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歩いて桜前線No.10【世界に認められた町並】

ご覧いただきありがとうございます!
アフリカに碁盤を持っていく男つかさです。
4月19、20日は旅に出る前から気になっていた、外国人観光客を惹きつける町、盛岡に滞在しました。
みなさん知っていましたか?
盛岡市が2023年に行くべき52ヶ所という特集で、ロンドンに次2位にランクインされた町だということを!
なぜ盛岡に外国人が集まるのか、何が魅力なのかが桜以上に気になっていたのでその様子も含めてレポートします!

なぜ、僕が歩いて桜前線を追うかはこちらから
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最後の道のり

歩いて桜前線を追う旅を始めたのが4月1日、ほぼ日で歩き続けて一つの終着点が盛岡です。
気温の急上昇で桜前線が急速に北上したことにより、当初の予定であった岩手山を回って弘前へ向かう旅程だと桜が散ってしまうことが確定。
よって、盛岡からバスで弘前へ向かうことが決まりました。
つまり、この旅最後の徒歩の旅路が紫波町から盛岡市までの道のりになります。
と言っても、特別最後の道が変わるわけではありません。
いつも通り、国道4号線をひたすら真っ直ぐ進み続ける。
たまに出てくる歩道側の標識に「東京から515km」とか書いてあるくらい。
実際、この日までに歩いた僕の総距離が460km強
人生でこんなに歩いたことはないので少し感慨深いですね。
盛岡に着いて一番最初に向かったのが盛岡八幡宮

国旗をクロスに掲げているのが印象的な鳥居

市内の桜はほぼ散っており、この日が最後の散り桜といった感じ

後ろを振り向くとちょうど向かってくる桜に包み込まれます。
八幡宮の手前には風車があり、風が吹くとカラカラと音を立てて回るのがとても印象的でした。
想いを乗せて回ります。
と札に書いてありましたが、そういう風情があるのも日本らしくて好きです。

盛岡の町並みと魅力

盛岡が海外の方のハートに刺さった理由としては
・東京からそこまで遠くない
・観光資源の多くが歩いていける範囲にある
・人の息遣いが聞こえるような地元の方の日常に触れることができるから
という3つがあるそうです。
実際、盛岡を歩いているとそれまで東南アジア系の観光客が多かったのが一気に欧米系の方も増える印象でした。

盛岡城横にある桜山神社は両脇に咲く枝垂れ桜がちょうど満開。
道ゆく人が思わず足を止めて写真を撮るくらい魅力を感じます。

奥では鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。
外国人の男性が、楽しそうにファインダーを覗き込んでいるのが印象的でした。
ワクワクしているのが背中から伝わってきたので、なるべくカメラの視界に入らないようにお参りしてました。
実は、このカメラを撮っている方とは意外な再会を果たすことになります。

盛岡での宿泊は「ととと〜泊まれる溜まり場〜」という蔵を改装して作ったようなゲストハウスに宿泊しました。
泊まっている人も国際色豊かで、僕が話しただけでも韓国、台湾、イスラエル、チリ、ドイツと5カ国以上の方がいらっしゃいました。

細重酒店

チェックイン後、何かお酒でも買いに行こうかとゲストハウスを出ると徒歩30秒の位置に古民家のような佇まいの酒屋を発見!

入ると普通にお酒のショーケースが並んでますが、さらに奥にはこうじ屋細重酒店というのれんが…
そしてその奥から人の話し声が聞こえてきました。
覗いてみるともっきり(いわゆる角打ち)のスペースになってました!

