スマグラー

大好きな鮫肌男の監督さんでした。
キャラ個性がギラッギラに輝いていて眩しすぎて目が開けられねええええ(笑)。
このテイストが好きなんだなあ。よい!
妻夫木目当てで観たんですが、安藤政信さんがいて!
めっちゃ!かっこいい!うつくし!顔の部品全部好き!顔っていうか体とかも全部!このみ!
黒髪至上主義の私だが、この人ならなんでもあり。坊主でもありなのだ。

スローモーションとか多くて、ありえない動きとかも出てくるんだけど、おもちゃみたいって興ざめするたぐいの映画ではないので逆に「もっとくれ」でした(笑)。
とにかくキャラを魅せるのが上手い。ストーリーは二の次かな。
原作は漫画らしいけど、石井作品になってたね。すごい。

えぐい拷問のシーンがやたらと長くて詳細で若干胸焼けはしたけど、高嶋政宏のキレッキレの演技が笑えてよかったです。ええ、よかったです。なんで拷問する側がコスプレして下はおむつなのかとか、いろいろツッコミたかったけどよかったです。
つまりは好きなんですね、このわけわからない意味がなさそうなところが(笑)。
ジョーさんがぶっきらぼうで強面なのに、奢りたがりで、実は面倒見がいいってのがツボでした。
主人公だろうに、砧のいい人キャラが弱かったようにも思うけど、落としどころなんだろうな。

あ、そうそう、一瞬しか出てこないわき役が主役できる俳優さんたちってすごくない?なんでだ!?
松田翔太、大杉漣、寺島進の三人がめちゃくちゃもったいない使われ方してて「えええええ」ってなった(笑)。
監督さんの人徳なのかしら…。あとがしゅういんたつや使うの上手いよね~。

一個だけ悔やまれるのは満島ひかりがなんとなく浮いてて。早口で男言葉でそういうキャラなんだろうけど、なんか浮いてたんだよなあ~。

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