noteの記事をコピーしてWordPressに貼り付け可能
(約 4,600文字の記事です。)
さて、noteの新エディタをここ数日試していて気がついたことがある。それはWordPressのブロックエディタと使い方がそっくりだということ。
ん?ってことは、noteの新エディタで「書きかけの記事」をコピーして、WordPressのブロックエディタに貼り付けできるならば、noteのバックアップ、あるいは移植が割と簡単にできるのでは?
そう思って試してみた。
【結論】コピペで相互に移動可能
結論だけ書けば、ごく普通にnote ⇔ WordPress両者のエディタ間で内容をコピペできた。新エディタでも旧エディタでもnoteからWordPressに書式ごとペーストできた。
note側のH2, H3タグ、引用、箇条書、太字、フォントスタイルなど、文字に関わる情報は全てWordPressに正常に移植できた。
またブログカードなどはリンク先付きの青色リンク文字となって移植されたが、こちらも実用上何の問題もない。
1記事ずつであれば完全にWordPressに移植可能
画像については、HTMLの中を見てみるとnoteサーバー内の画像へのパーマリンク文字列が移植されていた。これははてなブログProからWordPressへ移行した経験があれば対処方法もすぐにピンとくる。とりあえずは画像の移植なしで本文だけ移植することは見た目上可能だ。だがもちろん画像もWordPressのサーバ内に移植してHTML内のパーマリンクを修正すれば完全移植も可能。
なお画像の取得についてはChromeのアドオン「Image Downloader」を使えばnoteの1つの記事内で使用されている全ての画像をPCにDL可能。DLされたファイル名はリンク文字列のそれと同じなのも都合がいい。プラグイン「Bulk Media Register」経由で画像をメディアライブラリに登録する。あとはHTML内の画像URLを正規表現の置換で「WordPressにFTPでアップロードしたフォルダパス」に書き換えてあげればいい。そうすればnoteからWordPressへは「1記事ずつ」であれば画像も含めて完全にサーバに移植できる。
自分の作品群の置き場としてはnoteもはてなブログも「使いにくい」
さて、はてなブログからWordPressに移って感じたこと、それはWordPressはかなりの上位互換な仕組みだということ。
今回のnoteからWordPressへの移行に関しても同様で、再認識した感じ。逆にWordPressからnoteに移植するメリットはほとんどない。
リダイレクトについて
例えばnoteでもはてなブログでも、リダイレクトが使えない。パーマリンク(URL)が1文字でも変わればそれまでのGoogle検索などでヒットしたものがリンク切れとなる。だがそこでもしリダイレクトが使えれば、古いリンクにアクセスしても一瞬で新しいパーマリンクに自動的にページが切り替わる。WordPressではごく普通にリダイレクトできる。
例えば以下のページははてなブログ時代の初期に書いた記事であり、URLが年月日とスラッシュであった。しかも/entry/という文字列まである。
https://www.yamato-tsukasa.com/entry/2018/08/11/072645/
WordPressにインポートしてスラッシュが強制的にハイフンになったが、これはリダイレクトでハイフンの新URLに、しかも/entry/なしに自動転送させている(※)。
https://www.yamato-tsukasa.com/2018-08-11-072645/
さて、ここ最近1年以内のブログ投稿では全てカスタムURL=アルファベット文字列で意味のある文字列のURLを毎回指定している。なので上記のハイフン付き年月日URLを同様に以下のURLに変更し、更にリダイレクトさせた。
https://www.yamato-tsukasa.com/pen-tablet-large-size-considerations/
結果として上記3つのどのリンクをクリックしても正しいページにアクセスできる。
普通であれば年月日のURLと上記文字列のURLは全く異なるので、
「リンク切れ=また一からサイトを育てなければならない」
のだが、301リダイレクトを使えば正しいページに辿り着ける。つまり、これまでのサーチエンジンの評価を引き継いでいける。過去の資産運用ができると言うことだ。
