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つくえゲームズというサークル、そしてデビュー作「MABR」について

はじめまして、つくえゲームズです。ゲームマーケット2016春で初出展の新米チームです。何卒よろしくお願い致します。
我々は2015年の冬に結成したばかりのチームで、各メンバーともボードゲーム歴自体もそこまで長くない、ヒヨっ子中のヒヨっ子ですが、そんなチームだからこそ作れる、

「初心者でも取っ付きやすく、インストが5分程度で終わる、6人以上の大人数でプレイ可能な、15分程度で遊べるゲーム」

の制作を目標にしていきたいと考えています!

そうした思いで作ったデビュー作「MABR」(マーブルと読みます)について、以下で詳しく説明していきます。

1.基本情報

MABRというゲームを一言で表すと、こんな感じです。
「表にひらがな、裏にはそのひらがなの頭文字となるアルファベットが書かれた70枚のカードを使って、単語を作って遊ぶゲーム」

「T」の表が「た」「ち」「つ」「て」「と」のどれなのか、他のプレイヤーには分からないという単純な仕掛けが、予想以上に深い展開を生みます。

対象人数:2〜7人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:5〜15分
内容物:カード70枚(「あ」から「ん」まで、濁音・半濁音も含めて1字1枚ずつ。ただし「を」は除く)

2.ゲームコンセプト

MABRでは「ガサゴソアルファベット」と「スリーレターズ」の2種類のゲームを遊ぶことができます。

ガサゴソアルファベット

カードの初期配置はこんな感じです。

卓上にカードを裏返しに配置したところからスタートします。親となるプレイヤーが任意のお題を決め、そのお題から連想される単語を90秒以内にたくさん作った人が勝ち、という非常にシンプルなルールです。
ただし、カードをめくってみないと、欲しいひらがなかどうかが分からないので(「た」が欲しくて「T」をめくったら「ち」だった、ということが多発)思ったひらがなを集めるのは意外と苦戦します。

例えば「スポーツ」というお題が出たとして、各プレイヤーの心理状態はこんな感じになります。

A 『やきゅう』を作るぞ!
 →「や」と「ゆ」が必要だから、まずは「Y」を集めよう!
B 『サッカー』を作る!
 →「ー」(伸ばし棒)は「あ」を使えばいいから、とりあえず「A」を取っておこう。「A」の表は確実に「あ」だし。
C 『ぶかつ』も「スポーツ」というお題からの連想で認められるだろう!
 →「B」はどこかなぁ
D 『ルール』を作ってみよう!
 →「R」をめくって、、、って、「る」は1枚しかないから、そもそも作れないじゃん!私のバカ!やり直し!
E 何も思いつかない…。とりあえず目の前のカードを取るか…。
 →「す」ですか…。じゃあ「スター」を作ってみるか…。
 →げげっ、「A」はもう他の人に取られてるやん!トホホ…。
F スポーツ???すげー運動苦手なんですけど???ってか何も思い浮かばないよ???でもとりあえず探すふりだけしておこうかな???

このようにして各自ひらがなを集めていき、単語が完成したら「マーブル!◯◯◯(完成した単語)!」と声に出しながら、それらのカードを真ん中に置いたフタの中に投げ入れていきます。

90秒経ったところで手を止め、完成させた単語の数が最も多い人が勝利点を得ます。これで1ラウンドが終了です。フタに投げ入れたカードをまた場に戻して、カードをよくシャッフルします。
先ほどテーマを出題した左隣のプレイヤーが次の出題者となり、新たなラウンドを開始します。
全プレイヤーが一度ずつ出題者となるまでラウンドを重ね、勝利点がもっとも多い人が勝者となります。

スリーレターズ

ひらがな3文字で単語を作り、他のプレイヤーに20秒以内でその単語を当てられなかった人が勝ちになるゲームです。逆に言えば、誰かが単語の完成を宣言したら、他のプレイヤーは20秒以内にその単語を当てないといけません。

ゲームは、各プレイヤーが3枚のカードを保有しているところからスタートします。各プレイヤーは1ターンに1枚山札からカードを引き、手札の中から要らないカードを1枚捨てるということを繰り返して、単語を作るための理想の手札を揃えていきます。

「単語を当てる」と言っているのは、他のプレイヤーからは裏面のアルファベットしか見えないので、どういうひらがなの並びになっているかは、推測しないといけないからです。

具体的には、以下のような状況になります。

・プレイヤーAの手元には「き」「の」「こ」というカードが揃っており、単語が完成しています。

・それ以外のプレイヤーからは、「K」「N」「K」と見えており、それぞれがどのひらがなに対応しているのかは、想像するしかないのです。

ただし、捨て札は表の状態で重ねられていき、捨て札が復帰することはないので、例えば既に「か」が捨てられていることを覚えていれば、「単語を当てる」際のヒントになります。

20秒間当てられなければ勝ちですが、当てられてしまったら何の意味もないのではなく、単語を作ったこと自体で得られるポイントがあります。また、単語を当てること自体も価値があるため、同じくポイントを獲得できます。このポイントを集めることで、勝利することも可能なルールとなっています。


3.詳細ルール

完成版の説明書の画像を貼りますので、詳細はこちらを確認してください。

①ガサゴソアルファベット

スリーレターズ

次回は、プレイ動画を公開できるように、準備を進めていきます。
どうぞよろしくお願いします!


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