです。わたしは散瞳に時間がかかり、当初の予定より1時間くらい押しました。

痛みがないので100000000%マシだと思いますが、妊婦さんが子宮口開かなくて分娩台に行けない時の気持ちが少しだけわかった気がします。こちらの覚悟は決まってるのに身体の準備ができてない時の焦燥感たるや…

手術は片目5分くらい、合計10分ほどで終了。終了後は眼の消毒・検査をして帰宅。手術当日は散瞳・異物感で眼が使いものにならなくなるので、お家でひたすら安静にします。2時間に1回の点眼でしっかりケア。

術中の感覚や当日の違和感は後述します(怖くなるので見たくない人もいるでしょうし…)。

⑥ 術後検診
術後検診は翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後と検診があります(病院によって回数の変動はあると思われ)。

始めの方は回数が多いので、少し面倒ではありますが、サピアタワーさんは予約制なので、毎回15分くらいでササっと終わります。

検査内容は視力検査とお医者さんの問診で、特に異常が無ければそのまま点眼薬をもらって帰宅。待ち時間がほぼ無いのはめちゃくちゃ助かる。

お金の話

これが1番ネックかつシビアな問題だと思うのですが、ネットに情報がなかったので書いておきます…!参考になれば幸いです。

🤔  医療費控除使えるの?
医療費控除の利用は可能とのこと。また、サピアタワーさんは医療ローンと併用でも医療費控除が使えるとのことでした。前金と残金の領収書をもらえるので、それを使って申請してください、とのこと。

ローンと併用で医療費控除が使えるのかはローン会社さんにもよるかと思いますので、検討している病院にお問い合わせるのが安全だと思います。

🤔  手術以外にかかる費用は?
これも病院によって異なると思うので、わたしの話になりますが。

サピアタワーさんはレンズ、手術、検診込みのお値段で提示されています。なので近視が強すぎるから追加料金…みたいなことはありませんでした。
※乱視がある人は追加料金かかりますが、サイトに記載されています

保証期間も3年あり、その間の定期検診の費用もかからないとのこと。明朗会計すぎる。

術後ケアの話

前述のように術後検診で通院する必要があります。サピアタワーさんは翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後。

また、術後1ヶ月は1日4回の点眼が必要です。これは傷が塞がるまでの消毒の意味があるので傷の治りが悪かったら長引くのかもしれません。次第に種類や回数が減っていくそうです。2ヶ月目の現在は2種類を1日3回。

それ以外のケアは術後1週間は外出時に保護メガネをかける必要があります。ゴミとかが眼に入って傷がつかないようにするためです。花粉症の人が使うメガネみたいなやつ。

それ以外は入浴の際に眼に水が入らないように少し気をつけることと、ぶつけたりしないように気を付けるくらいでしょうか。

個人的な感想ではありますが、生活が便利になりすぎたので、ケアなんて些末な問題すぎる…って感じです(たまに忘れることもあるけど)。

手術を受けてみて

手術を受けてみての感想は「受けてよかった」のひと言につきます…(笑)物心ついたときから目が悪かったので、朝起きてすぐにハッキリと物が見える感動たるや…

もうひとつ感動したのが物体のエッジがはっきり見えること。乱視持ちなのでいつもちょっとだけ物体のエッジがボンヤリ見えていたようで、ICL受けた翌日に「え…何これ…すごい…」ってなった。

「見えすぎて頭痛がする」みたいな口コミも見ていて少し心配してたのですが、今のところそういった症状もなく快適です。

また、ハロー・グレア現象が症状として現れると聞いていましたが、術後約2ヶ月の現在でもまだ多少あります。

ただ、夜間に光源を見たときや、日中明るいところに居るときに視界の端っこに光の輪が見える程度なので日常生活や仕事に支障はない、というのが個人的な印象。これも個人差は出る部分だとは思いますが。

経過も良好で、視力も安定してきて今は2.0くらい見えてるみたいです。総じて受けてよかった~!と思います。良い自己投資。

最後に

すごく長くなりましたが、いち個人の体験ベースで語っているので、万人に当てはまるものでもないですが、ひとつの判断材料になれば幸いです!下に術中の感覚や当日の違和感をおまけで付けておきますので、ご興味ある方はどうぞ。

おまけ

その日の術後に殴り書きしていたメモをそのまま転記しておきます。リアルレポ感がすごい。術中の様子を知っておいて、少しでも安心したい人向け。知らない方がいい人は見ずに挑んだ方がいいかもしれません。

痛みはないですが、瞬きができない・とにかく眩しいが辛かった印象。

ここから先は

236字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?