見出し画像

小説用の挿絵をようやくフル3DCGで作れたけれども

(約 2,300文字の記事です。)

とりあえず最初の1ページ分のカットを3DCGで作ったので差し替えてみた。

あれだけ苦労してようやくフル3DCGで作れたのだけれど、思ったより感慨深くないな(笑)恐らくは3DCGに慣れてしまったせいで、できそうだと思ったことができただけという感覚に。

あと、挿絵ができたからといって必ずしも小説自体が面白くなるわけではない。これ重要。つまらないものはつまらないのだ。どんな挿絵になったとしても(笑)

けどまぁ、1年半かけて、最初の一歩に到達した。

何となく趣味で何かを作りたい、二次創作は不毛だ、一次創作なら設定が大変だ、設定をシナリオにすれば物語になる?、小説にしちゃおうか、よし早速絵を描こう、下手だ、下手すぎる、時間がかかりすぎる、3DCG人形をトレースして絵を描くなら最初から3DCGで作っちゃえば?

ここからスタートして1年半。コツコツやって、モデリングからスタートして背景を作ってマテリアルを設定して、ようやく静止画として完成。どうしても無理な特殊エフェクトはCLIP STUDIO PAINTで加筆で仕上げ。

長い、長かった。

半端なく長かった。もっとも、途中でZbrushのプラグイン開発とかしなければ3,4ヶ月は縮んだと思うが、自分にとって必要なツールだったのでしょうがない。特にBack To the Centerは、キャラにポージング付けした後に顔の修正など左右対称編集をしたくなった際に、BTCがなければできないことが多い。

完成したメッシュを配置するだけならTwinmotion上で自由に配置すればいい。だがZbrush上で配置まで完結させたい場合には、やはりBTCがないと不便なシーンも多い。また、BTCは今後3DCGプリンタの解像度が上がって一発出しで済むような時代になった時に必要になるツールだ。データ上で完全に配置まで終わらせる必要がある。そうなったときに配置と修正と再配置をワンクリックでできるツールには意味があると思っている。

おっと脱線した。

けど3DCGでの絵作りも結構時間がかかる

だが実際には、絵を描くにしても時間がかかるが3DCGで絵を作るにしても時間がかかる(笑)なぜ気付かなかった?

結局は、キャラの造形、色つけ、背景や小物の製作、配置、ライティング、撮影、フォトバッシュ等の加筆修正。これらがトータルコストで発生するため。7工程もある(笑)

とはいえ、メインキャラは体中を使い回せるので、一度ベースを完成させてしまえばポージングと衣類などの変形に手間がかかるくらいで、色やマテリアルはTwinmotion上でD&Dで決まるから、後半戦の量産に強いはず。

意外と手間になりそうなのが背景の作り込みだ。

森一つ作るのも大変だったが、街中などどうしよう(笑)建物から作らにゃならん?あるいはUE4の無料アセットから引っ張ってくるか。何にしても探したり調べたり作ったり加工したりする必要がある。これは想定外。もっとも、絵を描くにしても背景をどうやって描くかは結局決まらなかったし、空想世界の背景はどのみち自分の手で描かねばならなかったのだろう。

つまり、オリジナルの絵を描くための最高のハードルは背景だったりする(笑)

なので背景ができてしまえば、ポーズ済みキャラを配置して色付けてライティングで影の調整をして撮影できる。ワンシーンから、何カットでも取り出せるってのが絵と違うところだ。

それでも顔は手描きだから画力がwww

最大の問題点だ。だが、下手でも何でも顔限定で描き続けていたらいずれ上手くなるだろう。そのはずだ。なのでまぁ、適当に。

多分小説ってよりも設定資料集+そのための3DCG画集になる気がするw

ここまで3DCG絵を作るのに手間がかかるとなると、小説という体裁ではなく、設定資料集+簡単なシナリオ(というよりもはやプロット)+3DCG画集というスタイルになりそうな予感だ。面白いストーリーなど考えている暇がない気がしてきた。いや、多分無理。

なので、読者が脳内で勝手に台詞などを妄想して読んでもらう奇妙な作品になりそうだ。本当に必要なキーフレーズだけ吹き出しで書くような感じ?もはや読者に丸投げだ。ヒロインのエレノアの性格や仕草、振る舞いなど、お好きに想像してもらうことになりそうだ。もはやただのプロットだな。

けどまぁ、現状、公開している以上の設定がないもんだから、今後も適当に思いつきで考えては物やキャラを作ってモデリングして、想像とインスピレーションでファンタジーな世界を3DCGで作って表現できればそれでいいかな、とも思っている。もはやジャンル分けが不能だ。そうでもしないと趣味で3DCGで「何を作るか」がたいてい迷走する。二次創作なら方針がしっかりしているが、私はそれが嫌なので、そうなると「何を作るか」ってのが宙に浮きがちだ。だからなかなか趣味で3DCGは難しいと思う。

とはいえ、色んな名作からあのキャラっぽいキャラを作ってみよう的なのりで、インスピレーションを得てそれっぽい一次創作キャラを作るならそれはそれで面白いと思うので、結局それが創作のモチベーションになるわけで。似て非なる物は一次創作だし、その製作過程も残っていればもはや完全な一次創作だから、自由自在だ。そうやって3DCGの経験値を高めていけば、いずれ短時間で効率的にすごい何かが作れるようになる日が来るかも知れない。来ないかも知れない(笑)それは分からない。


というわけで一区切り付いたので思うがままの日記を書いたのでした。
おしまい。

今回の創作活動は約30分(累積 約982時間)
(341回目のnote更新)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