僕も、ショーケースから浜千鳥のお酒を買って一緒に飲ませていただきました。
ここのすごいところは、角打ちスペースの横が昔ながらのお店の方をそのまま残しているところです。

このお店は130年続くお店で、こちら側のスペースは見学というか保存用に残されているようです。
左側は番台で、番頭さんとかが帳面をつける場所
そして右側の階段状になっている面白い形のタンスがありますが、実際にこの階段から中2階へ登ることができて丁稚さんたちが寝る場所へつながっています。
昔の息遣いが今もなおを感じることができるような空間がしっかりと残されていることに感動しました。
ワンカップを調子に乗って3杯も飲んでさらに四合瓶を買ってゲストハウスへ戻ると

ちょうどイスラエル人の男の子が相部屋で布団を敷いてて話をしていたら仲良くなり、一緒に日本酒を飲みながら囲碁のレッスンをしました笑
趣味の話をしているとカメラが好きでいろんなものを撮ったよ!
という話になりみせてもらいましたが、その中になんとなく見覚えがある画角が…
そう、なんと桜山神社で楽しそうにシャッターを押していたのが彼だったのです!
君のことを写真に収めているよ、と写真を見せると大喜び笑
まさか、数ある宿の中で同じところに泊まるとは思いもしませんでした
こういう偶然の出会いがあるから楽しいんだよなー

一緒に泊まっているみんなと集合写真
しかし、すでにオーバードリンク気味で目線が合っていない僕がいます笑

米内浄水場へ

4月20日、この日はYouTubeの中継もあったので桜の咲いているスポットを探していると米内浄水場が4月19日〜5月6日まで桜の見学用に一般公開が始まっていることをキャッチ!
盛岡駅からローカル線で4駅くらいですが、なんと電車がほぼ2時間に1本
歩いて約2時間30分(10km)の距離なので、感覚的には徒歩圏内です笑

米内浄水場へ行く前に寄ったのが神子田朝市
朝5:00〜8:00でopenしている地元の人が集まる朝市です。
雑貨、野菜、魚、飲食店所狭しとお店が開いていてみんなご飯を買って空いているスペースでご飯を食べる。
なんとなく、去年行ったアフリカのマルシェを思い出しました笑
人の集まる活気のある場所はそこまで変わらないものなんだなー
ここでご飯を食べてエネルギーを入れて米内浄水場へ

米内浄水場はやや山の手側にあるので駅舎の脇にあるソメイヨシノもまだきれいに咲いてました✨

浄水場内の枝垂れ桜は9分咲き
華やかなピンク色と枝垂れ桜らしい風でそよぐ様がとても素敵です。
ちょうど快晴の青空ともマッチして心が洗われるような気分でした。

浄水場内の建物もかわいいレトロな雰囲気のものが多く良かったです。
ただ、駐車スペースが狭いので2車線しかない目の前の道路は入庫待ちの車で大渋滞でした。
時間を見て電車で行くか、自転車で一生懸命登ってくるのも手かもしれません。

帰りも山の合間にある集落や畑を抜けて歩いて行きました。
途中、すれ違う地元の方に挨拶するとこんなところを歩く人が珍しいのか
どっから来たの?
と声をかけられておしゃべり
ついでのように言われましたが
「たまにクマ出るから気をつけて帰んなよ」
って言われたけど、クマが出るエリアに住んだことがないから気をつけるも何もどうしたら良いのかわかりません笑
ちなみに、道路に鹿、熊注意の看板もやたらみるようになりました。

ゲストハウスもあるエリアは鉈屋町と言われる場所で昔ながらの町並みが多く残っています。
町内には水汲み場もいくつもあり、美味しいお水が身近にあることがよくわかります。

火の見櫓が残っているのも好きです。

そして、この日も吸い込まれるように細重酒店へ笑
一緒に居合わせた人が
「これ食べな」と枝豆をくれたり
すでに赤ら顔のご年配のお父さんが
「俺が取ってきたタラの芽の和物食べなー」
とくれたりしました笑
ありがたやー

酒店の女将さんも山菜の天ぷらをくださいました笑
ついつい酒が進んでしまうのも素敵なお店と地元の方の雰囲気がいいからなんだなー
この日も、かなり気持ちよくなるまで飲んでしまいました笑
本当にいろんな人が良くしてくれるおかげで旅が充実して行きます。
出会った方、応援してくれる方皆さんに感謝です!
ありがとうございます!
最後に、スキやフォローしてくれると頑張れるので押してくれると嬉しいです!笑


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