対してnoteもはてなブログも、残念ながらリダイレクトできない。
そう、不自由なのである。
それだけではなくて、noteもはてなブログも基本的にスタック型、日記を積み重ねることしかできない。(はてなブログはなんとか無理矢理可能だが、そもそも一般的なタグ機能が使えないのでどのみち拡張性で行き詰まる。)
WordPressは途中からサイト型にチェンジできる。ブログサイトが膨れ上がりすぎてもサイト型のホームページを作ってそこからカテゴリごとにブログを疑似的に分けることができる。私のブログもようやくサイト型に近い「カテゴリごとに分離したブログ」っぽくホームページを構成できた。
やっていることは単に親カテゴリを疑似的にそれぞれホームページ化=本当のホームページが各カテゴリの(階層的な)最上位ページのポータルサイトになっている。
WordPressではブログであっても階層構造をいつでも自由に組み直せる。対してnoteもはてなブログもそれがかなり難しい。
私はnoteを自由な日記帳として扱っている一方で、有料マガジンはサイト型構造のほうが都合がいい。というか扱うテーマが増えてきたのでサイト型でないと崩壊が始まりつつある。
有料マガジンのリライトでWordPressに移行するかも
過去の執筆記事のうち、有料マガジンについては情報が古くなってきたのでそろそろリライト(書き直し)を検討している。リライトなので1つずつ中身も検討する。機械的に処理はできない。その過程で1つずつWordPressに移行させることを検討している。
はてなブログで機械的とは言え、960記事を移植した手間から見ればnoteの有料マガジンの数十記事の移植など、むしろお手軽な部類に入る。それくらいならば1つずつ手作業でもいい。
有料マガジンをWordPressに移植可能?
WordPressのプラグインには「指定したカテゴリ以下をパスワードロック」できるものがある。これと有料noteマガジン内記載のパスワードを組み合わせれば、リライト記事を購入者のみに公開することができるはずだ。
またWordPressのSWELLの色んな「見栄えのする、分かりやすい演出(枠で囲ったりカラフルな箇条書だったり」も使えるので、より読者に「分かりやすい情報提供」ができる。この段階でWordPressはnoteという表現媒体のかなり上を行っている。
またブロックエディタという同じ土俵でnoteとWordPressを使う以上、noteもWordPressも使い勝手には大差ない。差があるとすれば表現力の差、過去記事の管理のしやすさ、バックアップ体制、リダイレクトなどによる細かい情報制御。
うん、WordPressの圧勝である。
自分にとってのnoteの運用方法が洗練された
WordPressによるブログ管理を始めて、自分にとっての「コンテンツの管理や運用方法」に大きな変化が訪れた。パラダイムシフトである。
これによって今まで右往左往していた「ブログとnoteの使い分け」について、さらに明確に使い分けができるようになった気がする。そして今回はnoteであっても「散文置き場としての無料記事」の場合と「有料マガジン」との場合とで、ハッキリと使い分けることが決まったし、今後の運用は徐々にWordPressに有料マガジンの内容を移していくことも決まった。
コンテンツは資産
コンテンツは資産なのだ。自分で100%管理できたほうが有利だ。他人に預けっぱなしよりもリスクを減らせる。noteやはてなブログも「ある日突然、○年○月をもってサービス終了です」というリスクはあるし。
なんだか色々書いたけれど、要するに、WordPressで自由に自分のコンテンツ管理ができるようになるにつれて、第三者製のお手軽なブログサービスはだんだんと窮屈さが目に付くようになってしまい、使い方によっては離脱することも必要だね、ということが分かってきたのでした。
とは言えnoteの自由な気軽なライティングスペースは私にとってはまだまだ必要なので、書き流しスタイルで「いずれ消えてなくなっても後悔しないような駄文」は、まぁ今まで通り気楽にnoteに書き殴るのも悪くないと思っています。
ただし有料マガジンについては多分WordPressに引っ越すと思う。
とりあえず今日の日記はこれまで。
今回の創作活動は約2時間(累積 約2,922時間)
(806回目のnote更新)
読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