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#11 「今月やられた瞬間」

今週のお題は「今月やられた瞬間」

ん〜〜。また、むずいなぁ〜。
相変わらず、毎日楽しく生きているが
これといって、「うわっ、やられたわ~」
って思う瞬間って、意外とない。。。




そんな訳、ない。



結論から言うと、この人にやられた

https://note.mu/hideki_fujikawa/n/nefc6e68b0e1a

そう、3文字にするとHDKという男だ。



3月26日、皆んなで西東京の山に、トレイルランニングをしに行った。

仕事を休んで。



何故、仕事を休んでまでトレランに行ったかというと、僕は今、相当焦っているからだ。


僕はこの夏、HDK達とモンゴルのゴビマラソンに参加する。
250kmの砂漠マラソン。



数年前まで、サッカーをガチでしていたというものの
相当練習してから臨まないと、何も得られない気がしていて、若さだけでは絶対に乗り切れないことは分かっている。

だから僕は、この年度末のクソ忙しい時期に
休んで、山に向かった。
(ちなみに、めっちゃ電話対応した笑)




当日

朝5時30分に起きて奥多摩行きの電車に乗り込む。

これから、仕事に向かう人たちを横目に。



青梅駅に、8時頃到着。

HDKがアタカマ砂漠マラソンで使ったリュックザックを背負い、気合いとテンションマックスで走り出す。



山道の入り口を目指して、5kmほどみんなで走る。


そこで事件が起きた。




僕の左足の膝が、悲鳴を上げている。。

「いやいや、なんでやねん。。。」

冬のマラソン大会で、走り出したらお腹が痛くなるけど、気づいたら痛くなくなるパターンのやつや。

と思い、走り続けるが、膝の痛みは一切消えてくれない。


「まだ、山にも入ってないんですけど。。今日あかんかも。。」



正直、情けなかった。


それでも、ここで山に入らない。という決断はしたくないので、びっこ引き引きしながら足を進める。

ね。顔引きつってるでしょ。笑




痛みと戦いながらも、前に進めていることが気持ちよくなってきた。


ゴールした時のビールをモチベーションに、色々と考えごとをする。



「山を乗り越えた時、この痛みが、ビールを最高に美味くしてくれる」

って思いついた時


何かを得るためには、何かを失わなければならない

って言葉を思い出した。

「世界から猫が消えたなら。」っの言葉やったっけな。



つまり、人生において何かを失って
「もうあかんかも」
って場面に何回出会い、何回乗り越えられるかが

僕の人生を豊かにする上で、大事な事なんだな〜と思った。



「最近、もうあかんかもって思った時、いつやったっけな?。。」



あ、この前、失恋したわ。


や〜、きつかった。


その時は、こいつらが家に来て、癒してくれたっけな。笑

や、もっとおる。



たまたま、地元から親友が東京に来てくれて
恋愛相談するわけでもなく、ここは姫路か?
って思えるぐらい、いつも通りに飲んだ。

こいつらのお陰で、僕は笑ってた。
乗り越えた。




そう。

「もう、あかんかも」って思ったとき

必ず周りに人がいる。



そんな人を僕は大事にしたいし
誰かの「もうあかんかも」って時に側にいる人間でいたい。




俺の膝、めっちゃええ事気づかせてくれるやん‼︎‼︎


こうなったら、やり切るしかない‼︎‼︎


っに、しても、痛い。。。

やっと山の山頂に着いて折り返し。


膝は下りがきつい。



そんな時、HDKはまたやってくれる。

山道を走ってたら、たまに分岐点があり
楽な道と険しい道が現れる。


そんな時HDKは、「直樹に任すわ」って言って
絶対に、険しい方を選ばせようとする。

ふざけんなよ。。。笑





そんなこんなで、なんとか下山‼︎
みんなとは遅れをとったけど
よく諦めなかった。








そして、乾杯。

控えめに言って、最高やった。

この写真たちに言葉はいらない。




飲みながら
「なんで足が前に進んだんやろ」
って考えていた。





それは、先前に走りたいやろ〜に
僕を気にしてくれて
絶妙な距離感で、僕の前に存在する彼女がいたからかも。
って思った。


彼女は赤い服を着ていて
25mぐらい先にいつもいて
たまに走っては、僕のことをチラッと見る。
頑張れ〜!っとも言わない。




それを見て、ケンケンして僕は走る。



たまに景色が良かったり、休みたいな〜
と思ったら、彼女は待っててくれて写真を撮る。

そんなこんなを繰り返してたら
気がついたら乾杯していた。






そして僕たちはその夜、付き合った。



大切な事を気づかせてくれた「左膝」と
側にいてくれた「彼女」に
愛を込めて、沢山のありがとうと言っていこうと思います。



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