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みんなも使おう。炎帝型ロストトドロクツキ


1.はじめに

初めまして、ツムギと申します。
仙台で去年の夏頃からポケカを始めたポケカプレイヤーです。

ポケカ履歴書。写真のかわいいねこはMarry (♀)


ポケカを始めてから今まで色々お世話になっていたポケカの店舗が最近閉店してしまい、現在ポケカへのモチベーションがとても下がっています。少しでもモチベupに繋がると思い、最近開催された中規模大会で結果を残せたデッキの記事を作成しました。

こちらが大会の結果です。参加人数は途中ドロップ等もあって正確なものではありません。
2/10(土)シティリーグS3
   →64人中12位
・2/11(日)ポケ堂仙台CS
   →64人中3位


2日間の戦績を累計すると11勝4敗でした。
この2日で数多くの激戦がありましたが、本記事ではデッキの紹介を主としたいため、今回は割愛させていただきたいと思います。

私がいつも使っているデッキは赤入りのロストトドロクツキです。昨年12月に開催されたシティリーグS2ではトドロクツキとかがリザの力で優勝することができたので、レギュレーションの変更後もこの2匹を主軸に頑張ろうと思いこの構築に至りました。

【before】前シティの優勝デッキ。今までありがとう。
【After】今回紹介する新型デッキ。ロストはまだいける。

次章からはこのデッキの構築内容や戦略等について、私の主観がかなり強いとは思いますが、早速触れていきたいと思います。

2.デッキ内容

①ポケモン

キュワワー×4
このデッキの心臓です。
私が半年前の初ジムバで洗礼を受けたカードでもあります。
(ハナエラビイレカエ ハナエラビイレカエ ハナエラビ…)
はなえらびする以外に特に言うことはありません。

ロストに咲く一輪の花、キュアキュワワー

ウッウ×2
このデッキのアタッカーです。
パオジアン、ミライドン、ポケモンVを技2発で倒したいこと、終盤にかじばのいっぱつを撃ちたいことから2枚採用です。
非エク古代勢をワンパンできないのが辛いですが、ルギアデッキのチラチーノや未来バレットデッキの非エクミライドンを倒せるのは嬉しいです。

発音しづらいポケモンランキングTier1

ヤミラミ×1
ジラーチ、ミストエネ、非エクポケモンのHPの増加など、逆風が続いてますがまだまだ現役カードです。
クララが使えなくなり、ロストマインの連発が難しくなりました。
そのため、ロストマイン×2を前提としてダメカンをばら撒くより、ロストマインでたねポケモンを1匹倒しつつ、ヤミラミが倒された後、次出すポケモンの技の射程圏内に入るようにダメカンをばら撒くプランを意識しています。

HP70になってほしい

かがやくリザードン×1
このデッキの絶対的なエースです。
前回のシティリーグでは、数多くのテツノカイナを火葬して優勝に大きく貢献してくれました。
前レギュ終盤から登場した未来・古代のパラドックスポケモンex達は、丁度かえんばくで燃えやすいHPをしています。ポケモンのゲーム版の方ではパラドックスポケモン、追加ダウンロードコンテンツで実装された伝説、準伝説ポケモン達が全て非進化ポケモンだったはずなので、ポケモンexとして新たにカード化追加されても、恐らくほとんどはかがリザで倒しきれるのではないかと予想しています。そのため、今後の活躍にも期待大です。
ヤミラミ同様クララレギュ落ちのため、倒された後の再展開が難しくなりました。これまでは相手サイドが4枚になった時点でミラージュゲート→かえんばくを積極的に狙って行けましたが、現環境ではリザードンはできるだけ温存して、序盤中盤は後述のアタッカーで攻めることを強く意識しました。

キミ本当に非エク?

