西浦みかんから想うこと

先日西浦みかん農家さんの話を聞いてきた
彼は私の一個下で、ゲストハウスとみかん農家をやっているそう(5代目)

西浦みかんの歴史から
今の西浦の現状まで
とてもわかりやすく詳細に教えてくれた

その中で1番心に残ったのが
『農家って職人と同じなんです。
教科書では学べないことを代々受け継いでいく。だから、他のところから来た人に教えるという人は悲しいけどあまりいないので新規就農が難しい地域かもしれない。』
という話だった

自分の家の伝統は、自分の子供に受け継ぎたい
それができないのであれば廃業する
という方が多いそうだ

あぁこうやって日本の伝統は失われていくのかと…少し悲しくなった

私は若い頃、伝統工芸の跡取りとお付き合いをしていたことがあった
若かった私は結婚してその家に入る覚悟はなく
数年お付き合いをしていたが別れを選んだ

彼は今もその業界で若手として活躍している

そういう家に生まれたことで
その伝統を受け継ぐか、受け継がせてくれるか
両者共にみてきているけれど
やはり難しい問題なんだなとよく感じる

私はそういった家柄でもなかったし
勇気がなくて離れてしまったけど
もし今家を継ぐか悩んでいる若者がいるなら
自分が後悔しない方法を選んで欲しいと
願っている

私は外からのサポートしかできない
けど伝統をどうしたら残せるのか
いつも考えているから




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