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2023年の怒涛を振り返る


もう12月31日だ。早すぎ。
つい先日正月が明けたと思っていたのに、夏が終わったな〜と切なくなったのに、ハロウィンから大晦日まで2ヶ月もあるんだ意外と長いな、と感じていたのに…

39年生きて来てTOP3に入るくらいの「怒涛」を感じた1年だった。
色んな環境が変わり、自分自身の変化も大きかったと思う。

今年の流れとしては

1月
母不調
娘の大学受験共通テスト
私がめちゃめちゃ病む

2月
母救急搬送、1ヶ月入院、肺がんと余命宣告
娘の大学受験

3月
母退院、抗がん剤を打つための定期的な通院が続く(3〜6月までは月1で4泊5日の入院、7〜10月は日帰りで点滴)

4月
娘が大学生になる
憲法の書写から勉強を始める
仕事が本当に嫌になる

5月
本格的に勉強を始める

6月
退職
ひたすら勉強する

7月
無職生活開始
彼氏と交際9周年

8月
勉強の日々

9月
39歳になる

10月
毎日10時間以上勉強して気が狂いそうになる

11月
行政書士試験→合格見込み
母に認知障害が出始める
母入院(一般病棟)

12月
母が緩和ケア病棟へ移る
2人と1匹暮らしが板につく


という感じで、2023年は「母の肺がん」「娘の進学」「行政書士試験」の3本柱でお届けされた。


娘の進学と行政書士試験は予め分かっていたことではあるが、母の肺がん発覚は結構急だったので、今!?というのが率直な気持ちであった。
もともとハードな喫煙者で病院嫌い、
「私の肺ニコチンで真っ黒だわ!ガハハ」
と笑っているような人だったから、いつかはその時が来るだろうなとぼんやり考えてはいたけれど、まさかこんなに早いとは思わなかった。その強靭なメンタルゆえに90歳くらいまでは余裕で生きるだろうなと思っていたのだ。

2月の入院後の余命宣告では
「このまま何も治療をしなければ年内もたない、抗がん剤などを使えば+1年くらいは延命出来るかも」
という説明をされた。しかし肺がんの中でも一番厄介で進行の早いがんでもあったため、宣告を受けた日まではもたないだろうな〜というのが正直なところである。なんとか年は越せそうだ。



娘は第一志望だった県外の国公立大学を母が入院したこともあって諦め(願書は出したが受験はしなかった)、家からバス1本で行ける私大に進んだ。

県外で一人暮らしをするとなると私の心配や不安、更には支出も増えただろうからこの決断は大正解だった。本人も家から近いって最高〜!と言っている。

さすが私立、と思わず唸ってしまうくらいピカピカで近未来的な校舎、駅近で家からの利便性も抜群、学費も文系だし思ったよりかからなくて、まあなんとかなっている。娘も小中高と通った塾でバイトをして払った塾代を着々と取り戻しているし(使い道は娘の自由にさせている)、今後もなんとかなるはず。
娘の進学に関しては円満に進んだのではないでしょうか。

私は高校を中退した身なので大学のことは全くわからないが、春休みが1月の半ばから3月いっぱいまであるらしい。大学生ってめっちゃいいな!


そして行政書士試験。
昨年は悔しいと思えるレベルまで勉強が到達していなかったため、今年はせめて悔いなく終わりたかった。欲を言えば、心穏やかに正月を迎えられるように記述式の点数を除いた択一式のみで合格点に達したかった。

全部叶った。仕事を辞め、気が狂うほど勉強した結果である。過去の自分に感謝。もうあんなに苦しい勉強は二度としたくない。
学生時代に同じくらい勉強していれば、20代30代の時の、他の人はあんまり経験しないであろう苦労もしなかった。それはそれで良い経験だったなと乗り越えた今なら思えるけれど、苦労が何もないならそっちの方が絶対良い。
でもその苦労が無ければ行政書士試験なんてきっと受験しなかっただろうし、勉強が楽しい、もっと知識が欲しい!と思うこともなかった。

何が正解かはわからないが、私は40近くなった今の自分のことが大好きだ。それで良いのではなかろうか。
とにかく良かった。来年は開業するぞ〜!