エンテイV×1
今レギュからの新しいアタッカーです。
HP220までのポケモンを一撃で倒せる可能性がある点、森の封印石を付けれる点、HP230と耐久力がある点から採用しました。特性しゅんそくによるおまけの1ドローも強みです。
頂への雪道が無くなり、特性を止めることができるハバタクカミが注目されているため、それを少ないエネルギーで倒せて、さらに森の封印石でアクロマをサーチ、使い終わった封印石にロストスイーパーを撃つことでキュワワー、ウッウに依存しない攻撃&ロスト溜めの両立が出来るエンテイはかなり優秀だと思います。
さらに、ウッウが苦手とするサーフゴーやHPが高い古代の非エクポケモン達を一撃で倒せる点、倒れた後もかがリザの要求エネを減らしてくれる点、ミラー戦ではウッウの攻撃を2発耐えてくたり、トドロクツキにカラミティストームではなくくるいえぐるを要求させたりなど、まだまだ強い点は語れり尽くせりです。
序盤中盤においては頼もしい存在になりますが、終盤はサイドを2枚取られる負け筋ワンワンと化すため、最後まで場には残したくないカードです。
また、雷型ロストバレットに入っているライコウと役割こそ似ていますが、以下のような差別化点があるため、これらを意識してエンテイが有利に立ち回れるデッキに対して積極的にぶつけるように心がけました。

エンテイができること
・サーフゴーの処理
・アルセウス、ルギア、ミライドン、リザードン(序盤限定)の攻撃を一発耐える。一撃で倒そうとした場合も、火力アップを相手に要求できる。
・非エクトドロクツキのあだうちやばねを中盤までは耐えてくれる。

ライコウができること
・パルキア、ルギア、ピジョットの処理
・場から逃げやすい。

勝ち筋でもあり負け筋

トドロクツキex×1
このデッキの特攻隊長兼フィニッシャーです。
リザードンexやVSTARなどの大型ポケモンに対してミラージュゲートからエネ加速して強引にサイドを取りにいくことができます。
ミストエネルギーの存在がやや怖いですが、序盤中盤のくるいえぐるによる自爆特攻はかがリザのかえんばくの要求エネを減らしてくれて、終盤のくるいえぐるは試合を決めてくれます。
また、対非エクデッキに対しても要求エネの重さとカラミティストームの不安定さに目をつむれば、エンテイ同様に高いHPと打点でサイドレースを有利に進めてくれます。

無限の火力は男のロマン

・マナフィ×1
ゲッコウガやカイオーガのベンチ狙撃をケアします。
なかよしポフィンの登場で、1ターン目以降でも出しやすくなりました。

ベンチをまもるよ

②サポート

アクロマの実験×4
このデッキの心臓です。
強すぎる故に特に言うことはありません。

BWリメイクお願いします

ペパー×2
このデッキの肝です。肝臓です。
デッキの性質上1枚挿しのカードが多いため、その内のどうぐとグッズにアクセス出来る点が非常に優秀です。
森の封印石を経由すれば、全てのカードにアクセスが可能です。トラッシュからエネルギーを付けれなくなった代わりに発動条件が緩くなり、好きなカードを2枚まで持って来れるキバナといった使用感です。
どうぐに関しては、序盤は封印石や緊急ボード、終盤はかじばのいっぱつ、デヴォリューションをサーチします。
グッズに関しては場や手札との相談になりますが、序盤はポフィンやボール系、終盤はミラージュゲート、キャッチャー系のカードをサーチすることが多いです。
後1、先2でアクロマが引けなかった場合、ロストスイーパーとどうぐをサーチしてロストを4枚まで強引に貯めて、ウッウでサイドを取りにいくといった使い方もできます。

意外とロストと相性がいい

ナンジャモ×1、ツツジ×1
手札干渉カードです。
ナンジャモについては、序盤にポケモンの展開やロストスイーパーによるロスト溜めをした後の手札が少ない時にも使う機会があります。
ツツジは終盤、試合をひっくり返す可能性があるキャッチャー系カード、ミラージュゲート、かじばのいっぱつなどを一気に手札に引き込みながら相手への妨害も出来るため、極力ロストゾーンには置かないことを心掛けています。

遊べる8万円札
使いたい時に限って、相手に先に使われるサポートNo.1

ボスの指令×1
後ろのジラーチや育成中のポケモン、弱ったポケモンを呼んで倒します。
はなえらびが3回出来そうな手札であればバトル場のクレッフィ、ハバタクカミを無理矢理どかす目的でも使用します。

私のボスはゲーチスです

③グッズ

ネストボール×4
ボウルタウン、ポフィンで呼べないかがリザ、トドロクツキ、エンテイを優先してサーチします。場にキュワワーやウッウがいない時はやむなくこのカードで展開します。

展開用カードその1

なかよしポフィン×2
キュワワーやマナフィをサーチするカードです。他のたねポケモンは持って来れないこと、ペパーからアクセスできることから、このデッキでは2枚採用でも大丈夫だと思います。

