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弘前さくら祭りにフライング

木版画を始めてから、色々な作家さんを調べて「花松あゆみさん」という木ではないが、ゴム板で版画を作っている方を見つけた
一色刷りなのに、構成や見せ方がとてもよくてぐっと世界に入り込んでしまう
装丁も多く手掛けているので1度は見たことがあると思われる
花松さんの展示が弘前で開かれていると流れてきたので、これは行かねばと青森駅から快速へ乗り込む
意外とその距離は近く、一時間かからずに到着した土地は少し気温が暖かく感じた

壁面はこぎんさしの模様
つがるのねこでつがにゃん

弘前で有名なものを食べようと考えたが、なんせ食べきれる体力がない
イトーヨーカドーさんの全国展開、老若男女が楽しめるポッポにお世話になり、定番のバナナチョコ生クリームでお腹を満たす
その後、展示されている場所で花松さんの新作に出会う
テーマは「LETTERS」
切手、便箋などにまつわる作品が飾られていて、シンプルイズベスト
いつかこんな作品作ってみたいなと思う


STABLES
ポストカードを購入したら便箋1枚頂きました

さて、目的は達成したが弘前といえば弘前城、もう少しでさくら祭りの開催です

あまり景色に感動しない母親が
「あんた、弘前城の桜は素晴らしかったわよ 花筏に、遠くに見える岩木山 あんなきれいな場所はないわね」
と、旅のあとに話していたので、さぞかしきれいなんだろう、じゃあ弘前城行かねばと、徒歩30分の道を歩く
青森でも思ったけど、弘前もコーヒー屋が多い
どこから来た文化なのかな?
タイミング合わずに1度も入れなかったけど
ようやく城に到着する頃には着ていた上着を脱ぎ、心地よい汗がにじんでいた

ここまで来たのにお金払わずに城に入らないってケチることないよねって1人言い聞かせ、城の近くまで行くと「冬季無料」の文字 
高いところまで行けば、遠くにしか見えなかった岩木山が見えると思っていたので、それはそれはありがたき案件
そのまま二の丸を過ぎたところで、親切な方に話しかけられ
「写真撮りましょうか?」
迷う隙を与えず、入り込んでくるあの話術のタイミングは神がかり、写真を撮ってもらうことにした
城と私のピースと
そして木の説明もしてくれて、ガイドがいるといないとではこんなに見方が変わるのかと、二倍増し

きっと、さくらとお城でいいアングルなんだろうな
御滝桜と棟方志功が名付ける

無料でしたが天守閣には入れず
だけど高台にあがった場所から見る岩木山はこの旅で最接近し、なんか旅の〆だなーと思う

みんな大好き岩木山

その広場にはオカリナよりも高い音色の何かを奏でている人がいた
ドラえもんやらアンパンマンマーチやらりんごの花やらさまざまな曲をメドレーで
(聞いたことある人は  はい、タケコプターのところが何度も聞きたくなりますよね?と盛り上がりたい)
音楽と遠くの山々ととても不思議な空間だった
お城だけど、みんなの憩いの場所になっている

青森では寒いと感じていたが、弘前では暖かかったので、ベンチに座りながらゆったりと過ごす
城内は木を剪定していたり、砂を掃いたりさくら祭りの準備をしている人たちが多かった
芽も息吹いていない、かなりフライングなさくら祭り
棟方志功は生前さくら祭りのポスターも描いていたそう
とても精力的な人なんだろうな
エネルギーがある
私もいつかそんな作品、作れるといいな

3月制作  チューリップ

今回の旅はちょっと木版画から遠ざかっている私に、ちょっと創作意欲を与えてくれた旅になった
そんな目的じゃなくても、きっと欲しいと思っている力を与えてくれるのが旅なのかもしれない!

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