その他、写真を交えながら今年を振り返っていきたいと思います。
時系列などはバラバラです。

◎今年買って良かったもの◎

ニトリのデスクチェアと
ニトリのタオル干しと
Amazonで買った安い見守りカメラ


今の家に引っ越したとき(2009年)からずっと頼りないガタガタのデスクチェアを使っていたが、やっと買い替えた。
椅子に1万円か〜…と思ったものの(デスクチェアの中では安い方)、勉強するために机に向かう時間も長くなるし、昨年末からずっと腰の調子がいまいちだし、椅子はちゃんとしたものを買った方が良い!と思い切って買ったらめっちゃ良かった。
難点としては肘置きがあるせいであぐらをかくと体勢がちょっときついこと。椅子の上であぐらをかくなよ、という話なので、これについては私が順応していかなければと思います。


タオル干しはもともと定番の傘みたいなタイプを使っていたけど、長年雨風にさらされボロッボロで、更に洗濯物を入れるときに絡まって取りにくい、畳む音がうるさい、なんか貧乏くさい(個人の感想)、ということもありこれに替えた。
干すときは場所を取るけど畳めるし、タオルを回収しやすい、いっぱい干せる!我が家はタオルの消費量が半端ない!ということで大正解な買い物だった。

母が最初に入院したときからねこのために導入するかずっと悩んでいたペットカメラ。
行政書士試験のあと、私が金沢に1泊で旅行する予定があり、母の動向が心配で見守るために遂に買った。
旅行中は母をそれで見守っていたが、その3日後くらいに母は入院したのでその後はねこを見守るカメラとなった。

人間がいないときはこうやって過ごしているんだな〜と面白かったのでもう1台買って設置した。
出先で家の様子、ねこの様子が確認出来て素晴らしい。アプリも使いやすい。3000円くらいで買える。最高!



◎今年の衝動買い◎

・GRⅢ(カメラ)
自分への誕生日プレゼントで買った。試験が終わったらまたいっぱい写真撮りたいな〜と思っていたが、設定など面倒くさくてまだ一度も持ち歩いていない…
来年は使いこなしたい。

・ヴィヴィアンウェストウッドのセットアップとジャケット
来年開業するにあたってスーツを買わなくては…とアウトレットまで出掛けてみたものの、よく分からんブランドのパッとしないジャケット(個人の感想)に2万…!?と戦慄し、それなら好きなブランドでセットアップ買った方が良くないか?という思考に至った。
ジャケット2着とパンツ1着、アウトレットとはいえ、全部合わせてGRⅢと同じくらいのお値段だった。あまりに衝動的に買い過ぎたな…と少し反省した。
母のこともあり色んなネジが歪んだり狂ったりしている。でも後悔は全くしていない。ハレの日に着たい。

普段はユニクロのジャケットでオフィスカジュアルとやらをやれば良いという結論に至った。


◎今年言われて嬉しかったこと◎
メルカリの評価で
「お手本にしたいほど丁寧な梱包でした」
と書いてもらったこと。
メルカリには試験で使った参考書やら問題集やらを出していたが、そういうものを買ってくれる方々というのは皆さん評価のコメントがすごく丁寧で優しかった。私もそういう人間になりたい。


◎今年出来るようになったこと◎

デミグラスソースのオムライスを作れるようになった

娘が幼少期からデニーズのオムライスが大好きで、デニーズ以外でも出掛けるたびにオムライスばかり食べていた。
しかしケチャップのオムライスにはそこまで魅力を感じないらしく、今まで家で母が作ってくれていたオムライスにはテンション低めな対応のときがあった。

母が体調を崩してからは私がごはんを作ることが増え、もしかしてデミグラスソースのオムライスも家で作れるのでは…?と検索したらレシピがわんさか出て来て驚いた。インターネットありがとう。


それに伴い、私の家事スキルとやる気も突然上がった。
これまでは母が家のことをずっとやってくれていたが、誰かやってくれる人がいるとそれに甘えてしまう。母が元気だった夏頃〜試験の直前までは母に任せていたものの、それ以外は家を片付けまくったり不用品回収の業者を呼んでボロボロの家具を捨てまくったり、家中の大掃除をしたり自炊をしたりした。
自分が動かなければ家の中の秩序を保つことが出来ない、と自覚したのだ。40手前にしてようやく…

そして自分は意外と家事が好きかも、ということが分かった。掃除も洗濯も炊事も別に苦じゃない。今までやらなかったのは母が全部やってくれたから…(子供部屋おばさん)

新たな自分の側面を知ることが出来て良かった。


◎今年つらかったこと◎
昨年末、500mlの炭酸水1ケース(12kgくらい)を玄関から部屋に運ぶときにどうやら腰をヤってしまったらしく、ずっと調子がおかしかった。
年明けからどんどん痛くなり、母が入院したあと一気にひどくなった。寝返りを打つのも、ベッドから起き上がるのも「いてててて…」というセリフ付きになってしまった。

整体に行ったり自分でストレッチをしたりボルタレンローションを塗ってみたり色々やったが全く改善せず、5月頃にようやく重たい腰を上げて整形外科に行った。
家から一番近い整形外科は朝5時から順番待ちの列が出来る、というのを大昔に聞いたことがあり、絶対行きたくね〜!と思っていたのだ。整形外科アレルギーだった。
しかし毎日腰が痛いというのは辛すぎる。悩んだ末に検索したら意外といっぱい整形外科は存在していた。
レビューなどを読みまくり、家から車で10分くらいのところに行ったら待ち時間は15分くらいだったし物凄く親切だった。整形外科、ちょろいじゃん!

