午後の水辺と Contax T3
おはようございます、tsukihiです。
noteではいつもみなさんのフィルム写真を見ることが大きな楽しみになっています。
今日は少し前の写真ですが、昨年2023年の暮れ、大好きな水辺の公園へ紅葉を見に行った時のものです。
お散歩に出る時、必ずデジタルカメラと一緒にフィルムカメラもひとつ持って出ます。
この日は20代の頃からずっと一緒の Contax T3 です。
社会人になって自腹で初めて買ったカメラでした。
せっかく紅葉がきれいだったので、
本当はカラーフィルムが入っていれば良かったのですが、あいにくその日は半分使いかけの neopan100 が入っていました。
だから全部モノクロなのです…
このコンパクトカメラはとても小さく、コートのポケットにも余裕で入る大きさ。
形もシンプルな直方体でどこも出っぱっているところがなく、我が家では「トーフ」と呼ばれています。
小さめのお豆腐1丁みたいな雰囲気なんですね。
写るんですと同じ気軽さでシャッターボタンを押せるので、「今日は写真を撮るぞ!」という元気が出ない日にぴったりだと思っています。
あと、写真を撮るために出かけるんじゃなくて、
仕事や買い物で移動するついでにたまたま出会ってしまったけど忘れたくない風景とか、
せわしない家族旅行の楽しい一瞬とか。
なんとなく、フィルムで撮りたくなる、そんな時。
デジタルカメラの使い方を覚えた後も、フィルムとなんとなく良好な関係を保てていたのは、このカメラが手元にあったからかも。
先日noteにも初めて書いたminoltaのSR505は一眼レフなので、シャッター切るたびに、大きく甲高い「パッチィーン」という音と、まあまあ強い衝撃が手に伝わります。
いま写真撮ってるわー、わたし。という実感がよく味わえて好きなのですが、
このカメラは真逆で、ほぼほぼ無音。カメラ側のリアクションもかなり低め。
すごーく小さい音で「ジジ、ヴーン」と短く言う(自動でフィルムを送っている)のみです。
だからこの日も、特に何も考えずにぶらぶら歩いていて、「ああ、この光の感じが好きだなあ」と思ったら、淡々とボタンを押し込んでいく。たしか、そんな感じだったと思います。
だから逆光が多めになっちゃいました。
でもこの強い光をやんわりと受け止めてくれるおおらかな感じが好きで、いつも甘えてしまいます。
設定も細かくいじることはほとんどなく、いつもP(プログラムオート)にお任せ。
散歩が終わって日が暮れるころには、
使いかけのフィルムを無事に撮り終わって、気持ちもちょっとすっきり。
この日のことがあって「次はカラーを詰めなくちゃ」と思ったのか、今入っているのは portra 400 です。
多分あと数枚で撮り切るので、写真屋さんで現像してもらうのを楽しみにしています。
他にもたくさん撮っています。
モノクロが好きな方、覗いてみてくれたら嬉しいです。
instagram(@blanc_gris_blanc)
それではまた。
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