ゆうか

2018.8〜2019.7コペンハーゲンで交換留学。今は帰国して大阪の大学生。 空気が…

ゆうか

2018.8〜2019.7コペンハーゲンで交換留学。今は帰国して大阪の大学生。 空気が綺麗で時間がゆっくり流れるところが好き。日々思ったこと、感じたこと、考えたこと。 「わたしたちの北欧がたり。」運営中▷https://hokuougatari.blogspot.com/?m=1

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    留学中の日々に感じたことや考えたことのまとめ

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私にとってデンマークは、「私と社会」を考えたくなる場所なのかもしれない

コペンハーゲン大学に交換留学生として通い、デンマークに1年間住んでいた日々からもう4年が経った。「もう4年も経ったの」という気持ちも、「その4年でいろいろあったなあ」という気持ちも、両方ある。 留学中にデンマーク社会から様々な発見や刺激を受け、それを共有し合う中でアイディアが生まれ、発足したNO YOUTH NO JAPAN。当時一緒に立ち上げたメンバーと、今活動しているメンバーたちと、この9月、デンマークに戻ってくることができた。 たった1週間だったけど、私の中で “d

    • 私なりの「軸」を見つけたかもしれない

      軸、芯、モットーのような、私の行動の指針となる何か。 2年前の春。普通よりちょっと長い受験生生活を終え、晴れて大学生になったあの頃から、ずーっと探し求めてきたもの。 「大学で、そしてその後の人生で私は何をしたいの?」 「私はこれをするために生まれてきたんだー!的な何かってなんだろう」 そんな問いを、何度自分に問うたことか。答えを出すのは簡単じゃなくて、揺れ動いて、一歩進んでまた戻ってを繰り返して。 でも、ずっと言葉にできなかった「それ」が、今、なんとなくぼやっと見えて

      • 私たちの未来を考えること

        昨日、#FridaysForFuture という”Climate Justice”を訴える大規模なストライキが行われました。コペンハーゲンで国会の周りで行われた集会とデモ行進は、総勢1万人が参加したと言われています。エネルギーに満ち溢れたたくさんの”良い顔”を見ることができたのでその写真をシェアしたいなと思います📷 ついでに、#FridaysForFuture についても少し。はじまりは昨年の8月、スウェーデンの15歳、グレタさんが気候変動へ対策が足りないことを抗議するため

        • メッセージ

          目をつぶって、自分に問いかけてみます。 「あなたは30年、50年、100年後の未来が想像できますか? あなたはどんな仕事をしていますか? どんな生活をしていて、何を食べていますか? どんな日本に、そしてどんな世界になっていますか? あなたの子供は、それから孫は、幸せに生活できていますか?」 食べ物、ファッション、なんでも大量に生産して、大量に消費して、残ったらなんの後ろめたさも無く捨てる先進国の私たち。きれいな水も、電気も、ガスも、不自由せず当たり前のように使える先進国で

        私にとってデンマークは、「私と社会」を考えたくなる場所なのかもしれない

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        記事

          これ、なんの地図でしょう?

          見出し画像の地図、何を示しているでしょう? 今週の金曜日、3月15日に、気候変動への取り組みを求めるストライキが世界中で行われます!この地図はストライキが行われる場所を示していて、今のところ、なんと98国1325か所もの場所で予定されています!!😳 スウェーデンの15歳の普通の少女が始めた#FridaysForFuture という活動が、ここまで世界中の学生たちの間に広がっています! まだ日本では気候変動への危機感や優先順位は低いし、なかなか実感が湧かないかもしれないけ

          これ、なんの地図でしょう?

          3.11は8つの点じゃない

          3月11日。8年前、東日本大震災が起こった日。いろんなことを考える日。 被災した人、していない人、この日を思い出したくない人、この日だけはしっかり震災について考えたい人、いろんな人がいて、3.11に対していろんな思いを持った人がいることは私なりに理解しているつもりです。私が何を考え、想いを馳せようと、過去は何も変わらない。でも、考えなきゃ。未来をつくるのは私たちなはずだから。 私を含め、1年中震災のことを考えている人は多くは無いと思う。被災していない人は尚更。そんな人にと

          3.11は8つの点じゃない

          フェミニズムについて思うこと

          3月8日、国際女性デーをきっかけに、フェミニズムについて考えていることをまとめようと思います。 コペンハーゲンで行われたInternational Women's Day のデモ "ALL FEMINISTS TO THE STREETS"に参加して感じたことはこちらのノートに詳しく書いています。 フェミニズムについて思っていたこと 私はどちらかというと、フェミニズムについてあまり強い主張を持っていないほうだと思います。「女子だから、女性だから」と何か理不尽で嫌な経験をし

          フェミニズムについて思うこと

          International Women's Day

          知っていましたか?3月8日はInternational women's day (国際女性デー)です。 恥ずかしながら、日本に住んでいる時にはほとんど気にかけたことのない日でしたが、男女平等への動きが進んでいるこの北欧、デンマークの地ではこれからの男女平等の在り方や実現について考えようとするパワーで溢れる日となり、私も初めてこの日を意識して1日を過ごしました。 オ―ストラリア人、フランス人、日本人の友達と一緒に人生初めてのデモ "women's march" にも参加して

