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芸歴8年目になりました


観音日和芸歴8年目に突入しました。
2016年4月から芸人として活動を始めあっという間に8年、でも2016年と言われるとすごく昔のように感じるので月日の感じ方は曖昧だなと思う。

芸人としては全く売れず。(お坊さんとしても売れてない)
7年目の一年はひたすらにライブに出ていたという感じで6年目の方が色んな充実感があったなと思う。現状は一年目の頃からあまり変わっていなくてもきっと自分の見えていない、気づいていないところで前進していて、ある日突然一個の目標地点に着くんじゃないかとお気楽にも考えている。

ネタは個人的に気に入ったものが増えてきた。
7年目の進歩としてはライブでやるネタが限られているではなく、ライブでどのネタをやろうかとネタの選択肢が増えたのがすごく嬉しい。
ネタをおもしろいと言ってもらえるのはすごく嬉しいしネタライブのチケット取り置きが入ると自分の作ったものを求めている、必要としてくれている人がいるとすごく嬉しくなる。
取置きがなくてもそのライブで全力を尽くすのは当たり前なことだけれど、たくさんのお客様の中に自分のことを待ってくれている、楽しみにしてくれている、味方がいる(決してアンチがいるわけではない)と思うとすごく勇気をもらえる。
それだけで前に出れる。声にハリが出る。目が大きく開く。人間は気持ち次第でこうも変わるのだなと思う。(単純坊主)

なのでいつもライブの取り置きしてくださるお客様本当にありがとうございます。
もし観音日和のこと気になってくれているお客様いましたらぜひ取り置きお待ちしておきます。

8年目になって昔のことを振り返ると昔はあんなことをやっていたな、あのネタあんなにたくさんやってのにやらなくなっちゃたな、今思い出せるかな、と自分が気づかないうちに捨てていたもの、手放していたものの存在に気づく。

昔はこのネタしかないと宝物のように大切にしていたネタ。
それがいつの間にかやらなくなり、忘れている。それがなんだか嬉しい。
それはつまりその宝物だと思っていたネタよりいいネタができたということ、その宝物を捨てないと前に進めないとわかっている、けど新しい宝物がないから手放せない。そんな日々が辛かった。

何かを得るためには何かを捨てなければならない。
と成功者といわれる人がよくいう。
僕には次の宝物が見つかっていないのに捨てる勇気はない。けどいつの間にか捨てられた。いつの間にか新しい宝物が手に入った。でもその宝物には賞味期限があってずっと宝物としては持っていられない。
人もいつか亡くなるようにすごくウケたネタもいつかウケなくなる。

できれば賞味期限が切れる前に新しい宝物に出会えたら安心だ。

昔みんな大好き『プロポーズ大作戦』というドラマのセリフで
「求めよ、さらば与えられん」という台詞があった。
僕は捨てたから得たのではなく求めたから与えられたのだと思う。
もっといえば、そのことを求めて求めて求めたから自然と他のことに目もくれなくなったから自然と捨てていたんだと思う。

まるでM-1優勝するネタを書いたみたいな偉そうなことを書いてしまった。汗汗
でも今あるネタは過去のネタよりいいネタをと思い書いたのだから、過去のネタを書いていなかったら書けないものだったんだなと思った。
簡単に言えば1年目からいきなり8年目になれるわけはなく一年一年積み重ねなければならない。
自分の過去が意味がないものだったなんて誰も思いたくないし、そんな人生にしたくない。やってきて良かったと言いたい。

きっとよくなる。自分の心の声に目を背けず逃げず素直に生きれば。
自分がやりたいからやってるのに愚痴や言い訳は言わない。

僕はこのように考えてばかりでなかなか進めない牛歩人間。
工藤くんは日々中日ドラゴンズの勝敗に一喜一憂するドラほ人間。
2人が合わさったらちょうどいい人間。観音日和はきっといいコンビ。

いやーでも本当に売れたい。

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