レントゲンを撮ってもらい、診察で
「腰のヘルニアですね〜」
と言われ、これが噂のヘルニア!!と衝撃を受けた。ついに私もヘルニアー(ヘルニアを患っている人)に…と若干絶望したが、週2で整形外科に通って謎の機械で背中を伸ばされたり電気を当てられたり湿布を貼っているうちに治った。
良くなったのは外が暖かくなったせいもあるかも。私は寒さにめちゃめちゃ弱いので…

今はなんとな〜く変な気がする…という日がたまにある程度。そういう日は病院で大量にもらった湿布を貼って寝ています。大体すぐ治る。


◎今年食べて一番美味しかったもの◎

退職した日に娘が買って来てくれたHARBSのフレッシュフルーツケーキ



◎今年買った服の中で一番かわいかったもの◎

彼氏の知人のお店の閉店セールで買った古着のシャツ

タロットカードも一緒に買ったけど、インテリアと化している。


◎今年行って良かった場所◎

岐阜県と長野県の境目にある馬籠宿
おそばも美味しかった!



◎今年一番の被害◎
ゴールデンウィーク頃に行った養老で、人生で初めてブヨに刺された。
刺された直後は痛くも痒くもなく、帰宅して風呂に入っているときに足首のあたりが3箇所赤くなっていることに気付いた。気付いた直後からめちゃめちゃ痒くなり、体感では蚊に刺されたときの100倍くらいの痒さだった。
そして全然治らない。ムヒアルファEXを1本消費するくらい塗りたくってもまだ痒かった。夏が終わる頃、ようやく落ち着いた感じだ。
掻きむしったせいで今も痕が残っている。ブヨって名前もなんか気持ち悪いし最悪だ。

その後もう1回養老に行ったけど、そのときは絶対に刺されないように完全防備して行った。
水が綺麗な場所に生息しているらしいので、皆さんもどうかブヨにはお気を付けて…

養老の滝


◎今年の娘◎
受験が終わって大学生になり、口にピアスを開けたり髪の毛を染めたりして更に可愛くなった。

良い色〜

ジェルネイルも自分でやっている。いつも爪がかわいい。
高校生まではストレスで爪を剥いでしまう癖があったため爪が本当〜に小さかったのだが、あの爪がこんなに!?というくらいしっかり、ちゃんと爪の形になった。ネイルがあることで爪を剥ぐことも少なくなったようだ。
自分の問題を自力で解決出来るようになっている。えらい!


◎今年の彼氏◎
相変わらず面白人間である。このくらい面白い人間じゃないと私はすぐ飽きるだろうな〜と思う。
毎回ゲラゲラ笑ってしまう。私に一生笑いを与えてくれる人だ。

彼氏とは無限に話が出来るし議論も交わせる。語彙力は私の方が高いのですぐ論破してしまうけど…懲りずに毎回ちゃんと白熱してくれるので楽しい。

来年の後半〜再来年くらいにかけて家を探し、再来年には籍を入れたり出来たら良いね、という感じで今のところ進んでいる。
本当は今年やる予定だったが、この有様なので無理だった。この先彼氏以上の面白人間は現れないと思うので、のんびりいこう。


◎今年のねこ◎
12歳になり、そろそろ本格的なシニアになってきた。それでも毎日かわいくてすごい。

自らの手を枕にして眠るねこ

我が家に来てからずっと母に一番懐いていたが、母が入院するようになってから私と一緒に寝てくれるようになった。
毎日「かわいいね〜」という言葉が漏れ出てしまう。これからも健康で長生きしてほしい。


◎2024年◎
1月末に合否の発表があるので、その結果を見てすぐ不動産屋に電話をかけて事務所を借りる。
なるべく手早く手続きなどを済ませ、出来れば夏までに開業出来たら良いな。

専門はまだ漠然としているけれど、相続・遺産分割・離婚関係の書類作成と許認可あたりを色々やってみて決めようと思う。
母の実家の解体などで相続関係がややこしくなっているのと、先日数億年ぶりに会ったいとこが事業を手広くやっていて、「仕事まわすね!」と言ってくれたのでそのあたりから広げていきたい。
あと宅建とFPの資格もあるので上手く活かしたいな。
実際やってみないと分からないことが多い職種だと思うし、色んなことが出来そうだなとぽつぽつ考えている。人に雇われない仕事がしたい、という夢がようやく叶う。うれしい。

人生の第2章が始まるな〜というわくわくがあるが、何においても健康が一番大切なので、健やかに穏やかに生きていけたらそれでよし!


◎今年好きになった四字熟語◎
安居危思(あんきょきし)

平和なときにでも、最悪の事態を想定して備えておくことが大切であるという戒めの言葉。
この精神で今後は生きていこうと思います。


2023年怒涛の年、おわり!

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