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クルミド出版『カフェから時代は創られる』販売しています@mikko

いま、自分が小さなカフェの店主まがいのことをやれているのは、大学生の頃に東京・赤坂のスターバックスでアルバイトをさせてもらったおかげです。学んだことは山ほどあります。その最たるものこそ、カフェというのは単に飲みものや食べものを提供しているのではなく、それを含めた「体験」であり「場」を提供しているのだということでした。

2018年に、佐久穂町ではじめたmikko。どうにも「ドーナツ」が脚光を浴びがちですが(確かにそれは「ねらって」いたことだったので、一方でそれは成功の裏返しなんですが)、最初に定義した業態としては「ドーナツ・カフェ」だったし、今でも僕は「カフェをやっている」という強い自覚があります。

偶然にも、何週間か前、東京からいらしたあるお客さんと「まちとカフェ」について話したことも、このところ何度も反芻しています。世界や日本全国を飛び回るその方が「良いまちには、良いカフェがある」と自然な感じで述べられていて、僕も心から賛同しました。そして、もしかすると「良いカフェがあるのは、良いまちだ」と言い切っても良いのではないかと思うくらい、僕はカフェという場の可能性を、ここ数年でさらに信じはじめています。

前置きが長くなりました。mikkoにて、
『カフェから時代は創られる』(クルミド出版)の販売が先月末から始まりました。

先月、クルミド出版からこの本の増補改訂版が出版されたと聞くやいなや、ご担当の方に連絡を取り、ぜひ当店にも置かせてくださいとお願いし、快諾いただきすぐに送ってくださいました。

クルミド出版の発行人でもある東京・西国分寺のクルミドコーヒーの影山知明さん。影山さんとの最初の出会いはご著書『ゆっくり、いそげ』を通してです。鹿児島で新たなマーケットイベントの企画を仲間と模索していた頃、「特定多数に届ける」という考え方にとても救われ、今でもことあるごとに参照しています。その後、鳥取と長野で二度も影山さんご本人とのご縁をいただけたのは幸運中の幸運でした。

(そのご縁から生まれたmikkoのクルミドーナツ今年ももう少し寒くなった頃にお出しする予定ですよ〜)

『カフェから時代は創られる』の「はじめに」は以下の言葉で締め括られ、本編がこのあとに続きます。

カフェという場のポテンシャルを現代の私たちが認識し直すことで、再びカフェから時代が創られることを願って。

ぜひ当店にお越しの際は、本のページをめくってみてください。
そして、「カフェ」についておしゃべりをしましょう。

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