緩い感じで音声作品とシナリオのお話


ツキノベです。

今回は特に何か語るでもなく緩い感じで音声作品とシナリオのお話をします。

音声作品というものはざくざくっと言うとシナリオがあって、声優さんが読んでそれを編集することで作品になります。

つまりアウトプットされた文字を演技で再度アウトプットして、それを編集することで成り立っているわけです。

1ストーリーにつきアウトプットは3回はこなしてる計算ですね! すごい!

シナリオにはいくつか種類があると私は思っています。

大きく分けるとして今回は2つに分けて1つの話をします。

1.キャラ重視

2.お話重視

1はキャラクターを重視してお話が進むシナリオです。〇〇キャラ、みたいなものがある感じを想定して話しています。キャストさんがキャラクターを掴めればやりやすい、入り込みやすいシナリオかもしれません。2次元っぽい感じがします。

2はお話重視したシナリオ。人間同士の交流など、明確な〇〇キャラがないまま進むシナリオです。ヒューマンドラマなんかはこれに該当するんじゃないでしょうか。書く側は書きづらいって思う人もいるかもしれません。上手くかけないと変化がないままつまんない感じで終わっちゃうかもしれません。

1と2のハイブリッドというケースは今回割愛。

私は2寄りのシナリオを書くのが好きなタイプです。

数年前ではあるのですがシナリオを書きはじめて間も無くの頃、あるシナリオでキャストさんに「気持ちよく叫べるところがなくてつまらなかった」と感想を配布するようなメッセージで言われたことがありました。

反省しました。

キャストさんですら「よくわからない」ものを書かないようにしなきゃなと思いました。

と同時にキャストさんが読んで分からない時に聞いてくれた方が良いから難しいものを書く時は一度やりとりした人や対応が丁寧な人に依頼で頼んで作ろうと思いました。

また「よくわからない」の範囲もできるだけコントロールできたらなと思いました。かといって意識的にやればいきなり全員の理解を勝ち取れるシナリオが書けるわけではないので、「よくわからない」としても七、八割内容が分かれば良いくらいの構成にしようと心がけて今でも書いています。

(全くわからないって思う人はまず音声作品を途中で訊くのやめると思うって言い聞かせてる。自然淘汰の精神)

叙情的なお話や文学的な要素を意識的に入れようと決めた時は特にこの「七、八割分かってもらえれば最高ルール」を意識します。

時々、明確に描写しすぎて叙情的なのに気持ち悪いくらい生々しさが両立する謎の悲しみが発生します。

叙情的なお話ってラストぼんやりした終わり方になったりするのも珍しくないです。教科書にも載ってて有名な芥川先生の『羅生門』なんてそうですよね。その先を想像するのも楽しいお話って私は好きです。でも明確なお話を求める人には満足してもらえないかもなあ、なんて思ったりもするので悩みどころ。


私は収録後にディレクションをして、キャストさんに頑張ってもらったりして軌道修正加えながら音声作品を作ってます。

「あっ、あー……ここは全然疑わない感じで。こう、心配はしてるけど全く相手を責める気はないんですよ。あの、ほら、こう、そう! 善意の塊みたいな感じです。もうこいつだめだ良い人過ぎて話通じない殺そうってなる感じなんですー!! 」みたいな語彙力でも伝わればいいんです。キャストさんの読解力に左右される主催の率いるサークルはこちらです。


シナリオの中でそれぞれの人間の良さがシーンによって浮かび上がってくる感じが好きなので今年はヒューマンドラマを今年はさらに頑張りたいです。

叙情的な美しくて残酷で言葉まで綺麗な世界観はうまく作れると本当に気持ちが良いです。

ちなみにうちの4月30日のイベント新作

「男にモテすぎて鬱で死にそうな男子高校生が色々あった末に壊れていくR15なBLボイスドラマ」です。


綺麗は汚い。汚いは綺麗。


昔からもう何年か経ったから少しでも成長してるといいなぁ。

2017.02.24 ツキノベ