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1つのことだけを突き詰めていればいい時代ではなくなった

(約 1,400文字の記事です。)

あくまでも3DCGで感じたこと。

なので普遍的ではないかも知れない。

私は今まで3DCGのモデリングは、まずはZbrushを極めようと思っていた。そしてだいたいはZbrushで作れる自信が付いた。だが一方でZbrushの使いにくさもよく分かった。

で、Zbrushの苦手を補うためにBlenderを触ってみた。Blenderのいいところも分かったし、同時にZbrushのいいところも分かった。

もしZbrush一辺倒なら気付けなかったことが沢山あった。

Zbrushの常識が3DCGの非常識だったり、3DCGの常識を簡単に突破したZbrushの有利さもよく分かった。

モデリングについてのみ、で考えても、Zbrushのみでも確かに作れるが非効率な部分もある。特にひねり系が絶望的に弱い。対してBlenderは回転やひねりに強い。なので、Aポーズ、Tポーズの素体にポージングを付けるならZbrushよりもBlenderで作業した方が早い。恐らく3~4倍は速い。3~4時間作業が1時間作業になる。Zbrushを使うかBlenderを使うかによって、それだけ差が出る。

もちろん2つのツールを使いこなすためには、2倍の学習コストがかかる。だが、そこから先の効率は、2倍以上なのだ。かたくなにZbrushにこだわっていては到達できない領域に達することができる。


ソフトの特性の違い

これが、タイトルの通り、1つのことにこだわっていてはだめな理由だ。仮にZbrushの超絶エキスパートになっても、やはりひねり系の操作は時間がかかる。ソフトの特性が違うのだ。ソフトの得手・不得手は必ずある。ならば複数のツールを使って、互いに得意分野で使い分ければいいだけのことだ。

それだけのことだ。学習コストも将来的に回収できるならば投資する意味がある。そうなると、1つのことにこだわって他の可能性を模索しない方が損失である。


特性を使い分ける

もしかしたら、3DCGに限らず、人生においてもそうかも知れない。もちろん1つの分野に精通することはいいことだと思うが、それにこだわるあまり、他の可能性や合わせ技によるトータルコストの削減の可能性を検討しないことは、やはり損をしていると思うのだ。

ならば、軸となる部分がある程度鍛えられたら、それを磨きつつ、そこで感じた不便や不満を解消すべく、新たな可能性を模索すればいいのではないか。そしてそれが見つかったのならば、合わせ技でますます軸の鋭さが良くなる。結果的に、1つのことにこだわって視野が狭くなるより、複数のことを組み合わせて出した結果の方が、楽で、優れていて、役に立つ結果になるのではないか。


うん、どうやっても、1つのことだけにこだわって他の可能性を考えずに、ず~と1つのことをやり続けるってのは、あまりメリットがないと思うのです。ある意味楽だし、言い訳しやすいけれど、損するのは自分だからね。

チャレンジすることに億劫になったら、ある意味、終了ですね。

何が終了かって?進化が終了するのです。残るのは退化のみ

それが嫌なら、やはりチャレンジは必要です。


今回の創作活動は約15分(累積 約1,222時間)
(371回目のnote更新)



読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