          International Women's Day

          社会と私の接点

          最近、まわりから「就活」「インターン」というワードを聞く回数が増えた。留学先では、周りの学部生たちはほとんどマスターに進むようで(学部が3年間で短いからってのもあったり、国によっては就職したいなら修士が必須ってところも多いみたい)わりかしのほほんとしている私。 でも、気づけば大学生活の折り返し地点を過ぎている。5セメスター目に突入した。今のところ大学卒業後は就職しようと考えているけど、働いてる私の姿が全くイメージできない。 今までちゃんと向き合ってこなかった「将来何をした

          社会と私の接点

          読書録no.3 珍夜特急1

          「珍夜特急」 クロサワ コウタロウ 私が旅してるみたいにワクワク、ハラハラ、ドキドキしてめっちゃくちゃ引き込まれました。今まで旅行記みたいな本は、著者の自己満感を強く感じてしまってあんまりおもしろいと思えなくて。これもkindleで無料だったから読み始めて、ちょっとだけ読んで、あんまりおもしろくないかもって読むの止めようとしたんだけど、、、気づいたら止まらなくなって夜な夜な読みきってしまいました。おすすめです! ほぼノンフィクションと書かれていて、ほとんど筆者の体験に基づ

          読書録no.3 珍夜特急1

          読書録no.2 多動力

          「多動力」 堀江貴文 これもkindleで。amazon prime 活用できてる、、、!嬉しい! 隙間時間とか、今までSNSをだらだら見ていた時間を読書に簡単に代えれるから、kindleでの読書、自分に合っている気がするなあ。 記録 納得いくところ、いかないところ、どっちもあったかな。こんな価値観、人付き合い、働き方、生き方もあるんだなって思った。"超合理主義"って感じで、面白いと思ったことを仕事にするけど、無駄は一切そぎ落とす、てかんじ。その一方で仕事の後には自分が会

          読書録no.2 多動力

          読書録no.1 学問のすすめ

          毎年お正月、新年度、新学期など、何かのはじまりの時期になると 「よし、今年こそは本を読むぞ!」 と意気込む私ですが、有言不実行とはこのこと。今までの2年間の大学生活で読んできた本は5冊にも満たないんじゃないかな、、、。マズイ! というわけで、noteをモチベーションに読書の習慣も付けよう。 きっかけ 最近、「新しい価値観を広めるにはどうしたらいいんだろう」とよく考えています。具体的に言えば、ヨーロッパ(デンマークだけなのかな、、?)にいると、気候変動や環境問題、持続可能

          読書録no.1 学問のすすめ

          良い子ちゃん

          この間、デンマーク人の友達に聞かれました。 「どうして日本人はそんなにpolite(行儀良い、良い子ちゃん)なの?」 んー。日本人でもそういう人ばかりではないと思うけど…。外から見ると行儀の良い人が多いように見えるのかもな。 * たしかに、日本語の「行儀良い」って普通誉め言葉だし、「良い子にしててね」=「行儀よくしててね」みたいな意味でとられる。小さい頃、誰しも一度は親や幼稚園・小学校の先生に言われたことがあるんじゃないかな。基本的に「行儀良いこと」=良いことっていう

          良い子ちゃん

          "市民"として

          前のセメスター中、留学先で仲良くなった友達と一緒に晩御飯を作って食べることがよくありました。私たちは別々の寮に住んでいたため頻繁には開催できませんでしたが、それでも月に2回ほど、広いキッチンのある友人の寮へ行って、毎回誰かが自国の料理や得意料理をみんなにふるまいました。 写真はハロウィンの時。カボチャ料理をテーマにリゾット、パンプキンパイ、スープ、タルトと超豪華な食事となりました。 外食が高いデンマークでは外に食べに行く気が起きないですが、(デンマーク人にとってはそうでも

          "市民"として

          人生は綱渡りだよ

          あまり自分のことや過去のことを子供に多くは語らない私の父が言った言葉です。あまりに気に入ったんでしょう。何度かこのフレーズを聞きました。 高校時代は、若干の反抗期(?)思春期(?)で父を遠ざけていたと思います。父は単身赴任で、週末だけ帰ってくるような生活をしたので、家にいるのは毎週土曜日のお昼から日曜日のお昼ごろまで。私も毎日部活で忙しく、週末だって午前練習を終えて家に着くのは14時ちょっと前。父がいる土曜日ならちょうど吉本新喜劇の終盤、ヤクザが登場している頃でした。もちろ

          人生は綱渡りだよ

          ベジタリアン、ヴィーガンという選択

          留学生活を始めてびっくりしたことの一つ。 周りにベジタリアンやヴィーガンの子がめっちゃ多い!ということ。 留学当初、新しい友達と一緒にご飯を食べたり、料理の話をする中で、自分はベジタリアン、あるいはヴィーガンだと教えてくれる友達が何人もいました。ざっくり言って、5人に1人くらいはベジタリアンなんじゃないかな。これはデンマークでみられる傾向っていうよりは、ヨーロッパ全体的にかなと思います。 日本に住んでいるときは、ごくごくたまにベジタリアンの子もいる、くらいの印象だったの

          ベジタリアン、ヴィーガンという選択