展開用カードその2

ヒスイのヘビーボール×1
1枚挿しのカードが多いこのデッキでは、たねポケモンのサイド落ちリスクをケアしてくれます。
また、初手にあるとサイド落ちカードを直ぐに確認できることから、試合のプランを早期段階で立てやすくなります。たねポケモンが当たらなくても対戦中の思考時間を減らしてくれる、脳に優しいカードです。

いつもお世話になっております

ミラージュゲート×4
キバナ、クララがレギュ落ちしたため、トラッシュから場へのエネルギー供給が困難になりました。そのため、山札からエネルギーを供給できるこのカードは4枚必須です。

ロストを使う最大の理由

いれかえカート×4
はなえらびの回転率を上げるため4枚採用です。デッキ内は全てたねポケモンのため、ダメカン回復効果の恩恵を平等に受けられます。
また、対ロストデッキでは相手ヤミラミのロストマインに対してこの回復でサイドプランを崩せることもあるため、ジラーチは不採用にしています。

キュワワーをよく引きずり回します

ポケモンいれかえ×3
ジェットエネルギーとどちらが良いかかなり悩んだカードです。
ジェットエネルギーは緊急ボードとの噛み合いが悪く、自分で展開したシンオウ神殿が残ってしまった際にプレミをしそうだったことと、ポケモンいれかえは相手のポケストップで拾える可能性があることから、最終的にはこちらを採用しました。ただ、ジェットエネルギーもビワや野盗三姉妹を回避出来る(ただしシンオウ神殿がキツい)というメリットがあるため、今度の環境次第で変更の余地は十分あります。

5枚目以降のいれかえカート

ロストスイーパー×2
エーススペックやブーストエナジーなどの強いポケモンのどうぐがたくさん登場したため、現環境ではほぼ必須カードだと思っています。自分側の不要などうぐやスタジアムをロストに送る用に1枚、相手に使う用で1枚の計2枚採用としていますが、出来れば予備としてもう1枚は入れたいカードです。
このカードの採用枚数が多いほど、古代系デッキへの抵抗力が上がると個人的には思っています。

溢れ出るひみつどうぐ感

すごいつりざお×3
赤入りのロストツキには2枚採用が丁度いいかなと感じましたが、クララが抜けた穴埋めとして1枚増やして、3枚採用としています。

お願いクララ戻ってきて…

プライムキャッチャー×1
このデッキに入れない理由はないです。
後ろのポケモンを呼びながら、クレッフィ、ハバタクカミをバトル場どかし、さらにいれかえカートを温存出来るため、ボスの指令+あなぬけのひも+ポケモンいれかえの3枚を融合させた最強カードです。
しかもペパー、ツツジ、アクロマ、ナンジャモから繋がるのも非常に優秀です。

時にはボス、時にはひも

カウンターキャッチャー×1
トドロクツキ、パオジアン、ミライドンなどのサイドを先行してくるデッキに対して使います。
相手のデッキによってはこちらからサイドを積極的に取りに行くため、使う機会が限られる点や、呼び出し系カードはボスの指令やプライムキャッチャーもある点、ペパーでサーチ出来る点から、1枚採用で十分だと思います。

メガホンレーザー

④ポケモンのどうぐ

森の封印石×1
序盤はエンテイに付けてアクロマやポフィンなどをサーチしつつ、ロストスイーパーを当てることでロストを増やします。
また、エンテイ&封印石を終盤まで温存出来れば、試合を動かすカードにアクセスできます。しかし、エンテイを出したターンで試合を決めきれない場合、サイドを2枚を取られる負け筋が付きまとうため、注意が必要です。

特級呪物、ピジョットexなりきりセット

緊急ボード×1
キュワワーにつけることで自分だけビーチコート状態になります。これによりビーチコートをミライドンやロストミラーで悪用されなくなりました。
どうぐを剥がせるメジャーな手段がロストスイーパー一択の現環境では、相手に処理されても最悪ロストが1枚溜まります。
ペパーでアクセス出来るため1枚採用です。

下の効果つかったやついる?いねえよなぁ!

