やすしきよし論

やはりわたしはお笑いは90年代のダウンタウンの笑いで育ったので、それが自分の基礎となっているような気がする。
まあそれだけが面白いとは思わないがね。

今のお笑いも面白いし、とにかく笑いたいのである。  

私は今年2023年、40歳になる地味な男だ。
ビートルズが好きでオールディーズミュージックが好きで何よりお笑いが好き。
上に記したようにダウンタウンのお笑いで産湯を使ったもんで当時ビデオテープに出演のテレビ番組を録画しては擦り切れるまで見ていた。


私は関西に生まれたので大阪の笑いは身近にあった。小学校の頃は友達と漫才をさせられるようなベタな関西の幼少期を過ごした。

あまり大きくは書けないが、吉本の兄弟漫才コンビ中川家を輩出した町の出だからその辺をお察しいただくと理解が早いと思われる。…

その擦り切れビデオテープの中で20年以上前のテレビ番組の中でダウンタウンの松本人志さんと笑福亭鶴瓶さんの会話。



松本人志:ダウンタウンは浜田がやすしで
僕がきよしじゃないですか!


笑福亭鶴瓶:ちゃう、Wやすしや。
ダウンタウンはやすしきよしじゃなくて、
やすしやすしや!

ほんで俺がきよしや(笑)  

松本:なんでやねん!…


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今日なぜかこの話を急に思い出した。
人間のタイプを漫才師のやすしきよしで例えるのが当時斬新だと思った。


西川きよし=真面目で一本気。曲がった事は許さない。優しく男気ある性格。

横山やすし=ギャンブル好き。けんかっ早い。寂しがり屋。甘えん坊。綺麗好き。

ザッと適当に性格を並べてみた。対照的な性格だから、比較しやすい2人なのである。

さてあなたはどちらの性格だろうか。 どちらに親近感を抱くだろうか。

そして、今日は部屋を掃除しながら 動画共有サイトから流れてきた西川きよしさんがゲストのトーク番組を耳に聞き流していた。

漫才をやるように薦めたのが西川きよしさんの妻ヘレンさんだ。議員になる時も献身的に支えたのはヘレンさん。

きよしさんの漫才の相方、横山やすしさんが亡くなり仏壇で供養しているヘレンさんだ。きよしさんも毎朝やすしさんに声を掛けているらしい。 


そうヘレンさんは陰で夫を支える縁の下の力持ち。


2人が出会った頃、ヘレンさんは吉本新喜劇の看板女優。きよしさんはエキストラに近いようなかけ出しの芸人。

2人はあまり声も交わせないほどの立場にい た。 しかし、2人は恋に落ち結婚の運びに。

会社は社内恋愛社内結婚は禁止で、もし結婚するのならどちらかが退社をしないといけないほど厳しかった。

きよしは会社に対してヘレンを辞めさせて僕が頑張りますと言ったら社員さんに呆れられた。

"お前が家庭に入ってヘレンの飯を作れ"

とそう言われてしまったがそんな事は構わず
一所懸命に頑張りきよしさんは漫才で大スターにのぼりつめた。

この辺の話は大阪放送局で朝ドラになるほどスリリングで面白い。
是非、西川きよしさんのサクセスストーリーをドラマ化してそれで見たいものだ。

主役のきよし役は誰だろう。
関西出身の俳優、林遣都あたりがいいな。

まあそれはそれとして、話を戻すと、
やすしきよしの全く違う性格を比較してそこで思ったのは、私は思考がやすしでもなければ
きよしでもなくヘレンなんじゃないかという事。


私ごとだが、実際の生活でも パートナーを陰で支えていて自分としてはそっちの方が性に合っている。

自分ががむしゃらに前に出るタイプではない。 てか、自然とそうなった。

多様性と言われている昨今、 自分の人生の生き方を色々と模索しながら歩んでいくそんな時代になったのだと昔を知る私はそう思う。

もちろん昔気質の生活が合っていたらそれがいいし 何か違うと思えばどんどん変えていっていいんじゃないか。


人類200万年の歴史。

いかようにも対応できるだろうて笑

しかし、私はこの"やすしきよし論"を 世間に広めたい気がしている😄

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