見出し画像

スプシ|SPLIT|カンマで区切られたcsvを集計するためには【動画あり】

「――集計とは、必ずしも美しく整えられた明細を起点とするわけではない―」

1セルに1データが格納されている、なんて実はレアだということは、意外と知られていません。

都道府県と市区町村を分割したり、姓と名を分割したりするのに様々な苦労をする前に、SPLITを使ってみましょう。

00|SPLITの実際の動作【動画】

あなたのやりたいことはこちら↓でしょうか?「これだ!」と思ったら続きを読んでみてください。

01|SPLITはどんなときに役に立つのか?

スプレッドシートを使っていて実際にこんなケースでお困りになったことはありませんか?

・データをCSV形式で出力したものの、1つのセルに数値が,(カンマ)で区切られて入っている
1つのセルに長い文章が書かれており”、”や”。”のような特定の文字で別々のセルに区切りたい

SPLITとは、セル内の文字列を、特定の文字や記号で区切ったうえで、複数のセルに分けて表示するために用いられる関数です。

02|SPLITの使い方の解説・手順

SPLITの構文はこちら。

=SPLIT(テキスト,区切り文字,[各文字での分割],[空のテキストを削除])
引数の解説
テキスト
→分割したいセルを指定。
区切り文字→分割する基準とする文字・記号
[各文字での分割]省略可能。TRUEかFALSEを入力。区切り文字が2文字以上連続して文章に現れた場合、入力されている区切り文字をそれぞれが区切り文字と見なすか(TRUE)、1つの単語とみなすか(FALSE)設定する
[空のテキストを削除]省略可能。TRUEかFALSEを入力。区切り文字が文章内に連続して出現した場合、1文字とみなすか(TRUE)、間に空白があるとみなすか(FALSE)を設定する

それでは手順です。

① 分割したいセルを指定

分割したいセルを指定します。または、文字列を”文字列”とダブルクオーテーションで囲う形でもOKです(←ほぼ使わない)

② 区切り文字の設定

次に、この文字が現れたら次のセルに区切るための、基準とする文字あるいは記号を”文字列”(ダブルクオーテーション)の形で入力します。

なお、区切り文字は消されてしまうため、ご注意ください。

03|SPLITの少し応用した使い方

記号でなく文字で区切る(例:都道府県で区切りたい場合)

区切り文字に”都道府県”と入力すると、都・道・府・県それぞれ独立した区切り文字だと認識されて区切られます。

はい、つまり京都府は都と府と両方で区切られます。

その場合、REGEXMATCHという関数を以下のようにIFも併せて組み合わせます。これで、京都府が含まれる場合は”府”だけで区切り、その他の場合は”都道府県”で区切ることが可能です。

=IF(REGEXMATCH(A3,"京都府"),SPLIT(A3,"府"),SPLIT(A3,"都道府県"))

ご参考にしてみてください

おまけ|”テキストを列に分割”コマンドも合わせて使おう

ちなみに、1度だけ分割出来ればいいなら、動画でもご紹介の通り、「データ→テキストを列に分割」で簡単に区切ることが出来ますので、併せて使ってみてください。

よかったら他の記事もどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?