わざマシン デヴォリューション×1
ヤミラミとのコンボでサイドの複数取りを狙います。リザードンデッキ、パオジアンデッキなどに対して有効です。
かえんばくを耐えたVSTARポケモンがベンチに逃げた時、この技で退化させてサイドを2枚取りにいくこともあります。相手ベンチにジラーチがいて、ボスの指令やキャッチャー系カードが手札にない時でもサイドを取れるため、覚えておくと便利です。

退化方法はおそらくBボタン連打

わざマシン かじばのいっぱつ×1
このデッキの最終兵器です。このカードを重ねたウッウはウッウVSTARへと進化して、ロストインパクト級の火力でほぼ全てポケモンを一撃で倒し、試合を終わらせます。
序盤戦と終盤戦で技が変わるのが、ブリーチの始解&卍解みたいでとてもオサレです。
アルギラやルギアなどのVSTARデッキが流行るほど、需要が高まる1枚です。
リザードンex等の2進化ポケモンexに対しては、前ターンにヤミラミでダメカンを調整しつつ、この技でフィニッシュします。
ヤミラミによるダメカン調整が出来なくても、ペパーやツツジからキャッチャー系カードとこのどうぐを持ってきて、後ろのポケモンV、ポケモンexを倒すことも可能なため正に切り札と言えるでしょう。
ウッウだけではなく、リザードンもエネ0でこの技を撃てるほか、エネルギー手張り+ミラージュゲートで理論上はデッキ内の全てのポケモンがこの技を使用可能です。
ミストエネルギーによってくるいえぐるが通りづらい現環境では、極力山札に優先的に残したいカードです。

ウッウ「卍解、火事場ノ壱発」

⑤スタジアム

ボウルタウン×2
キュワワー、ウッウ、マナフィを場の状況を見ながらサーチします。終盤はヤミラミをサーチする役割も果たしてくれます。

展開用カードその3

シンオウ神殿×1
ミストエネルギーがついたリザードンやルギア、ヌメルゴンをくるいえぐるで強行突破したいため採用しました。ヤミラミのロストマインも有効となるので、後続のかじばのいっぱつやかえんばくと併せて倒すプランを通しやすくなります。
また、ルギアデッキは手札補充をギフトエネルギーに依存しがちなため、ツツジと併せて使用することで、手札を細くして逆転のチャンスを作ってくれます。
他にはアルセウス、ヒスイゾロアーク、イダイナキバLOなどの特殊エネルギーへの依存度が高いデッキに対する時間稼ぎとしても有効だと思います。刺さらないデッキに対してはカラミティストームやロストスイーパーのコストにすれば良いと思います。
特殊エネルギー対策としてピーニャの採用も考えましたが、サポート権を使いたくないため、今回はこちらを採用しました。

ミストエネルギーを許すな

⑥エネルギー

炎×3、悪×3、超×2
基本エネルギーは合計8枚で回しています。つりざお3枚採用のため、ロストゾーンにエネを沢山送らない限り、エネ不足になることはあまりないです。エンテイの採用により炎エネルギーの必要性が上がり、トドロクツキはくるいえぐるの通りが少し悪くなったので、炎3、悪3の配分にしています。

かえんばく
くるいえぐる
かいてんアタック
ロストマイン

※番外編(採用候補だったカードたち)

ピーニャ
ルギア相手にこのカードを入れて何度か練習させてもらいましたが、1度も使えませんでした。序盤はアクロマ、終盤はツツジ、ペパーと他に使いたいサポートが多すぎます。練習では自分のロストスイーパーで封印石と一緒にロストゾーンの向こう側へ何度も消えていきました。誰か使い方が上手な方がいましたら教えて下さい。強いカードだとは思いますが、私には荷が重いです。

誇れ。オマエは強い。

ジェットエネルギー
上述の通り、ポケモンいれかえとの選択枠です。

イラストの躍動感

メテノ
ばつぐんグラスを付けた状態でテツノカイナを、素の状態でもカビゴンを一撃で倒すことができます。
ロストが苦手とするルギアデッキのカビゴンとLOデッキのカビゴンはこれ1匹で対策可能です。
テツノカイナはこれまではかがリザのワンオペ激務で対処していましたが、前述した通りクララレギュ落ちでかえんばくを連発しづらくなったことから、カイナ1匹はこのポケモンで相手をしてもらうことを先ず考えました。
なかよしポフィンの登場で、1ターン目以降でも出しやすくなったのも評価点です。
しかし、リザードンデッキが増えたことでミライドンデッキのシェア率が減ったこと、パオジアンデッキに入っているテツノカイナは技の起動が本家よりワンテンポ遅いことからテツノカイナへの警戒は緩めても良いと判断しました。
カビゴンについても、LOに対してはいれかえ系カードが豊富なためデッキ単位で十分対抗できること、ルギアデッキのカビゴンはエンテイで処理できるし、アタッカーはチラチーノがメインになりつつあるため、こちらも警戒は緩めました。
上記に加えてメテノは逃げエネ2と地味に重く、スタート時に前にいると色々と困ることから、最終的には不採用としました。

