見出し画像

まる・さんかく・しかく



"まる・さんかく・しかく
 まる・さんかく・しかく

 三つの星が
 あったとさ
 宇宙の果ての
 まだ向こう

 まだ向こう
 まだ向こう"


 中村一義
 [まる・さんかく・しかく]




最近の若い人は…
という言い方は嫌いだが
文章の最後に[。]を付ける事に
躊躇う人が多いらしい。

理由は
"怖いから"
"冷たく感じるから"


それを"マルハラ"と呼ぶそうだ。

これに対して
歌人の俵万智さんが

"優しさに
 ひとつ気がつく
 ✕でなく
 ◯で必ず終わる日本語"

と詠んだのが素敵だった。


✕だらけの人生でも
たまに△や◯の日が在るから
生きてる。

だから若者よ。
句点1つにビビる必要は
これっぽっちも無い。

そんな時は
中村一義の音楽に触れてみれば良い。

江戸川区の自宅の
"状況が裂いた部屋"という自部屋から
引き籠り気味だった孤独な青年が
世界と対峙するまでの音楽が
たくさん詰まっているから。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?