工具1

Zbrushプラグイン開発も一段落

(約 1,900文字の記事です。)

久々につぶやきではないテキストでの駄文をnoteに記そうと思う。

ここ最近は、Zbrushのプラグイン開発の復活に始まりしばらくはプライベートはプラグイン開発一色だった。今日、ようやく完成版をリリースした。ソフトの開発自体は昨日で終わっていたが、使い方の丁寧なマニュアルを作り終えたのが今日。あ、日付が変わったので昨日の話です。

Zscriptの謎の仕様に翻弄された

色々大変だった。Zscriptの仕様を思い出すのはすぐだったが、実際の実装で色々と想定外の挙動に翻弄された。その試行錯誤が8割を占めていた気がする。だが、ようやく納得のいく挙動に収まり、完成版を作り、マニュアルを作り終えた。なかなかZbrushのプラグイン作りは大変である。どうりで誰も作っていないわけだ(笑)

作っていたのはこれ。

8方向のスクショをまとめて一気に保存するツール

このツールは当プラグインでは初の「自分のためではなく、人のために作った」ツールである。だから苦労した。どういうふうに機能拡張すべきかが分からなかったのである。で、もし自分が使うなら、という想定で機能拡張をした。具体的には、オートフィット機能。オブジェクトの大きさが8方向でばらばらでも常に最大化してスクショ作成する。で、平行投影(パース無し)ならばそれも簡単だった。

パースONで見切れる問題

が、レンズの画角が反映されるパース有りの場合が問題だった。Zbrushは、パース有りの場合、オブジェクトの形によっては上手く最大化できずに画面が見切れるのね。これが大問題。当ツールの死活問題。

これの回避策のアイディアはだいぶ前に思いついたのだが、いざ実装すると、なかなか手強い。思った通りの表示状態になってくれない。結構四苦八苦した。最終的には乗り越えたけれども。

なぜかトグルスイッチが安定しない問題

トグルスイッチ、OFFなら灰色、ONならオレンジ色。普通に考えると「何か問題でも?」と思うだろう。だがZscriptの謎仕様で、他のプラグイン操作をして戻ってくると、このトグル状態が初期状態にリセットされるのだ。さっきまで2つのトグルスイッチがオレンジ色だったのに、今、他のプラグインを操作して別のボタンを触った途端に2つともグレーに……。は?

結局、リロードボタンというボタンを実装し、それを押すことで直前の状態を復帰させることで回避することに。これでようやく想定通りの挙動に戻ったわけで。ここまでに8時間くらいは無駄に消費されたのです。。。

長いマニュアル作り

とにかく何も知らない人にきちんと分かってもらうためのマニュアルというのはとても大変。ふんだんに画像が必要になるし、いくら効率的にそれらを行ってもなかなか限界がある。マニュアルも結局約7,800文字という膨大なページに。動画にしたら5分程度なのだが、文字と画像で丁寧に説明するとそうなる。

ボタンクリックで言ったら5~8クリック程度なのだが、それらの操作にいちいち解説を付けると、そうなるのだ。

実はここまでしても需要が謎

既にご寄付を頂いている人は有効活用するだろうが、今後、このニッチなプラグインがどれだけの人に役立つか?といわれると謎だ(笑)ほとんど修行のために作ったような物だ。なのであまり寄付の額は期待できそうもない(切実)

プラグイン作りもそこそこにして創作活動に戻りたい

これが本音。そろそろ自由な(適当な)創作活動に戻りたい。Zbrushもコネコネしたい。小説的な設定も考えたいし、小説自体も進めたい。プラグイン開発も今回でようやく一区切りだ。

とか言って、今回の開発で「オートフィット関数」の実現ができたので、それらをBTC等の画像制御系動作に組み込みたい、と言う思いもある。今まではZbrushでは、画面に表示されているオブジェクトが画面にフィットしているのか否かの判定方法がなかったのだが、このオートフィット関数ではそれらを判定して常にオートフィットさせられる関数になっている。なので、これを利用すると、必要なタイミングで全てが画面に表示されているオートフィット状態を強制的に再現できる。これは特にBack To the Center, BTCプラグインでも威力を発揮する。

なので、適当に創作活動を再開しつつ、既存のプラグインにもそれらを適用して改良したい、と思っている。

結局やりたいことが多いのね

これですなぁ~。幸せなことです。

というわけで今日の日記はここまで。

今回の創作活動は約30分(累積 約873時間)
(314回目のnote更新)





読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