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感じる心

最近はあまり開催されないのかも知れませんが、複数の占い師やセラピストが対面鑑定のためにずらりと顔をそろえているというようなイベントに、何回か参加したことがあります。そういう場所では、前もって「このひとに会いたい!」と決めて来場するお客様だけでなく、その場で、ふと立ち寄ってくださる方もいらっしゃいます。

そういう場合、お客様は占い師を物色しているということになるのでしょうが、占い師の方も会場を行ったり来たりしているお客様のことを案外見ているものです。

それで、お客様の中には、「この方はちょっと、、、 私のところには来ないでほしいなぁ」な~んて、こっそり考えてしまうような方がいたりします。どこがどうだからそういう風に感じるのかと聞かれても、はっきり説明しづらいのですが。

ところが、そんなことを考えてると、向こうへ行ってしまったはずのその方が戻ってきて目の前の椅子に座り、話をする羽目になるということが起きてしまうのでした。再びこっそり、「う~ん、やはりこうなってしまうのか」などと考えるものです。

そういう方の相談というのは、深刻な場合が多いというか、問題の背景が複雑で難しいという場合が多かったように記憶しています。

明るく、はきはきと自分の夢を語り、この方は大丈夫、きっとやっていけるだろうというような、こちらも楽しくなるような話をしに来るお客様とは全然別です。

当然こちらも真剣になって話をしてしまいがちでしたが、最近は私自身が、相談者の物語や状況にのめりこむようになるよりも、カードから分かることをなるべく正確にお伝えする方がいいのではないかと考えるようになっています。




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