近いうちにまた使いそう

ばつぐんグラス
メテノに付けてテツノカイナ、ビッパ、ビーダル、勇気のお守り付きカビゴンを一撃で倒します。アルセウスVにも120ダメージを与えられるので、進化されなければ2発で倒せる可能性があります。
刺さらない相手に対しては基本的にはロストスイーパーのコストになります。
メテノと同様に今回は採用しませんでした。

バレットデッキならではの1枚

トロピウス
上技のまきかえすは2エネ+条件付きで120ダメージを出せます。弱点を突くことでトドロクツキ、ばつぐんグラスをつけることでさらにはリザードンまでワンパンできる高い火力が魅力です。ばつぐんグラスをメテノと共有できる優秀なアタッカーです。
唯一欠点を上げるとしたら、このカードはEレギュらしいです。
温泉に浸かりながらシティ用のデッキ構築を考えていた際、絶対に増えるであろうリザードン対策としてこのカードに可能性を感じ、急いで湯船から上がりスマホで調べたところ、なんとEレギュのカードであるということが発覚しました。
この事実を受け入れた私は、また温泉に入り直しました。

入浴時間を返せ

3.戦い方

①先攻後攻

前レギュではトドロクツキやミライドン等の後1から積極的にサイドを取ってくるデッキのシェアが一定数あったことから、こちらも後攻を選ぶことでサポート使用回数増やす&ロストを最速で貯めてかえんばくによるカウンター狙いを意識していました。
しかし、今レギュの使用デッキの傾向は今のところリザードン、パオジアン、アルギラなど基本的に先攻で強いものが流行っていると思ったため、それらのデッキに先攻を渡さない為にこちらも先攻を選ぶようにします。
ただ、後攻の場合もはなえらびとアクロマ、もしくはペパーを使うことでウッウで攻撃できるため、先後による有利不利はあまりないと思いました。

②序盤の盤面展開

前レギュはバトルVIPパスでロスバレデッキの全てをポケモンを持って来れましたが、今レギュではそう上手くは行きません。
1ターン目の盤面としてはキュワワー2匹、ウッウ1匹を目標に、ポフィン、ボウルタウンを駆使して展開を行います。ゲッコウガが入ってそうなデッキであればマナフィ、森の封印石が手札にある場合や相手ポケモンが非エク古代の場合は最優先でエンテイを準備します。
序盤にネストボールを使いすぎると、終盤トドロクツキ、かがリザのルール持ちアタッカー達の復活が難しくなるので序盤は不用意に使いすぎず、枚数管理に気を配る必要があります。

③アタッカーの役割

試合中はもっと考えていることはありますが、ざっくり言うと相手ポケモンの残りHPに合わせてアタッカーを後出しでぶつける戦い方が基本です。
HP110以下 
→ウッウ
HP120~220
→エンテイ、トドロクツキ
HP230~250
→かがリザ
それ以上
→トドロクツキ、ウッウ+かがリザのセット

極端な話、トドロクツキのくるいえぐるとカラミティストームがあれば大体のポケモンは一撃で倒せますが、どちらもクセの強い技のため過信はせずに、上のような役割分担を常に意識しています。
ヤミラミはたねポケモンを1匹倒しつつ、ダメカンをばらまいて後続アタッカーのダメージ圏内まで削ったり、相手ベンチで必死に働くビーダルにダメカンを全乗せすることでトラッシュで休ませてあげる役割があります。

④サイドプランと終盤の詰め

サイドの取り方はウッウで1枚、トドロクツキまたはエンテイで2枚取るのがよくあるパターンです。残り3枚の取り方については色々なケースがありますが、ヤミラミで1枚&ダメカン調整、かがリザまたはウッウVSTARで2枚を取りきる展開が多いです。相手のデッキタイプによってはかがリザ、トドロクツキとエネルギーをつりざおで戻して使い回すことにより、1匹のポケモンでサイドを3~4枚取りに行きます。

