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当たり前なことの重要性

自分の中で、この日が記憶から消えないように、文章に残します。

2023年4月19日
私の大好きで大切な存在の一人が、星となり遠くへ旅たって行きました。

彼は、私の人生において月であり、星であり、
そっと優しく光を照らしてくれる存在でした。
彼の職業は、アイドル・俳優。
一般人の私からしたら、年に1度会えるか会えないかの存在。
そんな遠い存在だけど、毎日通勤の時には彼の歌声を聴いて1日が始まり、帰宅時の電車でも彼の歌声を聴きながらその日の疲れを癒す。そして寝る前には、彼らの動画を見て明日も頑張ろうと1日を終える。私の生活の一部だったし、辛い時には彼らから元気をもらって乗り越えてきました。

今月の仕事のモチベーションもまさに彼でした。
来月(5月23日)に控えた日本でのライブをモチベーションに、仕事ややるべきことに取り組んでいました。

しかし、4月19日に彼は突然この世界から遠く、
見えないところへ行ってしまいました。
20日の朝、その事を知った私は、現実を受け入れられなかったし、受け入れたくなかったです。
まだ見ていた夢から覚めきれていないんだと…。
しかし、ニュースというものは容赦なく入ってくるもので、彼のニュースが次から次に流れてきました。

数日前までは、あんなに元気だった人がなぜこんなにも突然に目の前から消えてしまうんだろう…。

でもその疑問に対する答えは何も難しいものじゃないんですよね。

生まれた時から、同時に死への道も歩んでいるはずなのに、普段はそんな当たり前のことを忘れてしまっている。
でもそれは変えることができない事実であるのも確かで、昨日まで笑っていた人が、何の前触れもなく突然に姿を消した時に、その当たり前を忘れていたことに気づく。

たったそれだけ…。
いい意味でも、そうでなくても、始まりがあれば必ずそこには終わりもあるということ。ただ自分が当たり前を忘れていただけだということ。

辛い気持ちが生まれても、きっとその気持ちにもいつか終わりはくる。
誕生という喜びには、必ず死という悲しみもある。
ただそのタイミングがいつなのか、だれも予測できないだけ。

彼がいなくなってから、心に空いた穴は中々塞がりそうにありません。
人生における当たり前の事を忘れてしまっていたが故に、その穴が大きく深かったようです。
でもきっと、彼が残してくれた素敵で輝かしい記憶たちがこの穴を、少しずつ埋めてくれるはず。

当たり前は日常生活で無意識の領域に閉じ込められることがほとんどだけど、時折この当たり前を思い出して、その重要性を改めて感じる必要がある気がします。
これからの生活で、その瞬間瞬間に後悔がないように、日々を過ごしていこうと思います。

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