たねexデッキ→かがリザを2回通す
リザードン、VSTARデッキ→トドロクツキを2回通す

試合終盤に山札と手札に残しておきたいカードは、ミラージュゲート、つりざお、ネストボール、プライム(カウンター)キャッチャー、ボス、ペパー、ツツジ、わざマシン2種、エネルギー1~2枚です。いれかえ系カードは場のキュワワーの枚数分は確保しておきたいです。もし山にあればツツジのドローで引いた後にキュワワーでさらにドローサポートが可能です。
序盤中盤にかけて行われるはなえらび&アクロマのデッキ圧縮により、山札の内容が上のカードが多く含まれた状態まで持ち込みます。
終盤はこの山札からはなえらび、ペパー、ツツジを駆使することにより必要カードをかき集め、一気に試合を終わらせるプレイングを心がけます。

対リザードンデッキを例に挙げると、

⑴バトル場にリザードンがいる
→つりざお→ネストボール→トドロクツキ→エネルギー手張り→ミラージュゲート→くるいえぐるでフィニッシュ

⑵バトル場にリザードン、ベンチにピジョットかロトムかネオラントがいる
→ペパー→プライム(カウンター)キャッチャー→ウッウ→わざマシンかじばのいっぱつでフィニッシュ

かじばのいっぱつ、カウンターキャッチャーは使用タイミングが限られるため、状況によっては相手にサイドを先行させる立ち回りも必要となってきます。

1番最悪な盤面は⑴のケースで相手ベンチにポケモンV、exが0匹でさらにリザードンにミストエネルギーが貼ってあり、ダメージなしの状態ですが、そこからでも⑴の必要カード+シンオウ神殿による逆転の目を残せるのがこのデッキの強みです。

⑤デッキ相性

基本的にほとんどの環境デッキ対して広く薄くメタを張っているため、特定のデッキに対して極端に有利というデッキではないと思います。
ただ強いて言えば、いれかえ系のカードをほかのデッキより多く採用しており、エンテイが序盤から中打点を出せることから、LO系のデッキに対しては多少は有利だと考えています。(公式戦でのマッチングはまだ0ですが)
逆に非エク主体の古代デッキの相手は苦手です。ウッウで倒せるポケモンがおらず、ロストもハバタクカミによる妨害で溜まりづらいため、かなりの苦戦が強いられます。対策はエンテイVの項目で解説したように封印石、ロストスイーパーを駆使し、ロストを最速で7枚まで溜められるように上手く立ち回ります。
じゃんけんに勝って先攻を選び、かつエンテイに1ターン目にエネルギーを手張りが出来た時点で、ようやく五分の勝負になると思います。

4.おわりに

ロストバレット系デッキの良い点は相手視点からはどのカードが何枚入っているか分からないため、いつ何を仕掛けてくるか予想しづらい不気味さがあること、環境に合わせたカスタマイズ性能が高いことだと思います。
一方で1枚挿しのカードが多く、理想ムーブの再現性が低いことから、1試合ごとに違う立ち回りをするためのアドリブ力が要求されます。ポケカを本格的に初めて約半年が経ち、そのうち約7割くらいはロストデッキを使っていましたが、自分はまだまだ全然練度が足りず、とても奥が深いデッキタイプだと改めて気付かされました。
今回はこれまで愛用していた赤月ロストにエンテイ組み込むことで、封印石による安定感や非エクデッキに対するアプローチ手段を得られましたが、一方で場に残ったエンテイが狙われることで、サイドを一気に取られづらいというロストバレットの持ち味が消えてしまうという課題がシティリーグとSENDAI CSを通して浮き彫りになりました。今後もしばらくはこのデッキを使い続けて、6月開催のJCSまで最善の立ち回りを模索していきたいと思います。

30を過ぎた今でもまだまだ熱くなれる、そんなポケカはやはり最高です。

同じロスト使いの方々でここはこうした方がいいなどのアドバイスがございましたら、是非是非よろしくお願いします。

私のXのアカウントです→ツムギ

レギュレーションが変わって次の環境どのデッキを使おうか悩んでいる方にもおすすめです。多少練習は必要ですが先攻後攻どちらを選んでも戦えて、苦手も比較的少ない楽しいデッキだと思います。

ここまでご愛読いただき、ありがとうございました。

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